• ベストアンサー

特殊相対論 (宇宙線について)

宇宙線が上空で大気と衝突してμ粒子が発生しますよね? その寿命は非常に短いのはわかります。 しかし光速に近づく程約100倍伸びるのは調べた結果わかりました。 が、その寿命は地上から見ればどれ位違うのでしょうか?? また逆に、粒子にとって地上までの距離はどれ位変わるのでしょうか? 基本的な知識が無いのですが、ヒントや公式を教えてもらえれば、とても助かります。 参考になるHPなどでも構いません。お願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#175206
noname#175206
回答No.1

 以前だと、こういう問題をきちんと数式で理解なさりたい方には「わかる相対性理論(アベリヤノフ著)」をお勧めしていたのですが、絶版となっています。私は本で勉強したので、この問題の式を導出しているHPを知りません。今だと先述の教科書の代わりになりそうなのは、 http://books.google.co.jp/books?id=u_1_ip6U_N8C&pg=PT222&lpg=PT222&dq=%E3%82%BF%E3%82%AD%E3%82%AA%E3%83%B3+%E6%95%B0%E5%BC%8F&source=web&ots=7D9kBZR3Jx&sig=0Sh5MaDUCdjccQ8dpt8x0ZktniQ&hl=ja&sa=X&oi=book_result&resnum=8&ct=result#PPT222,M1 あたりがよさそうです。残念ながらプレビューにこの問題の公式やその導出は含まれていませんが、四則演算と2乗とルートでOKです。そのままローレンツ収縮や、同時刻の相対性まで行けます。そうなると、この問題はおろか「双子のパラドクス」まで解けます。ぜひ勉強なさってください。実に面白いです。  この問題の公式だけ示しておきます。相対速度をv、光速度をc、地上の時間をt、宇宙線の時間をt0とします。宇宙線の寿命が延びる、というのは地上の観測者の言い分です。それによれば時間の変換式は、  t=t0/√(1 - v^2/c^2) となります。分母が1より小さいですから、時間が長くなって宇宙線の寿命が延びることはお分かりと思います。  ちなみに宇宙線基準でいうと寿命は延びませんが、地上までの距離が短くなって、寿命の尽きないうちに地上に到達できる、ということになります。

shine220
質問者

お礼

cozycube1様、こんばんは。 夜分遅くに、ご回答ありがとうございます。 ほぉ~…なるほど。の、一言に尽きます。 私自身、物理の学力が無いために感心することばかりです。 じっくり頑張らせて頂きます!

その他の回答 (3)

noname#175206
noname#175206
回答No.4

 お礼、ありがとうございます。 >粒子にとって地上までの距離はどれ位変わるのか、というものがどうしてもわかりません。  それが2番目に説明してあるローレンツ収縮なわけですよ。

shine220
質問者

お礼

ありがとうございます! ようやく理解できたつもりです! また機会がありましたらお願い致します。

noname#175206
noname#175206
回答No.3

P.S.  図が乱れてしまいました。テキストエディタにコピペしてご覧になってください。すみません。

noname#175206
noname#175206
回答No.2

 お礼、ありがとうございます。以下の三つを理解すれば、たいていは間に合いますので、ご参考までに。 --------------------------- 1)時間の遅れ  宇宙船が鏡の側を飛んでいるとします。    鏡 __C_        /|\       光 | 光      /  |  \    A→→ B →→D  宇宙船はAで鏡に宇宙船から見て垂直に光を発します。この光は宇宙船内では鏡に反射して垂直に返ってきます。外から見ていると光は斜めに進み宇宙船に戻ります。  宇宙船の速度をv、光速度をc、宇宙船で見た光の往復時間をT、外から見た光の往復時間をtだとします。  あとは単純な幾何学の問題です。三角形ABC(と三角形CBD)は直角三角形ですからピタゴラスの定理より、   AC^2=AB^2+BC^2 となり、ここで、AC=ct/2, AB=vt/2, BC=cT/2 であることを代入して、   (ct)^2/4 = (vt)^2/4 + (cT)^2/4  あとは順にt,Tを両辺に移動して整理していくと、   T = t√(1-(v/c)^2) ---(1) という関係になります。  宇宙船が光速度に近い速度になると宇宙船の時間は(外から見て)ゆっくりになります。もちろん立場を変えて宇宙船から外をみたときは外がゆっくりだ、ということになります。 --------------------------- 2)長さの収縮  以下のように、宇宙船が速度vで地球からX星に向かって飛んでいるとします。    |←--L(宇宙船にとっての距離)---→|  地球○---- [宇宙船>v→ ----→●X星    |←-- L0(地球にとっての距離)--→|  宇宙船にとっての地球-X星間距離 L と地球からみたX星までの距離 L0は同じであるかどうか不明ですので、違う記号を用いています。同様に、時間についても、宇宙船がX星につくまでの時間が「地球から見て t0」、「宇宙船の時間で t」だとします。  すると、地球-X星間の距離はそれぞれの立場で、    宇宙船の立場:L = vt   地球の立場:L0 = vt0 となります。すると、  L = L0*t / t0 となります。これに先の、時間短縮の式(1)を入れて計算してみると、  L = L0√(1 - (v/c)^2) ---(2) ということになります。  これは、アインシュタイン以前に、オランダのローレンツやイギリスのフィッツジェラルドがそれぞれ独自に提案した式と同じなので、ローレンツ・フィッツジェラルド収縮、またはローレンツ収縮と呼ばれます。 --------------------------- 3)同時刻の相対性  外からみて速度Vで進む列車の中央にA、両端にBC、外にDがいるとします。今、Aから光を発し、その光が届いた瞬間にBCが時計を合わせるとします。例によって光速度をcとします。  +---------------------+  | ←--L0/2--→←--L0/2--→     |  |B   B'   A       C   C'| -V→  ||   |   |       |   | |  +---------------------+    ←VTa→←-cTa-→        |   |    ←-- L/2--→←--L/2 --→←VTb→           D  さて、列車の中央のAから光を発射します。列車内のABCにとっては列車の端にいるBCには同時に光が届き、外から眺めているDにとっては先にB、後でCに光 が届きます。  DからみてAB、BC間の距離がL/2(BC間がL)とすると、例のローレンツ短縮で考えて、ABCにとって、AB、BC間はそれより長く、これをL0/2(つまりBC間はL0)と置きます。  AからBまでの光の届く時間をTa、AからCのをTbとします。上図より、列車の速度と光速度を合わせて考えると、  VTa + cTa = L/2 ∴ Ta = L/2(c+V)  cTb = L/2 + vTb ∴ Tb = L/(c-V) となります。よって、時間差Δtは、  Δt = Tb-Ta = L/2(c+V) - L/(c-V)    = 2VL/(c^2 - V^2) となります。ここで、例のローレンツ収縮の式(2)を代入すると、            2vL0√(1 - (v/c)^2)  Δt= ----------------------     2(c^2)*(1 - (v/c)^2)       vL0/c^2    = ------------------   ---(3)      √(1 - (v/c)^2) となります。  列車の中で離れて置かれたぴったり同時刻の時計は外から見ると、これだけ先頭側が遅れることになるわけです。  また、上式(3)から分かる通り、L0が大きいほど、つまり距離が大きいほど時刻差が大きくなる点に注意してください。  つまり外からの観測では、走る列車では、列車最後尾から先頭側にかけて、連続的に時刻が過去になっていっており、その過去の時刻は最後尾からの距離に比例するわけです。 ---------------------------

shine220
質問者

お礼

再度のご指南感謝致します。 寿命は地上から見ればどれ位違うのか、というものはわかったのですが、粒子にとって地上までの距離はどれ位変わるのか、 というものがどうしてもわかりません。具体的に、上空10kmや20km等と考えればわかりやすいのでしょうか?

関連するQ&A

  • 物理の宇宙に関する問題の質問です

    質問お願い致します。 非常に高い上空から降ってくる1次宇宙線は、大気の原子と衝突して2次宇宙線を作ります。この1つにμ中間子という粒子があります。 これは不安定な粒子で、平均寿命2.15×10のー6乗 sで崩壊してしまいます。 1.μ中間子が最高の速さ、すなわち光速度に近い速さで走るとして、古典理論から計算すれば、消えてしまうまで何m走りますか? 2.地上15kmの高い上空で生じたμ中間子が地上にとどくのはなぜですか?また、地上から観測するとμ中間子の寿命はどれだけ延びますか? わからないので詳しく教えてほしいです。 お願いします

  • 相対論的効果と宇宙線の加速機構

    なぜ光速を超えられないか、そして宇宙線の加速機構について私見を述べますのでご意見ご感想をお寄せください。 素電子、光の発生については過去の質問 https://okwave.jp/qa/q9560257.html https://okwave.jp/qa/q9565848.html https://okwave.jp/qa/q9567951.html を参照してください。 素電子プラズマは、光速より遅い荷電粒子を加速し、光速より速い荷電粒子を減速する性質を持つ。 宇宙線は、宇宙空間を満たす素電子プラズマによって、荷電粒子が加速されたものである。 素電子プラズマによる加速度を超えて加速すると抵抗が生じ、この抵抗が、質量の増大として観測される。 電子が光を発生するには、静止または減速して、ある程度以上の素電子を集める必要があり、運動中は光を発しない。電磁場が、光を生成する前に崩壊するからである。

  • ミュー粒子と特殊相対性理論についての問題

    物理の問題が分かりません。 どなたか教えてください。 素粒子の一種であるミュー粒子は、τ = 2.20 × 10∧−6 秒(およそ 2 マイクロ秒)で、電子、ミューニュートリノ、電子反ニュートリノの 3 種の素粒子に崩壊してしまう。ミュー粒子が大気上空で作られ、光の速さ c (= 3.0 × 108) [m/s] の 99.5% の速さで地上に向かって飛来したとすると、その速さは 0.995c であり、すべてのミュー粒子は寿命 τ で崩壊すると単純に仮定した場合には、0.995cτ ≈ 660 メートル程度進むと崩壊してしまうはずである。ところが、実際にはミュー粒子は地上に到達し、観測されている。ミュー粒子が大気上層、地表から 6 km の所で生成されたとして、地表まで届くことを、特殊相対性理論で導いた慣性系による時間の遅れを用いて示せ。ただし、すべてのミュー粒子は寿命 τ で崩壊すると仮定する。

  • 目を閉じた宇宙飛行士が見る光について

    海外のサイトで見たISS飛行士へのインタビュー記事でふと興味をもったことがあります。 宇宙に滞在中、暗い所で目を閉じると時おり視界にチカっと光る点が見えるのだそうです。一回の就寝で何度か見えるとか。 宇宙線だか放射線だかがふつうは何事もなく突き抜けてしまうものがたまたま網膜の原子核に衝突したときに光として見える、大気に守られていない宇宙空間にある船内では地上より大量に飛び交っているためその機会が多い、と言ったことだったと思います。 さて、ここからが質問です。 本当にまれですが、私も寝床でチカっと一瞬だけ現れる光(比較的強い光なのに広がりもなく本当に小さな一点が一瞬だけ光る)を経験することがあります。 これが大気を突き抜けて地上に到達した宇宙線などがもたらす現象である可能性はあるでしょうか? もちろん私の経験が他の生理によるものである可能性もあり、上記の話だけではどちらか区別がつかないと思いますが、地上でもある頻度で発生するものなのか、ご存知の方がいらっしゃいましたら教えていただきたいと思います。 もしそうだとすると、たとえば飛行機に乗った時などはそれを経験する可能性は多少高くなるのでしょうか? 仮に飛行士と同じ経験なら、それは素粒子を視覚で感じたということですよね。「霧箱」を知った時のような強い好奇心を駆り立てられます。

  • ミュー粒子の実験につて

    大学で課題が出ましたがイマイチ理解できなくて。。。 もしヒントになるようなことでもいいので教えてくれる方いらっしゃいましたらヘルプお願いします!!! <問題> 大気上層部で出来て地上に降り注ぐミュー粒子(30万kmと仮定)と同じ速度で落ちてくる宇宙船があるとします。もちろんこの宇宙船の乗組員から見るとそれらのミュー粒子は静止して見えます。飛行士の一人が、それらのミュー粒子を使ってミュー粒子時計(100万分の1秒毎にカチっと進む)を作ったとしましょう。 上記を用いて宇宙船の中のミュー粒子時計の針が1目盛り進む間に地上でほぼ何秒が経過しているか求めよ。 ※作り出されたときの個数の2分の1のミュー粒子が、崩壊せずに地上まで生き延びて到着すると考える

  • 宇宙船と浮遊物

    何年か前にISSに小さな隕石がぶつかって弾丸くらいの穴が開いたということがありました。 地上だと大気があって多少隕石が降ってきても燃え尽きてしまいますが、惑星探査用の宇宙船は大気のないあるいは薄い場所を通らなければならないので浮遊物にぶつかる危険性がずっと高くなりますし、地球の磁場が及ばない場所なら大量の荷電粒子にさらされることもありますよね。 そういう衝突の危険性への対応はどのようになされているのでしょうか? なんらかの探知システムがあるのか、探知したらどう回避するのか、それともめったにないからぶつかったら諦めるのか、どうなんでしょう。 ISSくらい近ければ地上の観測で障害物を見つけて回避指示を出すというのが考えられると思うのですが、光の速度で何十分とか何時間とかかかるような遠い場所だとそうもいきませんよね。 手間ひまかけて遠くまで探査機を飛ばした挙句に小石くらいの隕石にぶつかって装置が壊れたりミッション続行不能になってしまうのはとてももったいないです。探知と回避や防御にかけられる予算の都合もあるでしょうが。

  • 日本の上空に宇宙エレベーターをつくる事は出来ないのでしょうか?

    日本の上空に宇宙エレベーターをつくる事は出来ないのでしょうか? 宇宙エレベーターは地上までケーブルをたらして地上と繋がれていないと成立しないものなのでしょうか。 以前、テレビ番組で宇宙エレベーターは台風などの気象条件などの問題で日本では無理で、世界でも建設条件にあうところは限定されるような話を聞きました。その話を聞いていて、あれ?でも、成層圏飛行船みたいのがあれば日本上空でもいけるのかな??と疑問がわきました。 成層圏飛行船は現時点では確立された技術ではないようですが、仮に成層圏飛行船やそれに代替するものができた場合には、宇宙エレベーターを日本上空に設置して、成層圏までは飛行船などで人やモノを運び、その先は宇宙エレベーターで宇宙へ向かうような事で、日本などの上空に宇宙エレベーターを設置することはできないのでしょうか?それとも宇宙エレベーターは地上までケーブルをたらして地上と繋がれていないと成立しないものなのでしょうか? SF程度でしか知識がないものからの質問です。ちょっとしたご解説などをいただけたらと思います。 よろしくお願いします。

  • ヒッグス粒子とは?その他宇宙を構成する素粒子とは?

     これが宇宙発生の起源がわかる素粒子と聞いたことがありますが、もし宇宙発生の起源がわかる素粒子なら、理屈的に妄想すれば、宇宙を、地球を自然を作ることが可能になるんじゃないですか?  人も他の惑星から見れば、宇宙人であり、地球人であり、その自然の一部ですから、単なる寿命を伸ばす為には、i PS細胞上手く使えれば、人間の臓器等も再生できるのですから、寿命は相当のびるではないでしょうか?  それ以上に凄いのは、ヒッグス素粒子等(宇宙構成素粒子)なるものによって、人間は、永遠の、肉体的な生命、宇宙と同じような生命を持つようになるのではないかと勝手に想像、妄想を描きたてられております。生命発生起源が判れば、生命も創造できるのではないでしょうか?何百年後には???  物理学に関しても全くの無知蒙昧ですので、中学生程度でも判るご説明頂ければ大変有り難いのですが。

  • 粒子加速器内での電子の相対速度

    粒子加速器内での電子の相対速度 巨大な粒子加速器では電子を光速の90数%まで 加速し衝突させると聞きますが、右まわり、左回り ともに光速の90数%まで加速したら右まわり電子 Aと、左回り電子B同士の相対速度は光速を超え てしまわないのですか?(相対性理論に反すると は思いつつ...) 仮に二階建ての円形加速器があったとして、1階の 電子Aが右回りに光速の90数%、2階の電子Bが 左回りに光速の90数%で回っていたら、電子AとB の相対速度はどう考えればいいのか?という疑問か ら発想したのですが上記の1つの加速器内での粒子 同士の相対速度と2階建てでは異なるでしょうか? 二階建ての場合は単に「電子ABのすれ違い速度」と 言えるかもしれませんが、同じ階の中で衝突すると なると1階と二階を重ねただけなので電子ABが等速 ならAB間相対速度は倍速では?...   補足 1階建ても2階建ても地上に固定された円形加速器(円 周30km位)の電子の進行円周上の一点に対し右回り の電子Aの速度、左回りの電子Bの速度(但し周回運動 なので角速度)だと想定。(これが間違いかな~?) 実際には衝突確率を上げるため複数粒子で行うこと、速 度測定を加速器の磁場の変化で計っていることは以前の 質問へのご回答から承知しています) またこの速度では相対論効果で粒子の質量増加、加速 器と粒子同士の相対時間が周期的に変化すると思われ ます。

  •  宇宙空間から、例えば平べったい小皿を地球に向って投げたら、どうなるの

     宇宙空間から、例えば平べったい小皿を地球に向って投げたら、どうなるのでしょうか。自分の予想では、皿がくるくる回って飛ぶ⇒やがて地球の重力にひっぱられてスピードと、回転もあがっていく⇒大気圏に入ったら燃え尽きてなくなる。全く知識がないのですが、大体こんな感じでしょうか。  あと、もう一つうかがいたいことがあります。投げてから、地球の上空で皿が燃え尽きるまでにはどれくらいの時間が掛かるのでしょうか。 大切なことを言い忘れていました。投げる位置は地球から国際宇宙ステーションが飛んでいるくらいの距離です。 変な質問かもしれませんが、お願いします。