5.1chサラウンドであれば、AVアンプに接続することになりますが、この場合、「サブウーファー端子」には、サブウーファー専用の信号が来ていますから、あまり製品選定に神経質になる必要はありません。サブウーファーの入力端子として、RCA端子があれば、ひとまず事足ります。
音量調整は、通常AVアンプ側でもできますが、設定範囲には限界があるので、サブウーファー自体にボリュームがあった方が良いでしょう(ふつうはありますが)。
ハイカット調整は、上記の通り基本的には不要ですが、部屋の特性に合わせて細かな調整をしたい場合に備えて、あった方が便利です。位相調整も、あった方が便利な機能といえます(廉価な製品ではこれらの機能がない場合もあるようです)。
マルチチャンネル再生の場合、上記の点を考慮しておけば、基本的には問題ありません。あとは、自分の求める音質を満たしているかですが、基本的に、この価格帯の製品ではそれほど傑出した特徴はないのが普通なので、あまり神経質にこだわる必要もないでしょう。
他に注意すべき点としては、ユニットとポートの位置・向きです。
つまり、SL-A250では、ユニットは正面に、ポートは底面に向いています。YST-SW325では、ユニットは底面に、ポートは両サイドに向いています。DSW-33XGでは、ユニット・ポート共に底面に向いているようです(写真や取説からは明らかではありません)。
低音は拡散する性質があるので、どの方向に向いていても構わないのですが、ふさいでしまうと動作を阻害して音質を悪化させますから、壁や家具に近接して置く必要がある場合には、それらのある向きにユニットやポートが向かない製品を選ぶべきです。たとえば、メインスピーカーとラックの間に置く場合には、よほど十分な空間がない限り、YST-SW325は避けるべきで、SL-A250の方が良いといえるでしょう。
他方、ユニットやポートからはわずかながら高音が漏れ出していますし、大音量では風切り音が生じたりするので、設置が許すならユニットやポートがリスニングポイントを向かないYST-SW325のような設計が良いといえるでしょう。
もし、よく分からなければ、メインスピーカーと同じメーカーの製品にしておく(最初の点を満たしていることは、もちろんとして)というのも、安直ではありますが、1つの手ではあります。
お礼
ありがとうございます。とても参考になりました。