タギシミミノミコト神武天皇の皇后イスケヨリヒメを娶る

質問

神武天皇がお亡くなりになった後すぐ
タギシミミノミコトが
神武天皇の皇后のイスケヨリヒメを娶ったとあります

確かイスケヨリヒメは義理の母になると思いますが
当時はよく有ったのでしょうか

回答No.1

suicyo · ベストアンサー

よく有ったのかどうかは回答不能ですが、義理の息子と再婚したり、父と息子が一人の女性を共有？譲渡？したり‥は散見されますね。以下、ご参考まで‥

★伊勢(三十六歌仙)

宇多天皇の寵姫となり某皇子を産む。
その後、宇多天皇皇子敦慶親王との間に娘の中務(三十六歌仙)を産む。

★待賢門院

鳥羽天皇皇后で崇徳天皇の母ですが、崇徳天皇は本当は白河天皇の子だと疑われていた話は結構有名です。待賢門院は幼少の頃から白河天皇に養われており、怪しい関係だったのは事実のようですね。

天皇家の系譜を見ると、親子兄弟関係が錯綜している例が他にもいつくかあります。例えば、母が兄の妻になっている皇子女とか。
ただ、寡婦が義理の息子と再婚したのではなく、一人の家女房(侍女)に父と息子が手を付けたために、産まれた子の父がどちらか判らない‥ということで混乱したケースもあったようです。

蛇足ですが、「藤原多子」の二代の后という例もあります。
藤原多子は近衛天皇皇后でしたが、二条天皇と再婚します。皇太后の再婚は他に例がないと記憶します。
ただ、近衛天皇と二条天皇は親子ではありません。

お礼

suicyoさん　ありがとうございます

大変ご丁寧なご回答　感謝しています

だいぶ後の世まであったのですね
神話に出て来てさえ驚いていますのに
ビックリ仰天です

今の常識ではわかりませんが
そうせねばならない理由があるのでしょね

ありがとうございます

回答No.3

poccuru5

補足１
『中世ペルシア法典』によると、「チャーカル（継母）婚」という婚姻形態があるそうです。ただし「暫定的な」結婚らしいですが。バルトロメーという言語学者（？）によれば古代イランには裕福な者が経済難の者に自分の妻を一定期間与えることで自分の権利などを代理させ、それによって経済難から助けるという一種の法的救済措置があったらしく、その亜流が「チャーカル婚」だったらしいです。
（参考文献：『アーリヤの男性結社』スティグ・ヴィカンデル　言叢社）

補足２
ギリシア悲劇で有名なオイディプス王は自分の母イオカステーを妻とし、子供を生んだことで知られますが、実際はいろんな系譜があり、その中の１つによると、オイディプスは父ラーイオスの前妻エウリュクレイアの子で、オイディプスはラーイオスの後妻イオカステーを妻にした、という伝承があるそうです。

補足３
仁徳天皇だったかな？　妻じゃないけど、自分が欲しいと思っていた女性を息子に譲った話が『記紀』になかったかな。

お礼

poccuru5さん　　ありがとうございます

マッタク知らなかったことをお教え戴き感謝しています

男と女の結びつきについて深く考えさせられます

現在はお互いの感情や愛情が前面に出て
個人の気持ちが尊重されていますが

人間は長い間
その家族とか部族の継続繁栄がもっと大きなものだったのでしょうか

中国古代にもよく似た話がありますね

日本古代は今から勉強します

大変驚きました

ありがとうございます

回答No.2

poccuru5

セレウコス帝が後妻ストラトニスを息子のアンティオコスに与えた、とか。

お礼

poccuru5さん　ありがとうございます

ローマの時代でしょうか

西洋にも同じような事があったとは驚きです

人は皆似ているのでしょうか