ミュンヘン会談についての質問です

質問

第二次大戦はよく平和主義が引き起こした戦争だといわれますが
逆にこの会談でミュンヘン協定を結ぶことを拒否していて、
ナチスドイツを潰そうと英仏がドイツに軍事行動を
起こした結果それがヨーロッパの平和を守るどころかヨーロッパ全土に戦火を拡大させ第二次世界大戦になったという可能性はないのですか？

よく言う平和思想が原因で起こったなら
”国際紛争を解決するための戦争（専守防衛戦争は除く）”すなわちそのための流血は、仕方がないのですか？

回答No.3

a-koshino

思想的な文脈で考えるなら、ドイツへの宥和政策は、英仏の軍事力がドイツを圧倒している状況ゆえに妥当だったと判断します。
第二次大戦を引き起こしたのは、ヒトラーの冒険主義であって、まともな判断を下す政治家なら、オーストリア併合で満足していたでしょう。
軍事力で圧倒している側が、いたずらに派兵と内政干渉をしたらどうなるか。最悪の例が現在のアフガニスタンとイラクだと考えます。

回答No.2

a-koshino

ミュンヘン会談が決裂した場合、参謀総長ハルダーによるクーデターが起こっていた可能性が高いです。（当時の）現有戦力で英仏との戦争は不可能という共通認識が、ハルダーに最後の決断をさせるでしょう。
史実では、ミュンヘン会談の成功によりお流れになったわけですが。
で、クーデターが成功しようと失敗しようと、この場合、ドイツは戦争どころでなくなります。その後の展開は、不確定要素が多すぎて予想できません。

回答No.1

wangwinf

ドイツと英仏の
ミュンヘン会談とよく対比されるのが
真珠湾攻撃前の日本とアメリカの交渉ですね。
アメリカは日本に対し、「対日戦争も辞さず」という強い態度で臨みました。
アメリカの交渉役のハルは「私はチェンバレンになる気はない（ミュンヘン協定のように日本に甘くして弱腰にならない）」として、日本への宥和政策を拒否しました。
それで結局日本は妥協せずに戦争になりましたが、
ルーズベルトやハルが（一部の人たちを除き）「平和を壊した人」という扱いを受けていないのを見る限り、
「妥協してもしなくても戦争になるんなら、早いうちに叩いておいた方がいい」って考えもあるってことでしょう。