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英語母語話者の日本人の方へ‐仏独語歌詞の訳詞について

帰国子女などの英語母語話者あるい準母語話者の日本人で、 フランス語やドイツ語がわからない方へ質問します。 【1】 フランス語圏やドイツ語圏の歌を聴いて、 その歌詞の意味を知りたいと思った際には、 日本語訳と英語訳のどちらを参照することが多いですか? 【2】 「仏語は英語の遠い親戚であり、  独語は英語の近い親戚である。」 と表現されることがあります。 一方、仏語や独語と日本語は全く別系統の言語です。 同じ仏独語の歌詞について、 日英両訳詞を比較検討した場合、 一般的にどちらが良質であると思いますか? やはり仏独語と言語系統の近い英語訳詞の方が、 詞として自然でわかりやすいのでしょうか? 【3】 もちろん訳者の技量によるところは大きいと思いますが、 歌詞の翻訳に当たっては、このような『言語間の距離』が、 概して訳詞の出来映えに大きな影響を及ぼすと思いますか? 『フランス語・ドイツ語→英語』の訳詞に比べ、 『フランス語・ドイツ語→日本語』の訳詞は、 翻訳調で冗長になる傾向があると感じますか? 日英両言語を母語とする皆様ならではの視点で、 回答をお願いいたします。

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  • Nannette
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こんばんは 帰国子女でもなく、準母語話者というほどでもありませんが、勤め先での日常の仕事の上で必要なら英語に切り替えて話すこともある日本人です。フランス語やドイツ語は、旅先でタクシーに乗ったり、なにか食べたい時などと日常生活で使う最低限度程度しか分かりません。 ただ、英語、フランス語などの曲の翻訳は、趣味の範囲を出ませんが、これまでかなり長くやって来ました。 【1】 フランス語圏やドイツ語圏の歌の歌詞は日本語訳と英語訳のどちらを参照することが多いですか? ほとんどの場合、英語訳を参考にします。日本語に訳されたものは、全体としてはイメージを踏襲していても、各フレーズ毎に見た場合は、原詩とまるで違ったものに書き換えられていることが多いからです。 【2】 仏独語の歌詞について、日英両訳詞のどちらが良質であると思いますか? こればかりは一概に言えないと思います。何を持って良質と言うかが定義づけできないからです。たとえば、エディット・ピアフが作詞した「La Vie En Rose 」などは、ほとんどそのまま英語に訳されて歌われていますが、「ばら色の人生」として邦文の詩に訳されたものも、それなりに上品で良い雰囲気に仕上がっていて、英文詩に比べてけっして程度が低いものではないと思うからです。  【3】 『言語間の距離』が、概して訳詞の出来映えに大きな影響を及ぼすと思いますか? 実際に歌詞を翻訳していて一番感じるのが、おっしゃるところの『言語間の距離』だと思います。 事実、ちょっとしたニュアンスを的確に表すには、フランス語から英語へはさほど大きな差は感じませんが、日本人の感覚からすれば、両国語ともに細かい情感が感じられず、とかく言葉足らずといった不満感に悩まされます。 一方、フランス語から日本語へ翻訳する場合は、細かいニュアンスを的確に表現するために使える日本語のボキャブラリーがあまりにも多すぎて、訳者がどのような言葉をその中から選ぶかで、まるで雰囲気が違ったものになりがちです。その意味で、訳詩というものは、まさに「訳者の技量や感性、知識や経験といったもの」によるところが大きいと思います。 また、『フランス語→英語』の訳詞は、言語の構造が似通っているためか、比較的、オリジナル通り、そのままリズムに乗せて歌えるような歌詞に作りやすいものですが、『フランス語→日本語』の訳詞は、散文的なフレーズとしてならとても良い訳詩にしやすいものの、たしかに冗長になりやすく、リズムに乗せて歌えて、しかも、フレーズ毎に原詩の意味に忠実にというのはとても難しいものだと思います。 それゆえなのか、多くの日本語訳の歌は、イメージだけ踏襲して、全体の意味はそっくり書き換えられたものが多いように思います。 ちなみに、『英語→日本語』の訳詩も、『フランス語→日本語』の場合と大変よく似ています。フレーズ毎に原詩の意味に忠実にというのはとても難しいものですが、なかには「Save The Last Dance For Me」のように、フレーズ単位で大変忠実に翻訳されていながら、越路吹雪さんが歌ってらした日本語訳の歌詞の方が原詩よりもはるかに情感が豊かだと思える作例もあったりします。  なお、これまで、ドイツ語からの翻訳はまだ経験がありません。  

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質問者からのお礼

あら、Nさん、こんにちは。 ご回答ありがとうございました。 なかなか詳しく分析されていますね。 趣味で歌詞の翻訳ですか。すごいですね。 >実際に歌詞を翻訳していて一番感じるのが、おっしゃるところの『言語間の距離』だと思います。 >また、『フランス語→英語』の訳詞は、言語の構造が似通っているためか、比較的、オリジナル通り、そのままリズムに乗せて歌えるような歌詞に作りやすいものですが、 やはりそうですよね。 フランス語は日本語よりも英語に近いですからね。 系統的に近い言語同士間の翻訳では、 比較的シンプルでリズミカルな詞を作りやすいですよね。 ただし、訳者の技量によるところが大きいのも確かです。 それと、訳者の技量の問題ばかりではなく、 同じフランス語の歌詞であっても、 それぞれの原詞によって他言語への翻訳のしやすさは かなり異なるのではないかと思います。 あくまで私個人の感想に過ぎないことをお断りしますが、 例えばミッシェル・ポルナレフの『シェリーに口づけ』 (tout tout pour ma cherie)について、 ある日本語の訳詞とある英語の訳詞を比較しても、 総合的に勘案してさほど違いはないように思えました。 一方、1960年代に流行ったフランスギャルの代表曲で 『夢見るシャンソン人形』(poupee de cire, poupee de son) という歌がありますが、この歌の日英訳詞の差に関しては、 私も結構驚きました。 私が読んだことのあるシャンソン人形の歌詞の日本語訳は、 翻訳調で決して詩的な文章ではありませんでした。 そこで、この歌は英語に訳すとすんなりと きれいに訳せるのではないかと思い、 原詞と自分で適当に英訳した歌詞を検索エンジンに入力して、 検索をかけてみたのです。 すると、ある方が英語に訳した歌詞を見つけました。 (現在では検索しても見当たりません。) 著作権侵害になるのでその歌詞はここには載せられませんが、 回答者さんにも読んで欲しいと思うほど素晴らしい訳詞でした。 ウィキペディアに載っているような有名な英訳ではないものの、 私は誰が訳したかもわからないその訳詞が一番のお気に入りです。

質問者からの補足

5/3 12:54 追記 これ以降は、英語母語話者のみならず、 英語を英語のまま理解する習慣のある 英語非母語話者の方からの回答も募集いたします。 なお、英語母語話者からの回答と区別するため、 英語非母語話者として回答をいただく際には、 回答文中にその旨を記載いただけると助かります。

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