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「自分が変わると負け」という心理について
いつもお世話になっております。 一つ疑問に思った事があります。 【質問内容】 「自分が変わる事は負けである」という幼想の心理を改善するには、やはり自分自身で変えていくしか方法はないのでしょうか? 【質問の背景】 「自分が変わろうとすると負けだからイヤ!」と思われる方をよく見掛けます。かつては私も「うつ病」を経験して、精神科医の先生から治療を受けて分かったことなのですが、それは自分勝手な誤解であることが判明しました。それからは、ありのままの自分を受け入れるようになり、子供の頃と同様に変わることに対して抵抗を持たなくなりました。 おそらく、「変わるのは負け」と思う背景には自分自身の無力感を味わいたくないからだと思いますが、その人が持っている「価値観」「人生経験」「自己正当化」「自分自身を『敵』だと思っている」など、色んな心理が考えられます。 心理学で「変わらないのは他人と過去・変わるのは自分と未来」ということを聞いた事があるため、とても気になりました。 以上、御回答よろしくお願い致します。
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もしかしたら、なのですが、 「人間の性格は絶対に変わらない。精神科などで性格を変えようとするのは人権侵害だ」 と仰っていた回答者の方を見ましたが、そんな感じでしょうか? 或いは又、「お殿様」のような人は、リアルでも回答者でも見かけたことがあります。 以下に書きました。そんな感じでしょうか? http://oshiete1.goo.ne.jp/qa5162232.html 回答番号:No.2の中頃 だとしたら、勝ち負けというより、恐怖かも知れません。 何か絶対的な基準のようなものが変更されることが、とても怖いというような…。 そういう何か、生存のための防衛本能のようなものが、生まれつき強いタイプの人なのかも知れません。 >変わらないのは他人と過去・変わるのは自分と未来 「自分の性格は変わらない」と捉えるなら、それはそれでいいかも知れません。 森田療法などでは「変わらないけど変わった」というような、矛盾した言葉があります。 それこそ悟った人の言葉だと。西田幾多郎の「絶対矛盾的自己同一」も同じ意だ、と。 「不安だが、不安でない」。それは不安の中に入り切った心です。 不安を外から見ていて、それを取り除こうとすれば、それは間違いです。 取り除くことなどできませんし、そんな必要もない。逆に不安がなくなれば車に轢かれます。 不潔なものを食べたりしてしまいます。仕事で準備もせずに大失敗もするでしょう。 不安を車だと考えれば、イメージできるかも知れません。 車から降りて、少し離れたところから車を見ている。そしてこの車をなくそうとしている。 しかし不安たる「車」がなければ、人生の旅は続けられません。 だから車に乗る。運転席に座る。すると、車がどういうカタチをしたものなのか、 ハッキリと分からなくなります。不安の中に入りきった状態です。 不安は、あるけどない。矛盾した状態になります。 車はある。でもそれに乗っているから、あるのだけれど、それがどんなカタチなのか分からない。 そして「車」というものを意識もしない。目はただひたすら前の景色を見ている。 ひたすら目的地を目指して人生の旅をひた走る。すると車は無いも同然です。意識から落ちます。 しかして実は、車はなくなったわけではない。自分がそれに乗って走っているのです。 今になり切るのです。不安なら不安。不安になり切るのです。そしたら不安はなくなります。 あってもなくなります。そのままです。今になり切って一生懸命生きるだけです。 そうなれば、別に「不安を感じる性格」は変わらなくてもよいのです。 返って不安を感じた方が慎重な人間でいられます。不安は勝手に活きているのです。
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- formidable
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他人は変えられますし、過去の事実は不変ですが 過去の認識のし方は変えることができ、結果、 違った過去にすることも可能です。 アナタさまの貴重なご体験を、 その、よく見かける人に敷衍して 頑ななハ~トを溶かしてあげましょう。 しかし、実に不思議なことに、アナタさまが、よく見かけるという 自身を変えたら負けという考えの人に 私は1度もお会いしたことがございません。なぜなのでしょうね。 アナタさまは、これまでに、そうした人に何人くらい会いましたか。 [補足]してくださいませんか。 他人を変えることで成立している職業が諸種あります。 ちょっと考えてみてください。
補足
御回答ありがとうございます。 なるほど、formidable様は「他人も過去も変えられる」ということを仰りたいわけですね。他人を変えられる方法としては、色んな方法で押し広げてあげることによって変わるということですね。 正確な人数までは把握しておりませんが、「自信を変えたら負け」と考えている人は数多く見掛けております。それは行動・口調・態度を見れば分かります。『「希望を語っているか」「不満ばかりを語っているか」』・「責任があるかないか」で見分けられます。(もちろん、私達は人間ですから不満を語らないのは困難です) また、「他人は変わる」というのは表面上のことであると私は思います。その証拠に、他人に主観的なアドバイスをしたり自分の価値観を押しつけても「心を閉ざす」可能性があるからです。なぜなら、相手と自分とでは、性格・価値観・歩んできた人生の道・考え方などが、皆異なるからです。 実は、心理カウンセラーでさえも相談者にアドバイスや価値観を押し付けません。相談者のお話を徹底的に聞いております。(私もこの事を聞いた時には大変驚きました)。この方法は、カウンセラーの父と呼ばれる心理学者C.R.ロジャーズ氏の手法です。これは、相談者が悩み等を話す事によって頭の中がスッキリし、自分なりの解決方法を見つけるという手法です。つまり、問題を解決するのはカウンセラーではなく相談者自身です。 一部余談になってしまいましたが、参考にして頂けると幸いです。
- psfa_mig
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社会が全く変化しなかったら、上手くいっている自分を変えなくてもいいと思います。 でも、社会が変化しているのにそれに適応せずに変わると負けと意地を張ることにメリットを全く感じないと思うと、変わることがとても合理的だと考えられるようになるんじゃないでしょうか。 あまりたいした失敗もせずにチヤホヤされて育ってしまった人や、運良く成功体験を連続で積んできた人は、変えると負けって思ってる人が多いかもしれませんね。 高度成長期まっただ中で生活してた人はかなり頑固者が多いですよね。 当時と社会が変わってるのに当時と一緒のやり方をしたがります。 多分答えは自分でしか変えられないんでしょうけど、決め手は視野の広さだと思いますよ。 視野が狭い人は周囲や社会の変化に鈍感ですから変える意味が見いだせないですし、変えるのに使う労力と変えたことによって得られる利益が分ってないか理解できていないのではないでしょうか。 視野が広い人は傾向として自分を変えることによって得られる利益が割と見えてる人ですよね。 世間の評判として考えても、変わるのが負けって考えてる人って幼稚で子供だとみられることが多いと思いませんか?
お礼
御回答ありがとうございます。 仰る通り、現実が上手く行っていれば変わる必要はございません。 また、挫折をあまり経験した事がない方や中高年の方によく見られるケースであると私も考えております。
お礼
御回答ありがとうございました。 せっかく回答して下さったのにも関わらず、お礼が大変遅くなってしまいまして、申し訳ございません。 言われてみれば、確かに森田療法についても考えられますね。見落しておりました。