• 締切済み

歌舞伎『お江戸みやげ』

歌舞伎初心者です。 『お江戸みやげ』のラストシーンで、 阪東栄紫がお辻に袖口から布を破って渡していましたが、 それはどういう意味合いがあるのか、ずっと気になっています。 歌舞伎の詳しい方、お教え願います。

noname#103916
noname#103916

みんなの回答

  • ko-kyo1
  • ベストアンサー率0% (0/0)
回答No.2

形見に又は固めの印に、襦袢の片袖を渡したのだと思います。もしくはまた出会ったときの目印に。 昔の人はロマンチックですよね。

noname#103916
質問者

お礼

お礼が遅くなりまして、すみません。 情報が溢れている今では考えられない表現ですね!?

回答No.1

袖口から破った布は、襦袢の袖です。襦袢というのは下着ですから、下着の一部を異性に渡したことになります。 ちょっとエッチなかんじですよね。 今でも、タレントさんが、着ているTシャツを脱いでファンにあげたら大喜びされると思います。似たようなかんじです。 また、「袖」については、昔(平安時代)は着ていた着物をお互い脱いで重ねておふとんにして、その上でエッチしました。 「袖を重ねる」=恋人としての情を交わす というようなニュアンスも生まれます。 歌舞伎ですと、時代物になりますが、「弁慶上使(べんけいじょうし)」という舞台で、若い頃の弁慶が見知らぬ娘を一夜を共にし、別れ際に娘は弁慶(若いので美少年)の袖を破きます。 これをずっと自分の襦袢の袖として持っていたことで、娘は弁慶と20年ぶりに再会する、という部分があります。 こちらに解説があります。 http://blog.goo.ne.jp/yokikotokiku/e/eee6b97eba0c07fdaa583616dcfe8a5b また、「夏祭浪花鑑(なつまつり なにわかがみ)」では、友情の証としてお互いの浴衣の袖を破って交換する、という場面があります。 全体に、着ているもの=本人の分身であるという前提があり、しかし着物を丸々渡すのが難しい状況において、着物の一部であり、比較的取り外しやすい「袖」を、着物の代わりに渡す、ということだと思います。 というわけで、栄紫が自分のファンであり、スポンサーであるお辻さんに袖をやぶって渡すことで、「あなたにも気持ちがあるよ」と夢を見せてくれたわけです。 もちろんそれはただの夢で、お辻さんは騙されているわけですが、それでもただだまされるよりは「袖」という「形のあるもの」を受け取ったことで、お辻さんは夢を見続けることができるのです。 そういうあざとい、芝居がかった方法で、自分を傷つけずに「いい思い出」を与えてくれた栄紫に、お辻さんは恋愛感情を超えた、プロの役者に対するリスペクトを込めて、ファンとして、最後は屋号を呼んで送り出した、ということだと思います。

参考URL:
http://yokikotokiku.hp.infoseek.co.jp/kabuki.html
noname#103916
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 詳しく教えて頂いたおかげで、スッキリしました。 今度再演された時は、また違う観方ができそうです!

関連するQ&A

  • 初めて歌舞伎に行くのに用意は??

    以前から歌舞伎に興味があり、まだチケットが余っているということで、9月に行われる中村勘三郎さんの「赤坂大歌舞伎」に行ってみようかと考えています。 しかし、私は一度も歌舞伎を観にいったことがありません。 演目は、「江戸みやげ 狐狸狐狸ばなし」と「棒しばり」ということですが、初心者の私でも楽しめますでしょうか。 公演に行く前に何か予習のようなものはしておいた方がいいのですか?? また、何時間ほどの公演なのかがわからないのですが、わかる方がいれば教えて下さい。 他にも何かアドバイスがあればよろしくおねがいします。

  • 歌舞伎の将来について

     昨年末、中村勘三郎さんが亡くなられた時にNHK教育の追悼番組で、勘三郎主演の「髪結新三」を見ました。  新三の髪結いの所作、手代忠七とのやりとり、弥太五郎源七とのやりとり、また家主長兵衛とのやりとりなど、歌舞伎を長時間見たのはこれが初めてだったのですが、中村勘三郎の死が惜しまれた意味が分かりました。  でも気になったのが、セリフが半分くらいしか理解出来なかったことです。自分が関西人のせいもあるかも知れませんが、江戸言葉が聞き取れませんでした。勿論大筋では意味は分かるのですが…。  また劇の背景に流れる長唄に至っては最後まで全く分かりませんでした。(上方歌舞伎の浄瑠璃もそうですけど)  今はHDDレコーダーという便利な物があるので、聞き取れなかったところを繰り返し再生が出来ますが、仮に歌舞伎座のような場所で初めて鑑賞する場合、劇の流れや登場人物を事前に勉強しておかねば、楽しめないのではと思いました。  ネットなどで調べたところ、この「髪結新三」は明治に入ってから創られたお芝居だそうです。歌舞伎の場合、有名な歌舞伎十八番を始め多くの演目が江戸時代の作品でセリフもその当時の言葉遣いそのまま。  あと50年もすれば、ほんの一握りの日本人しか理解できない劇にならないか心配です。  それと勘三郎さんのプロダクションのHPから、歌舞伎公演の入場料を見たのですが、最低でも5000円くらい、高い席は3万円近くします。    同じ頃に発生したと思われる人形浄瑠璃は国や自治体から補助金を貰って、辛うじて続いていますが、歌舞伎も現在既に大衆の娯楽とは言い難いと思います。  果たして歌舞伎に将来はあるのでしょうか?  歌舞伎は初心者です。歌舞伎の将来のことを考えると分からないのですぐに涙が出ます(ほぼ毎日)。  始めの30分位は歌舞伎の将来のことを思い出して泣いているのですが(酷い時は過呼吸も併発します)気が付くと凄く悲しい気持ちになり1-2時間位泣いています。  その間、何も手に付かず、何も考えられません。 悲しい感情を全くセーブ出来ないのです  頭の中は真っ白で、何が悲しいのかわからないけど、悲しくて涙が溢れてきます。泣いている間は自分じゃないみたいです。

  • 垂れ髪→結い髪 移行理由は歌舞伎だけ?

    こんにちは。 江戸初期頃に女性の髪形は垂れ髪からいわゆる日本髪に移行しますよね。あのきっかけは何かご存知の方はいらっしゃいますか。 自分なりに調べたところ、歌舞伎役者が考案者で歌舞伎人気とともにひろまったとありますが、それだけで全日本人女性の髪形がかわってしまうのがなんとなく不思議で・・。 もし歌舞伎だけが発祥として、町娘たちだけでなく御殿女中たちも歌舞伎をみて「きゃ~、あの髪型素敵!やりたい!」って一気にひろまるのでしょうか??それをミーハーととめる年配の方などはいなかったのか?? 気になって、戦国~江戸初期の時代劇(「春日局」「大奥」とか)を見てても、ある時から突然結い上げていて、それには何もふれてくれない(^^; たわいもないことなのですが妙に気になってしまって。 どなたか教えて下さい。 ちなみに「おすべらかし」は誰が考えたのでしょうか。あれも歌舞伎役者なのかな・・。

  • 歌舞伎に将来はあるのか?

     先日、市川團十郎さんが亡くなられた時にNHK教育の追悼番組で、團十郎主演の「勧進帳」と「暫」を見ました。  勧進帳は字幕入りでしたので、役者のセリフや長唄の内容もよく分かり、話の筋もよく分かりました。  一方の暫の方字幕がなかったので、セリフや長唄の内容が全く分からなかったし、肝心の話の筋も何となくですが、悪党共が善人を処刑?しようとした所に主人公が「しばらく、しばらく」と割って入り悪党共を懲らしめる様な話かなぁと言った程度にしか分かりませんでした。  字幕がなければセリフも筋もほとんど理解出来ません。自分が関西人のせいもあるかも知れませんが、江戸言葉が聞き取れませんでした。勿論大筋では意味は分かるのですが…。  劇の背景に流れる長唄に至っては最後まで全く分かりませんでした。(上方歌舞伎の浄瑠璃もそうですけど)  今はHDDレコーダーという便利な物があるので、聞き取れなかったところを繰り返し再生が出来ますが、仮に歌舞伎座のような場所で初めて鑑賞する場合、劇の流れや登場人物を事前に勉強しておかねば、楽しめないのではと思います。  歌舞伎の場合、有名な歌舞伎十八番を始め多くの演目が江戸時代の作品でセリフもその当時の言葉遣いそのまま。  あと50年もすれば、ほんの一握りの日本人しか理解できない劇にならないか心配です。  また暫の主役の大仰な衣装や大刀一閃で悪党共の首が跳びはねるところなど、特撮やSFXのない江戸時代なら驚愕を持って喝采を浴びたかも知れませんが、現在では子どもだまし過ぎて笑ってしまいそうになりました。  また、歌舞伎公演の入場料を見たのですが、最低でも5000円くらい、高い席は3万円近くします。    同じ頃に発生したと思われる人形浄瑠璃は国や自治体から補助金を貰って、辛うじて続いていますが、歌舞伎も現在既に大衆の娯楽とは言い難いと思います。  果たして歌舞伎に将来はあるのでしょうか?  先日の勘三郎追悼番組の折にも質問しましたが、その時は若手が育っているので安泰、歌舞伎は日本の文化なのだから先に筋などをあらかた勉強してから見るもの、料金が高くても見る人がいるのだから将来的にも心配はない等々の回答をいただきました。  はたして本当にそうでしょうか?今の日本語と相当かけ離れたセリフと筋を事前に勉強し、安い席でも映画の数倍、高い席になると20倍近い額を払ってまで…何となくですが、50年もしないうちに絶滅までは行かないけれども、人形浄瑠璃のように税金から補助金を貰って観客は団体の小中学生が教育の一環として強制的に鑑賞させられる…これは杞憂でしょうか?  歌舞伎は初心者です。歌舞伎の将来のことを考えると分からないのですぐに涙が出ます(ほぼ毎日)。  始めの30分位は歌舞伎の将来のことを思い出して泣いているのですが(酷い時は過呼吸も併発します)気が付くと凄く悲しい気持ちになり1-2時間位泣いています。  その間、何も手に付かず、何も考えられません。 悲しい感情を全くセーブ出来ないのです  頭の中は真っ白で、何が悲しいのかわからないけど、悲しくて涙が溢れてきます。泣いている間は自分じゃないみたいです。

  • 歌舞伎、助六に出てくる通人・里暁について

    歌舞伎の『助六由縁江戸桜』で、助六が兄(白酒売)と友切丸を探すために吉原で通る人に喧嘩をふっかけて刀を抜かせるシーンがあるんですが、その時町人(おそらくボンボン。故・松助丈の当り役でしたね)がいい味を出してますが、あの町人の名前を見ると筋書きには『通人・里暁』と書いてあります。この読み方が何だったっけ~~??と悶々としております。どなたか正しい読み方をご存知の方、どうかこの悶々をすっきりさせてくださいm(_ _)m御願い申し上げ奉りまする。

  • 歌舞伎の演目詳しい方に質問

    高校生の時に、校外学習で歌舞伎を見に行ったのですが 演目名が思い出せず… 2008年の4月~7月のどこかで たぶん国立劇場に見に行きました。 で、調べてみたところ、 7月に国立劇場で 「義経千本桜~河連法眼館の場~」が行われいたようで、何月に歌舞伎を見に行ったのかは忘れてしまったのですが 覚えてるストーリーとしては 娘が商売敵の息子と恋に落ちて 最後は船かなんかの上でみんな死にました。 クラス全員が歌舞伎は初めてだったせいか 周りはどんどん眠りに落ちていくのか、私は寝ずに最後まで見てはいたのですが 言葉自体聞き慣れなくて、初心者向けの歌舞伎だったので 両端の電光掲示板とかにいろいろ出ていたのですが、そこまで見られず 最初のほうで、商売敵と恋に落ちたところまでは覚えてるのですが 途中がすっぽり抜けてしまって、最後みんな死んじゃって、そのシーンを見ながら あれ、なんで?みんな死んでるのって思っていた記憶があります(笑) これは河連法眼館の場でしょうか? (できれば、この読み方も知りたいです) もし、違うようでしたら、この演目はなんだったと思われますか? ご回答お願いします。

  • 好きな人へのお土産について

    職場でお世話になっている男性へお土産を渡そうと思ってます。 その方は日頃お仕事で助けていただいてる方でお礼の気持ちの意味でお渡ししたいのですが、その方だけ別のお土産は怪しまれるでしょうか? 他の職場の方には多く入ってるものを買ってきたのでそれを分けて渡すつもりです。 その男性は優しくてちょっとイケメンで女性からもモテそうな感じなんです。 ちょっと気になっている男性ではあるんですが、仕事上積極的にアピールするつもりは今後もないですし、遠くから見てればいいや!と思っているのですがお礼はしたいなと 男性のみなさん、好きでもない女性から自分だけ違うお土産をもらったら少しうざいですか?? あとどのようにお渡ししたらいいでしょうか?好意を伝わらないように。 乱文ですみません。 みなさんの意見お待ちしてます。 ちなみにお土産はあまり大したものではないです。

  • 一周忌お土産マナーについて

    先日、祖父の一周忌だったため、実家に帰りました。 その際、実家にお土産を持っていくかどうかで悩んだのですが、 一周忌の場合、お土産は控えたほうがよいのでしょうか。 そもそもお土産の概念が分からないのですが、 いつもなら旅行や帰省の場合お土産をもって行きます。 お土産の位置づけが旅行、帰省、挨拶などに使うということなのであれば、 意味的に一周忌は違ってくる気がして、常識として 失礼なのかどうか判断しかねます。 また、実家に帰った際、お土産を買って職場の人に渡すのも 失礼にあたるのでしょうか。 お土産を持って帰るというのは魂を持って帰る、暗い雰囲気を もって帰るという雰囲気に感じる人がいるのでしょうか。 恐縮ですが、教えてください。

  • 化け物語のセリフが聞き取れませんでした

    化物語の「まよいマイマイ」のラストシーン、ひたぎが「ちゃんと言葉にしてほしい」といいましたよね? その返事で荒良良木が言ったセリフが良く聞き取れず、意味がわかりませんでした。 大事なシーンだったので気になっています。 わかる方、解説お願いします。

  • 江戸時代の鳥人のドラマ、タイトル教えて

    お願いします。 もう随分と昔のテレビ・ドラマで、以下のような内容なのですが、 1.ドラマのタイトルが分かったら教えて下さい。 2.原作があれは教えて下さい。 主演は石坂浩次、江戸時代に空を飛んだ男の物語です。 石坂浩次は、江戸時代の鳥人と現代の科学者の二役で、ドラマの中では、古文書からその飛行機の構造を解き明かしてゆきます。日立製作所の提供で、ドラマで使われたコンピューターは忘れもしない、超初期の8ビットパソコン「ベーシック・マスター」でした。 ラスト・シーンでは、再会した恋人の助けを借り、海に向って飛び出して行く主人公の姿が印象的でした。 岡山県の浮田幸吉がモデルだと思って、飯島和一の「鳥人伝」を読んだのですが、出版が最近過ぎますし、原作ではありませんでした。他に、筒井康隆の「空飛ぶ表具師」というのがあるそうですが、手に入らなくて確認していません。もしかしたら、原作はないということも考えられます。 ご存知の方、宜しくお願い致します。