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展覧会の絵 管楽器に高度な要求

先日にあったベルリンフィルの7時間の特集番組で、ゲストの元ヴィオラ奏者と作曲家の二人が展覧会の絵の話で、ラヴェルは管楽器を意識した編曲をしている、高度な要求をしていると言っていました。どんなところが高度な要求なのですか。

noname#87840
noname#87840

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  • Ta595
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回答No.1

こんにちは。 単なる個人的な印象ですが。 どこかの曲でもの凄い超絶技巧が要求されているとか,普通では出せない音を出させようとしているとか,そういう意味での高度さではないかも,と思います。(「ビドロ(牛車)」のチューバソロの普通ありえない高音は例外として) 具体的にどこと言えなくて申し訳ありませんが,展覧会の絵に限らず,ラヴェルの作品ではそれぞれの楽器の使われ方・組み合わせ方が非常に繊細に計算されていて(管楽器に限らず,ですが),多彩な音色をオーケストラから引き出しています。展覧会の絵でも,曲ごとに,あるいは一曲の中でも本当に細やかに音色が変化していきますよね。 しかし,奏者がラヴェルの意図をきちんと理解してそれを再現しないと,彼の計算したことが台無しになってしまって意図した響きが出せません。 展覧会の絵の場合ならば,それは,ピアノ独奏曲をオーケストラという音色パレットを使って再構築する,というこの曲のコンセプトの根幹が崩れてしまうことを意味するのかもしれません。(原曲のロシア風の土臭さを前面に出して成功したと個人的に感じている例もありますが) ・・・と,ちょっと脱線気味になりましたが,ラヴェルがこの曲を作ったときの繊細さや緻密さを,奏者も同じように要求される,という意味での高度さなのかな,と思いました。 もちろん,作曲家の意図を汲み取って再現することの大切さは他の作曲家でも共通なことではあるのですが,例えばロマン派の曲では旋律の歌わせ方とか気持ちの込め方など,演奏家個人の解釈や思いを演奏に反映させることに対してある程度自由度があるのに対して,ラヴェルの場合は,あたかも精密機械のごとく楽譜を忠実に再現していかなければならない,というような印象も個人的には持っています。(それが正しいか見方なのかどうかは分かりませんが)

noname#87840
質問者

お礼

特別に動きが速くて難しそうなところがなく、どの曲で高度な技術を必要とするのか分かりませんでした。計算された音色の変化や緻密さなど、ラヴェルが意図した響きに高度な要求がされているかもしれないということですね。牛車のチューバソロが普通ありえない高音なのは知りませんでした。ありがとうございました。

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