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露出狂の謎
どうして、「露出狂」は、そんなに見せたがるのか? また、どうして男がほとんどなのか? まあ、探せば、女の露出狂もいるだろうけど。 そういえば、昔から、どこの幼稚園や小学校にも、おちんちんを放り出して、女の子に見せて喜ぶ 少年露出狂がいたが、女の子が露出して喜んでいるのを見聞きしたことはない。 探せばいるだろうけど。 精神医学・心理学の見地からのご解説をお願いします。
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残念ながら生物学、というか進化論の立場から。 おおよその生物は自分が性的に準備ができている状態であることを異性の視覚聴覚嗅覚などの感覚に訴えるものであって、自分の性器を見せること自体、生き物としてはさほど珍しいことでもなんでもないのです。 で、ヒトというやつは直立歩行をしてしまったせいで、いとも簡単に♂の大きさの比較ができてしまうようになってしまった訳です、比較が簡単になってしまった結果──ヒトの♂は体長と比較した性器の大きさが哺乳類中最大になってしまったのです。もちろん、その原因は♀がそうした♂を選択したからです。ならば原初の♂たちが持っていたであろう、こんなに立派なら見せてあげねば、という衝動がその子孫である♂に残っていたとしてもさほど不思議でもなんでもないのです(とはいえ、そんなに立派じゃなかったって話ばかりでしたが…誰も処女ばかりなのに何故かそう思ってしまうところにも進化の謎があるのかも)。 一方、ヒトの♀に見せる、という行動が見られないのは何故か、というとこれは♂とは逆に直立歩行によって外性器が見えにくくなった(人類と近縁の類人猿の♀は積極的に発情している証拠を♂に見せるんです)ため、♂を選択する際に主導権を握れることとなった、また、大きく膨らんだ(大きさと授乳能力は無関係)胸が発情した際のお尻の代わりとなって♂に性的なメッセージを発しているとの説もあり、自分が性的に準備ができている証拠をはっきりと♂に見せないことによって♂選びを有利にしているんです(匂わすだけ、ってのはよく使うテですね)。 加えて、衣服の誕生は、寒さから体を守るために必要とされたという従来の説から、♂♀とも性的なかけひきを有利に進めるために衣服を利用した(♂にとっては簡単に値踏みされにくい、♀にとっては性的信号を分かりにくくして♂を手玉にとれる)のではないか、という説に傾きつつあります。 実際、ヒトの文化というものはおおよそ仮構のもので、それを無理やり仮構じゃないってことでヒトが人たりえているんですが、やっぱりもともとがサルなんでたまーに地金がでちゃうんですね。で、近代という、ヒトは獣とは本質からして違うものであるという図々しい考え方にそうした行動はそぐわない、ってんで病気、ってことにされちゃったんです。 また、江戸期の町人♂はほとんど裸で、西欧にしか目がいっていなかった明治政府が「裸はいかーんっ!」と禁じたため、以後衣服を着るのが普通となった訳です(その過程で警官が裸でうろついていた子供を殴り殺すといったあんまりな事件があったりもしたんですが)。同じく、町人♀も、結構露出が高かったんです。
お礼
詳しいご解説ありがとうございました。 私はは、どんなに落ちぶれても、決して私と同じ年齢の息子を、滅多やたらに『公開』しませんよ!!!