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early entrance to college について

アメリカにあるearly entrance to college (early college entrance)というプログラムについてお教えいただきたいのですが、 ・プログラムへの選抜はどのようなものでしょうか? gifted教育と結びつくところもあるようですが、学力試験などで生徒を選っているのでしょうか? ・どのような学びをするのでしょうか? 生徒は資質や興味のある分野をより深く追求するのでしょうか(専攻を持ったりするのでしょうか)、 それとも教養として幅広い分野の学習をするのでしょうか? (なお、特に高校生向けのプログラムについて知りたく思っています。) また、そのプログラム限定でなくとも、アメリカの早期教育について、何かしらご存知の方がいらしたら、お話お聞かせ下さい。 よろしくお願いいたします。

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  • hukuponlog
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回答No.1

early entrance to collegeも担当しています。 必ずしも一律では無いと思いますので、私の大学の場合は、ということで捉えてください。 ・プログラムへの選抜はどのようなものでしょうか? 我々の場合は、生徒の選抜は高校側に任せています。原則としてInternational Baccalaureate の Diploma Programme を取得した生徒が対象ですので、たいてい11年生か12年生です。ただ、高校側が資格有りと認めた生徒については受け入れます。 ・どのような学びをするのでしょうか? コースは2種類用意しています。 一つは、高校の授業と同じ授業名で内容を高度にしたもの。例えば、同じ「アメリカ史」でも高校で習う内容については理解している、という前提の元に研究者個人の学術的な成果を踏まえた授業をする。第2外国語として「ラテン語」を選択した場合も、大学から人が来て講義をしています。 私は理系については詳しくありませんが、同じ生物でも実験手法や研究対象が異なるようです。一度説明をしてもらったのですが、私の知識と英語力では理解を超えていました(笑)。 もう一つは、大学の講義の先取りです。こちらは、生徒が自分で選択をしますので、様々です。 前者の場合は、私達が高校に出向いて、授業をします。場合によっては、高校の教科担任と二人で授業を担当することもあります。後者の場合は逆に大学に来てもらい、他の学生と同じ立場で参加することになります。どの程度そうした授業に参加できるかは、生徒の能力というよりも、高校と大学の人的資源によります。 性格としては、前者が高校の単位取得と同時に、高度な一般教養を身に付ける、という内容ですが、大学の単位として認める場合もあります。後者は完全に大学の単位として認められますので、早期教育という位置付けになります。ダブルメジャーで将来ヨーロッパへの留学を考えている生徒がほとんどです。 割合で言うと、全校生徒2000人のハイスクールで15人から25人程度が毎年、このプログラムに参加します。彼らと話をすると「なるほど頭の良い生徒というのは、いるんだなぁ」と実感します。

welle4ca
質問者

お礼

お早いご回答ありがとうございます。 まず、私がearly entrance to collegeについて勘違いしていたようでして… プログラムに参加=大学に入学(大学1年生) となると思っておりました。 そうではなく、いくつかの授業で高度な内容を学んだり、いくつかの単位を早期に取得できる、というものなのですね。 まだまだ研究不足のようです; とても参考になりました。 ありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • caldad
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回答No.4

私は北カリフォルニアに住んでいます。現在大学生の子供がGATE( Gifted and Talented Education)Studentの認定をうけていました。この教育の内容は州によってさまざまですが、カリフォルニアの公立学校の場合には、小学校の2年次にこの認定が試験と面接の審査でおこなわれ、3年生からGATEのプログラムが始まります。その内容は週に50分の区別された授業で、その内容は同じ科目でも高度な内容の授業をします。飛び級は、私の学校区ではありませんでした。 7年生になると、Honor Classという普通のクラスより掘り下げた内容のクラスを自動的に履修して、高校入学時には、数学と科学では、他の生徒よりも一年進んだ地点に居る事になります。また、この年齢で大学統一試験のSATも受ける事が出来ます。 高校でもHonor Class があるものはそれを履修して、10年生から12年生ではAdvanced Placement(AP)とよばれる、大学の入門初級レベルの授業もうけます。このAPは年度末に全国統一テストがあり、高点数であれば公立の大学の単位として認定されます。高卒までに7-10科目のAPを履修する生徒もおおく、彼らは州立大学入学時にすでに1年次を終了、2年生としてはじめると言う事も珍しくありません。また州立大学大学の受験のためのGrade Point Average(GPA)算出のさいには、大学が認定したHonor およびAPのAは4.0ではなく5.0となりますから、GPAも高くなります。したがって、入学生の平均GPAが4.2と言う事も可能となるわけです。 私の知っている高校生の大学の科目履修は、コミカレで夏休みに高校生がGPA稼ぎのために授業をとっていること、また、UC Berkeleyでの近隣の高校生を対象にした数学のプログラムがあったと思います。この数学の英才プログラムは選抜されて参加するわけですが、このプログラムに参加した時点で将来の合格も約束されているそうです。もう一つは、7年生か8年生でSATの科目のどれかで満点をとると、ご褒美に近くの州立大学の授業が只で受けられると言うのもあったように思います。 以上はカリフォルニアのGATEの概観ですが、この教育貧乏州の生徒一人当たりの教育費は年間7000ドルですから、ニューヨーク州の12500ドルとはまたその内容も大きな違いがあると思います。GATEについては、ニュージャージーが進んでいると言う話も聞いています。 お役に立てたら幸いです。

welle4ca
質問者

お礼

お礼が大変遅くなってしまい、すみません。 ご回答ありがとうございます。 本当にアメリカの教育はすごいですね…なんだか、日本のことしか知らなかったのですごいという感想しか出てきません。。。 GPAを稼げるチャンスがあるなんて、羨ましいです… とても参考になりました。 ありがとうございました。

回答No.3

あなたの質問に私が知る限りの事を ちょっと回答しようかな~と思ったんですが。。。 回答#1、#2の方のご意見、私が参考にさせて頂きました(笑)。 私はアメリカ人の夫と結婚、カリフォルニアに13年住んでいます。 その上私は「おばさん大学生」。息子は今年高校入学です。 むすこが入学する高校からスクールバスで毎週金曜日に私が通う 大学にうじゃうじゃ高校生が受講しにやって来ます。 調べたところ#1、#2の方のおっしゃる通り、高校からの 選抜で大学のクラスを受講しているそうです。また私が通う大学では 高校で選抜制度がなくても、自分で受講志願する手段を提示して います。 息子が入学予定の高校は私が通う大学から車で2-3分なので 高校のスクールバスでガキがうじゃうじゃ大学にやってきます。 私の義弟は(私の夫と違って)とっても頭が良くって、 高校生の時に大学のクレジットを沢山取り、大学(フロリダ・ステート)入学後は博士号を取るまで普通の人よりかなり早かったような 記憶があります。 息子は別に頭が良いわけではありませんが「母ちゃんと同じ大学で 机を並べる」ってのは面白い。。と思っているようで、高校在学中に 大学のクレジットを取ろうと考えているようです。私はその前に 卒業してみせるっと息巻いています。 もっと早期、と言うのであれば、、 息子は「数学と科学」の特別な中学校に通っているのですが 彼のクラスメートの最年少は4歳年下の女の子です。 また逆に近所には「小学校1年生を2回やった」子もいます。。 息子が通った小学校では年度末に成績により留年や飛び級を 審査していました。 ちっとも回答になっていませんね。 ごめんなさい。

welle4ca
質問者

お礼

お礼が大変に遅くなってしまい、すみません。 ご回答ありがとうございます。 いえ、私はアメリカの教育について全然知らないものですから、興味深く読ませていただきました。 高校生の息子さんと同じ大学で机を並べた、なんて日本で話したらさぞかし驚かれることと思いますよ^^ ありがとうございました。

  • hukuponlog
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回答No.2

#1です。私がご紹介したのは、あくまでも私の大学では、という話ですから >プログラムに参加=大学に入学(大学1年生) という事例もあるのかもしれませんね。 彼らはバカロレアのDPを取得していますから、大学入学自体は、本人の意志でできるのだそうです。ただ、 ・ハイスクールはみんなと一緒に卒業したい という、まぁ、子供らしい動機もあるし ・高校のプログラムとして単位を取っておく分には、学費がかからない という、現実的な?動機 ・Ivy Leagueなどトップクラスの大学を狙う、最初からヨーロッパの大学に留学する という、大学選択の準備期間 などの理由で、大学に早く来ることは、しないらしいです。 その他に、「僕らが抜けたら、生徒会なんかの自治組織が崩壊しますよ」などと小生意気な?ことを言っている生徒もいました。確かに、アメリカの高校は、逆にとんでもない阿呆もいますから、それも事実なのでしょう。

welle4ca
質問者

お礼

再度のご回答ありがとうございます。 なるほど、意志次第で大学生になれるような生徒が参加しているのですね。 いろいろな事情もあるようで、興味深いです。 アメリカでは(学力・資質)上位層への配慮が日本よりもずっと進んでいるように思えますね。 ありがとうございました。

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