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指揮者によって演奏は変わる?

クラシック初心者です。 つい最近、クラシックに興味を持ち、元日にNHK教育で放送していたニューイヤーコンサートを見ました。 よく、「指揮者の解釈や表現によって同じ古典的な曲でも別のものになるのがクラシックの魅力の一つ」ということを耳にします。 しかしニューイヤーコンサートの映像では、演奏者たちのほとんどは楽譜を見ながら演奏しており、指揮者のバレンボイム氏を見ているのは自分のパートが演奏しない時のように見えました。 これでは指揮者が変わっても演奏内容は変わらないように思ったのですが、いかがでしょうか。 また、明るく優雅なワルツでお勧めの曲がございましたらあわせてご教示いただけましたら幸いです。 宜しくお願い致します。

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回答No.4

 指揮者で、音楽も変わる!!  ここは、良く、聞き比べに担ぎ出される有名な曲を使って、試してみましょう。  かの有名な 『ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調OP67』  一番較べ易いのは、やはり第一楽章の冒頭部分でしょう。  先ず、比較的、【正統派】ではないかと思う演奏で ●オトマール・スウィトナー指揮 ベルリン・シュターツカペレ http://mora.jp/package/80328011/COCO-70877/  上記より、少し【緩急】を使った表現・・ ●カルロス・クライバー指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 http://www.amazon.co.jp/%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%B3-%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC5%E7%95%AA%E3%80%8C%E9%81%8B%E5%91%BD%E3%80%8D%E3%80%81%E7%AC%AC7%E7%95%AA/dp/B000YY66D2  一段と大きな緩急のもたらす表現を求めて・・・ ●飯森範親 指揮 ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団 http://music.e-onkyo.com/goods/detail.asp?goods_id=ovcl00224  今度は、最近増えて来つつありますが指揮者のポリシーで「ピリオド奏法」を徹底させた演奏  ※指揮者の哲学から、その曲の作曲された当時の演奏法で表現する事を求めている場合。 ●パーボ・ヤルビィ指揮 ドイツ・カンマーフィル http://www.tsutaya.co.jp/item/music/view_m.zhtml?pdid=20361210  例えば弦楽器の弦を押さえる指を敢えて震わせない事で、音が鋭く直線的になります。オーケストラ編成も昔に習い、小さな編成の為、全員がまとまり易くなる事もあって、演奏スピードが早めになります。 上記三人のようなサウンドとは、かなり異質に感じるかもしれません。  次に『ブラームス:交響曲第一番ハ短調 Op.68』  こちらは、ベートーヴェンほどハッキリした違いを感じられないかもしれませんが、第一楽章冒頭の太鼓連打の隙間の溜の違いから、スケール感が違う様に感じられませんか?  色々な演奏だけ付けておきますので、違いのニュアンスを楽しんでください。 ●シャルル・ミュンシュ パリ音楽院管弦楽団 http://item.rakuten.co.jp/chikuondo/toce-14002/ ●ブルーノ・ワルター指揮 コロンビア交響楽団 http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/SR/BrunoWalter/SICC-1070/index.html ●クリスティアン・ティーレマン指揮 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 http://www.universal-music.co.jp/classics/release/m_topics/umcl200704/uccg1347.html ●ハンス=マルティン・シュナイト指揮 神奈川フィルハーモニー管弦楽団 http://www.musicscape.net/cd/mscd0018j.html ●朝比奈隆指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団 http://mysound.jp/music/detail/tZ292/ ●金聖響指揮 オーケストラ・アンサンブル金沢 http://music.e-onkyo.com/goods/detail.asp?artist=%83u%83%89%81%5B%83%80%83X&goods_id=avcl25180 次に、ウィーン・フィル ニューイヤーコンサートにちなむ様な曲を少し! ●ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 Op.228 http://andotowa.quu.cc/WebSite-Composers/m-Johan-Strauss1-1.htm ●ヨハン・シュトラウス2世: (4曲)http://andotowa.quu.cc/WebSite-Composers/m-Johan-Strauss2-1.htm (4曲紹介、何故か3曲しか聴けません)http://windy.vis.ne.jp/art/classic-midi/jstrauss.htm (上記と重なる曲も有り、音質もかなり落ちますが、曲の確認には使えそうです・・・・・曲名をクリックで試聴可) http://www.worldfolksong.com/jost/c01/best.htm (ピチカートポルカ)http://tamugian.jp/music/pizzicatopolka.html (ベスト・オブ・シュトラウス)http://music.e-onkyo.com/goods/detail.asp?artist=%83%88%83n%83%93%81E%83V%83%85%83g%83%89%83E%83X%87U%90%A2 ●レハール (金と銀)http://www.worldfolksong.com/songbook/classical03/gold_and_silver.htm (喜歌劇「微笑みの国」君はわが心のすべて & 喜歌劇「メリー・ウィドウ]唇は黙っていても) http://music.e-onkyo.com/goods/detail.asp?artist=%83%8C%83n%81%5B%83%8B (カラヤンの演奏ものの抜粋)http://item.rakuten.co.jp/chikuondo/pocg-2870/ ●オッフェンバック:喜歌劇 《天国と地獄》 序曲 http://andotowa.quu.cc/WebSite-Composers/m-offenbach1.htm ●スッペ:喜歌劇《軽騎兵》序曲 http://andotowa.quu.cc/WebSite-Composers/m-suppe1.htm ●ワルトトイフェル:スケーターズ・ワルツ Op.183 http://andotowa.quu.cc/WebSite-Composers/m-waldteufel1.htm  もっともっと沢山有るのですが、時間が有りません。  申し訳有りませんが、この位で、ご容赦願います。  尚、一時期のウィーン・フィルでコンマスとして活躍し、ウィンナーワルツならこの人と言われた「ヴィリー・ボスコフスキー」で検索を掛けました。丸投げのようで申し訳有りませんが、ニューイヤーコンサートに相応しい、複数の作曲家や曲が見つかると思いますので、探してみてください。

okok178
質問者

お礼

ご丁寧にたくさんのリンクを貼っていただき本当にありがとうございます。 おかげで聴き比べて違いを実感することができました。 これから自分なりにお財布と相談しながら色々聴いてみますw 本当にありがとうございました。

その他の回答 (4)

回答No.5

せっかくですので、聞き比べはウィーン・フィルのニューイヤーコンサートにされたらいかがですか? 年毎に指揮者が違いますので、非常に面白いですよ。 http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_ss_gw?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Daps&field-keywords=%83j%83%85%81%5B%83C%83%84%81%5B%83R%83%93%83T%81%5B%83g&x=15&y=19

okok178
質問者

お礼

ありがとうございます、聴いてみます。 これからはお正月の楽しみが一つ増えそうです。

  • gldfish
  • ベストアンサー率41% (2895/6955)
回答No.3

いくら巧いプロの楽団がいて指揮者が指揮棒を振ったからと言って、ぶっつけ本番で満足な演奏が出来る訳ではありません。 指揮者の仕事の最も重要な部分(腕の見せ所)は「本番までの音作りのプロセス」だと言っても過言ではないと思います。映画で言うと総合監督だと思ってください。自分の音楽的解釈に沿った演奏になる様、演者(演奏者)に細かな演奏の指示を出すのです。 テンポを示す目安(指揮棒の指示)が無いと複数の演奏者がタイミングが取れないくらいテンポが揺れる曲なら別ですが、極端な話、本番で指揮台に指揮者が立たなくても演奏出来るくらいの音作りは、指揮者と楽団との間で成されているはずですよ。本番で多くの演奏者が指揮者を見ない事が多いのは、それまで積み上げてきたこの「音作り」があるからこそです。 「素晴らしい指揮」という評価を耳にすると思いますが、これも「指揮棒の振り方が巧い」という意味でも単純に「テンポが巧い」という意味でもなく、総合監督として「音楽的解釈、そして楽団の導き方が素晴らしい」という意味で間違いないでしょう。

okok178
質問者

お礼

>指揮者の仕事の最も重要な部分(腕の見せ所)は「本番までの音作りのプロセス」だと言っても過言ではない なるほどですね、よく分かりました。 今までオーケストラの裏側を見る機会がTVなども含めてなかったのですが、非常に説得力がありました。 ありがとうございました。

  • tbka
  • ベストアンサー率44% (46/103)
回答No.2

No.1のかたが答えていらっしゃるのと同意見です。 一言付けくわさせて頂きますと、 演奏しているときも指揮者を見ていますよ。 見る、というよりは「視界に入る」というほうが近いですが。 視界に入ってくる本番の指揮者の手や指揮棒の表現に合わせて 表現をつけたりしています^^ 指揮者を見ていないようで、見ているものなんです じっと見ているわけではありませんが、 指揮棒は手の表現は常に視界に入るようにしています。 テンポは練習で合わせていますが、ソロのように 暗譜(楽譜を覚える)している訳ではありませんので・・・。 まぁ、大体練習で頭に入っていることもありますが (おぼえてないことのほうが大半ですけど。) 休みがあると、楽譜なしでは分からなくなってしまいますね。

okok178
質問者

お礼

>指揮棒は手の表現は常に視界に入るようにしています 確かにTVだけでは演奏者の視界に入っているかどうかは分かりませんね。 疑問が晴れました、ありがとうございました。

回答No.1

こんにちは。 指揮者によって、演奏は大きく異なりますよ。 テンポから重視する音色、曲の感覚など指揮者が全て裁量しています。 コンサートの前に必ず練習があるのは当たり前ですが、そこで指揮者は演奏者に細かく注文をつけ、自分の望む演奏に近づけて行くのです。 ですから、同じ曲でも指揮者が違うと全く印象が変わります。 ためしにCDを借りて来て、同じ曲で異なる指揮者のものをいくつか聞き比べてみてください。 テンポが一番分かりやすいと思いますが、音色もかなり違いますよ。 オススメのワルツですが、初心者ならばシュトラウスから入られてはいかがでしょうか。 ワルツ王とまで呼ばれた有名な人ですし、聞き覚えのある曲が一番多いはずですので、とっつきやすいと思います。

okok178
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございました。 コンサート最中というより、練習段階で指揮者のイメージを染み込ませているのですね。 よく分かりました、ありがとうございました。 追伸、ヨハンシュトラウスのワルツ集も購入しました。 ありがとうございました。

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