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塩化第二銅エッチング反応について

dragon-2の回答

  • dragon-2
  • ベストアンサー率48% (117/243)
回答No.1

(1)銅は純水中ではわずかながら溶解する。 (2)残留塩素や塩化物イオンが存在すると速やかに腐食し、比較的密着性が良く防食性のある亜酸化銅の皮膜を生成する。 (3)塩化物イオン濃度が高いと、亜酸化銅は塩基性塩化銅に変化し、防食性の無い青緑色のさびを生成する。  とさび(緑青)の生成原理が述べられています。エッチングは腐食させること、銅では金属銅をイオンにすることです。一般に、金属は純金属のかたちより、酸化したり他のものと化合してイオンになると安定します。銅は銀や金の仲間で金属でも比較的安定な物質ですが、やはり、イオンになる=さびます。 <Cu+CuCl2→2CuCl の式は、金属銅が塩化銅(2)と反応して、塩化銅(1)になるもでですが、物質の反応式ではわかりにくいので、イオン式にします。  Cu + Cu2+ → 2Cu+ この反応は不均一反応の逆ですから、可逆反応です。 注意ですが、銅は、2価のイオンになりやすいのですが、1価のイオンもかなり安定なのです。  また、最初にありましたように、CuClは耐腐食性の膜を一時的につくりますが、塩化物イオンが多いところでは  CuCl+H2O+Cl- → Cu(OH)Cl + HCl の反応で溶け出します。もちろん、溶液ですから、イオンになっていますが なお、この反応で、左辺のCl-はCuCl2から多く供給されているものと考えます。つまり、この反応が右辺へ移動すると、溶液のCu2+はCu+となるわけです。

参考URL:
http://www.s-iri.pref.shizuoka.jp/tech/mach/me111205.htm
skun
質問者

補足

ご回答ありがとうございます。 かなり詳しくお答えしていただいて感謝いたします。 ところで  Cu + Cu2+ → 2Cu+ は可逆反応ということですが、この逆の反応も同時に 起こっているという事でしょうか?。 また、同時に起こっていた場合、 CuClができる反応、つまりエッチングが進む方向に 反応が進むのはどういう理由からなのでしょうか?。

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