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サブプライムローンとその債権化について

 いままでTVで聞き流していたのですが改めて考えてみるとおかしいことばかり。  まづ商業銀行が住宅ローンを組みます。これは通常の住宅ローン債権。このローンを債権化する、これが住宅ローン担保債権。多くは投資銀行か、あるいはフレディマック、ファニィーメイのような住宅公社?とにかくこの時点で最初の商業銀行は資金を回収しリスクヘッジする訳です。そうして新たにローンを組む。  この債権化された住宅ローン担保債権を各国の中央銀行までが大量にもっていた訳ですが、支払いが滞ると物件は競売に掛けられます。すると多くは半値からのスタート、回収できる金額は元本を割れてしまうはずです。  すると住宅ローン担保債権を買った機関投資家は大損します。 しかしです、最初に住宅ローンを組んだ商業銀行はこのローンを担保に債権化して売り払っています。損はありますか?  そうやってリスクヘッジしていたのではないのですか? ちなみに、CDSは住宅ローン担保債権にもかけられていたと 思うのですがリーマンのように売主が破綻すると保障出来ないということなのでしょうか?

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noname#75437
noname#75437
回答No.2

>まづ商業銀行が住宅ローンを組みます。これは通常の住宅ローン債権。 このローンを債権化する、これが住宅ローン担保債権。 これでは、単に債権の切り売り転売じゃないですか。 仕組み債というのは、いろいろな債権を組み合わせて、それを証券化するわけです。 その組み合わせの中に、サブプライムローンを突っ込み、もっと別の優良な債権と まぜて、小口に分割して証券として売るわけです。 >とにかくこの時点で最初の商業銀行は資金を回収しリスクヘッジする訳です。 忘れていけないのは、米国はすべてのローンがノンリコースということです。 ノンリコースのデフォルトリスクは銀行が負えないから、債権を証券化して売ることで 一般投資家にリスク転嫁しています。 >この債権化された住宅ローン担保債権を各国の中央銀行までが大量にもっていた >訳ですが、 それは、一般の住宅ローンの保証債権でフレディマック・ファニーメイの話ですよ。 サブプライム崩壊の話は、仕組み債としていろんな債権が組み合わされて毒と 農薬と小麦粉がまぜあわせて売られたようなもの。 >しかしです、最初に住宅ローンを組んだ商業銀行はこのローンを担保に債権化して >売り払っています。損はありますか? 損はないですよ。でもサブプライムローンの会社は、仕組み債を組む証券会社に サブプライム債権を売って、仕組み債を組む会社が大量に証券化して売りまくった。 その証券化された仕組債を大きく組み込んだファンド商品とかを機関投資家が 大量に買い込んでいたという仕組です。 貸し出した銀行は損しない。しかしリスクヘッジした仕組がいっせいに壊れた。 金融高額というのは、一般論の積み重ね。一種の確率論。 例外的な、バブル崩壊世界同時株安、為替の急激な変動など想定外。 >ちなみに、CDSは住宅ローン担保債権にもかけられていたと 住宅ローン担保債権が破綻したのでなく、サブプライムローンが不動産のピークアウトで 債権回収不能になって、サブプライムローンを組み込んだ仕組債の証券化商品が 全く市場で値がつかなくなり、その商品を組み込んだファンドから次々と投資家が 金を引き揚げた。そういう流れでしょう。 CDSというのは、相対の相場のヘッジ商品ですから、一つの商品が無価値になれば それのCDSは高騰する。だれも買わないCDSは機能しない。CDSって誰かが買った らそのまま不動の保証ってわけでなく、危険が増すなかで高くなっていく。最後に買った ものがババを引く。 >思うのですがリーマンのように売主が破綻すると保障出来ないということなのでしょうか リーマンがサブプライムの仕組債を作って売っていたわけではない。膨大の資金のなかに そういう複雑なヘッジ商品を膨大に抱え込んでいたから破綻したのです。

その他の回答 (2)

  • ryuken_dec
  • ベストアンサー率27% (853/3139)
回答No.3

保険をかけていたとありますが、その保険が全部を保証できるほどの蓄えがなかったのです。 保険設定側は、大数の法則で保険金支払い額を計算して。いくらくらい手元にお金を用意しておけばいいか考えて、その額を手元に置きます。 例えば合計で100兆円の保険を引き受けていても、その全部を同時に支払いしなくてはならないことはまず起こりません。通常時に最大では5%程度の保険金支払い発生率と考えていれば、その倍の10兆円もあれば十分と考えたりします。つまり、10兆円の資産しかない会社が100兆円分の保険の引き受けたりしています。普段はこれで回ります。 しかし、想定以上の保険金支払いが発生した場合(ここでは例えば15兆円)、手元には10兆円しかありませんので、15兆円を支払えません。 ・・・ということで、保険が保険の意味をなさなくなります。ヘッジにならないということですね。 実際にそういう保険引受会社のショートが発生しなくても、そうなりそうと思われるだけで市場はパニックになり皆が手を引き出し始めます。

noname#96023
noname#96023
回答No.1

他の銀行が債権化したものを、商業銀行(正確には配下の投資銀行が持っていたって事)

Alico_dego
質問者

補足

CDSで保険をかけていなかったのですか?

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