まず、モデムのプロパティで「モデムによる圧縮を行う」のチェックをはずします。そして、ダイヤルアップネットワークのサーバ設定で「ソフトウェア圧縮を使う」にチェックを入れると、送受信データを圧縮してくれるので、通信量が最大2~4倍ほど大きくなります。但し、これを行う場合、ポート速度をモデム速度の2倍(56kモデムなら115kbps)以上にして、フロー制御を使うようにしないとバッファオーバーランを起こしてパフォーマンスが極端に低下します。また、CPU処理能力が低いとソフトウェア圧縮に大きなリソースを食われてしまうので、この場合はソフトウェア圧縮を解除して、ハードウェア(モデム)圧縮を有効にしてください。ソフトウェア圧縮よりも圧縮率は低いですが、それでもかなりの高速化になります。どちらも有効にするとCPUリソースを消費する上圧縮率が完全に上がりません。
次に、体感速度を速くするならweb先読みツールを使う、フリーソフトではWebfetch(Vectorなどで検索してみてください)などがありますが、市販ツールのほうがよりスマートに先読みしてくれます。これらのツールは、web閲覧をしながらファイルのダウンロードを行うような人にはまったく向きません。web閲覧に専念する人には非常に有用なツールです。
最後に、究極の方法として、webページを丸ごとローカルディスクに保存するツールを使うことです。GETHTMLW(Vectorにあります。検索して、よろしければあとで補足してください)など、オフラインでwebを閲覧できるようにするツールは数多くあります。GethtmlWは設定が多少面倒ですが、とても融通の利くよいツールです。テレホーダイに入っていれば、夜中のうちによく見るところをダウンロードしておき、後でゆっくり見るといった使い方もできます。
以上三点、ぜひお試しください。