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半導体製造装置(ステッパー&MPA)の構造について

キャノン製の半導体製造装置(ステッパー&MPA) を元にお伺います。 MPA(通称アライナー)は価格が約1億円。 ステッパーは価格が約2億円以上するそうですが・・・ アライナーは露光中にトラブルなどで止まったら ウエハはやりなおしですが、 ステッパーはそのようになっても サンプルショットごとで露光しているので 別に問題ありません。 構造的にどこがどう違うのですか? おしえてください!

質問者が選んだベストアンサー

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  • CaF2
  • ベストアンサー率64% (20/31)
回答No.3

一般論しか答えられませんが、とりあえず。  MPA(ミラー・プロジェクション・アライナー)方式は、 原則、等倍の反射結像系により、マスク像を1倍で、ウエハ上に 投影していきます。  従来は、ステッパの1世代前の露光技術と考えられていましたが 大画面化が比較的容易であることから、最近では、大判液晶を焼く のに、一般的に多用されています。  MPAでは、ウエハ上をイッキに露光するのではなく、マスクと ウエハを、線状の光源/光学系に対して順次等速走査することによって、 概略線状の範囲を順次露光することになります。 (そんなに大きな範囲をイッキに露光する光学系も光源系も、たとえ 1倍であっても非常に困難ですから・・・)  ですから、MPAでは、途中で止めても、あるチップが生きるか 死ぬかは明確でなく、むしろ途中露光で死ぬチップが必ず1行ある と考えるべきでしょう。  また、等速等倍露光を前提としたシステムであるため、 アライメント精度などの関係から、途中から再開することは、難易度が 高いと思います。  さて、ステッパは、ご存知のようにマスク(レチクル)を通常、 1/4~1/10程度に縮小投影し、ステップ&リピートしながら シリコン上に、1つまた1つとチップを焼いていくわけです。ですから、 ある場所でSTOPしても死ぬのは、最悪1チップなわけです。  最近のステッパはアライメント精度も非常に高く、再開もしやすい ことと思います。最高品位のステッパで焼く石に、非常に高いものが 多いこと、12インチなどシリコン単価の高いものが主流になったという ことなどが背景にあると思います。

nostalgy
質問者

お礼

ステッパー作業に関しても アライナー作業にくらべて とても容易で、 アライメントずれ(アラズレ)も まったく無い!・・・ 納得~! 大変参考になりました!!! またわからないことがありましたら よろしくお願いします!!!

その他の回答 (2)

  • saikoro
  • ベストアンサー率57% (11/19)
回答No.2

MPAはミラー プロジェクション アライナ。 いわゆるステッパはレンズだったような...

  • tim2
  • ベストアンサー率32% (61/188)
回答No.1

直接的な回答ではないのですが、半導体関連のご質問は、『技術の森(Powered by Okweb)』の『半導体』カテゴリーで質問した方が、より正確な回答が得られると思います。 okwebと併用して質問してみては如何でしょう? 私も『CAD』や『プラスチック金型』カテゴリーでお世話になっています。

参考URL:
http://mori.nc-net.or.jp/index.php3?KN_Sess=8&KN_View=fMain

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