高気密住宅について（長文です）

質問

高気密高断熱住宅は窓（サッシ）換気扇等からの隙間風はありですか？友達の家で先日気密測定がありました。（築１年、高気密に疑問ありでハウスメーカーからしてもらい、友人として参加）その際、総相当隙間面積２０９cm２　隙間特性値１.47でした。（建て坪４０）メーカー側からすると２．０以下なので基準に値するとのこと。しかし測定中、ドアーは簡単に開く（最大風速で）ドア下から風がバンバンくる、玄関からの隙間風は来る・・・メーカーからの見解は「気密は何処で調べて頂いても基準ですので、この風は窓（サッシ）と換気扇の問題なので、ウチとしては、これ以上どうすることもできません。あとは、お客様で隙間テープをするとか、ドアの隙間を毛布でふさぐとかの工夫をするしかないです」との事。ビックリしました。こんな事って本当ですか？高気密高断熱住宅ってそうなんですか？窓や換気扇は気密に関係ないのですか？わたしも、何も知識のないまま、測定に立会い、友人の手前、なにも言えませんでしたけど・・・それなら意味がなくないですか？。友人の家にはパソコンがありませんので、私が取り次ぎをしてあげてますので返信が多少遅くなるとおもいますが、どなたか専門のかた教えて頂きたく願います。それと、気密測定なるものは、事前に偽装できますか？絶対におかしいと思うのですが、何分素人ですので・・・よろしくおねがいします。

回答No.3

kumaTaka · ベストアンサー

高気密とは室内と外部との空気の入れ替えを完全に遮断することだ、というような考えがよく見受けられます。必ずしも間違いではありませんが、通常の生活をするためには適切な換気がなければ最悪死亡につながるような事故も起きる可能性があります。
高気密・高断熱の住宅で大切な気密性とは、室内と壁体内の気密です。室内の湿気が壁体内に入って、断熱材のグラスウールの中や外壁側ベニヤ表面で結露すると、躯体が腐る可能性があります。そのため柱と壁の隙間をなくし、気密シートを施工し、コンセントボックスも気密型にするなどして、室内の湿った空気が壁の中に入っていかないようにするのが第１の目的です。
そのようにすれば当然外部から空気が入ることもなくなります。だから高気密の家は隙間風がないのです。そこで、計画的に空気を入れ替えることをしなければ、空気が汚れたままになって危険なのです。

説明が長くなってすいません。ａｎａｎ１５さんのお宅について言えば、やはり窓から隙間風があるのは感心できませんね。本来は換気システムによって計画的に空気を入れ替えるとか、少なくとも換気口と換気扇を取り付けて空気の換気をするので、それ以外の部分で空気の出入りがあるというのは、正しい高気密住宅とは言えません。
サッシやドアの隙間から空気が流入するというのは、おそらく換気扇は付いているのだが、計画的な空気の取り入れ口がないので隙間の大きい部分から空気を取り入れる状態になっているということでしょう。

まずは、お宅が計画換気装置（２４時間空調など）や換気口と換気扇が正しく設置されていて、計算どおりに作動しているかを確認して下さい。とうぜん換気装置があると気密性は悪くなりますが、これは必要なものです。ただし、あまりにも野放図に換気口を空けていたりすれば、冷暖房に悪影響を及ぼしますので、高気密・高断熱の意味がありません。

次に、サッシの隙間についてですが、これはサッシそのものの性能の悪さによるものか、サッシの取り付けに問題があるのかによって対応が違います。
サッシはペアガラス木製またはペアガラス断熱アルミサッシくらいは使用するのが当たり前だと思います。それらのサッシであれば、サッシ自体の気密性は確保されているはずです。もしシングルガラスの普通のアルミサッシが使用されているとしたら、高気密・高断熱といううたい文句に問題ありですね。
サッシに問題がないのに隙間風があるとすれば、施工にミスがあるはずです。窓枠の寸法があっていない、充填材（スチロールのひものようなものを入れたりします）が施工されていない、取り付けのための設計そのものが間違っている、などが考えられます。サッシと壁の隙間から空気が入ってくるのなら、やはり施工ミスと言えます。
玄関ドアから隙間風が入る件についても、施工ミスまたは性能が悪いドアを使用している可能性が高いでしょう。普通は断熱性・気密性の高いドアを使用します。風が強く吹いたくらいで隙間風が入ることはあまり考えられないと思います。高気密住宅に使用するドアとしてふさわしいものかどうか判断が必要です。もし、ドアが性能十分とすれば、ドアの取り付け枠に歪みがあるなど施工上の問題があるかも知れません。

いずれにせよ、そのメーカーの高気密へのポリシーや理解度・施工能力を疑うに十分な事例であると思います。
ただし、仕様書で性能の低いサッシやドアを使用することが明記されていて、そのことを施主が了承している場合には、クレームをつけることができるかどうか微妙ですね。

補足

ご丁寧にわかりやすく、ありがとうございました。これは私の友人宅の話です。気密検査時、ご主人が居なくて私が居てあげました。ＮＯ１さんＮＯ２さんへの返信を見て頂けるとありがたいです。皆さんのアドバイス本当にありがとうございます。この、アドバイスを見る限り、友人宅は残念ながら欠陥住宅でしょう。私は独身ですので、身軽です。友人の為にこれからどうしてあげればいいか、教えて下さい。

回答No.4

peter_yuki

参考になるホームページがあります。
最近の家は、C値・Q値・K値で性能を現しています（？）が、実際には、間取りによる、空気の流れ、冷暖房装置の種類や位置によって、住居環境は大きく変わるようです。

参考URL：

http://npo.house110.com/

お礼

回答ありがとうございました。早速サイト拝見しました。住まいに関して皆さんとても真剣なのですね。そして、それを、サポートそてくれる方達が居る事に感謝ですね！とても参考になりました。今後このようなサイト等を、参考に、友人の力になってあげたいと思いました。ありがとうございました！

回答No.2

momoko3

確かに基準値以下ではありますが、建て売りでも１．５以下の数値はでますよ。そういう意味では、今の住宅はすべて高気密住宅なんです。

しかし、高気密住宅を専門にしている会社では、通常社内規定があって、当社では０．５以下にしております。０．５になるまで、徹底的に気密をとるわけです。当然、サッシや換気扇もそういった性能のものを使用します。サッシメーカーに問い合わせれば、気密の数値もわかると思います。

それと、高気密住宅のための特別な工事をしているかどうか疑問ですね。例えば、外断熱は、高気密住宅の当たり前の使用ですし、基礎と土台の間に隙間があれば、気密住宅とは言い難いと思います。

そもそもなぜ、気密が必要かと言いますと、計画的な換気（結露防止・シックハウス対策）を行うためです。隙間が多ければその分排気量を増やすことになり、寒くて電気代のかかる家になってしまいます。

ですから、換気設計というのがあって、適切に2時間で1回以上の換気ができているかが、必要になるのです。局所換気（各部屋に換気扇がついているだけ）では、十分ではありません。

基礎下から、屋根裏まで家中の空気をすべて計画的に換気することが、高気密住宅には求められるのです。

その恩恵で、家中温度差はなく、結露もしにくく、電気代は安く、構造部分も腐りづらい、工法であるのです。

そのメーカー（工務店）は、基準値以下というところで、逃げているようですが、スプレー式の発砲剤をサッシ周りに吹きかけたりすることでも気密は上がります。気密測定したのであれば、どこから漏れているのかも、おおよそ想像がつきます。完成後も一部壊すことになりますが、気密をとることはできるでしょう。

ただ、闇雲に気密をとっては危険なところもあります。特に石油ファンヒーター（煙突なし）を家の中で使っているのであれば、一酸化中毒による死亡例もあるますので十分に注意してください。

お礼

ご丁寧な回答ありがとうございます。ＮＯ１さんへの返事を見ていただきたいとおもいます。基礎工事～屋根裏まで気密工事をしたか？たぶん疑問です。当時あかちゃんが生まれたばかりで、全面的にメーカーまかせだったと、言ってました。でも、メーカーも高気密住宅を、うたっている以上この現状の責任を取ってくれないのでしょうか？とりあえず、サッシメーカーに問い合わせして、気密の数値は調べたいと思います。その他素人ながら、何か出来る事があれば教えて下さい。ありがとうございました。

回答No.1

noname#107982

高気密高断熱住宅　＝　
　参考までに
家の中は同じ温度で同じ機密です。　
どこの部屋も廊下でも　２０度なら２０度です。　

サッシに空気口あり。閉じること出来ます。
換気栓は蓋を閉じる事出来ます。　
風気圧で室内のドアが動くのは言いがかりに近いです。

イメージは車を参考に

お礼

ご回答ありがとうございました。全室２４時間暖房で２４時間換気システムがついてます。部屋の温度は、すべて違いました。（全室２４度設定で）１階のリビング１５度とても寒かったです。洗面脱衣所１０度。２階寝室１８度。子供部屋１３度。南側和室２０度。それだけ聞いていただいてもおわかりですよね。この先どのようにして、メーカー側の過失を認めさせたらいいのか？友人は若夫婦で旦那様は出帳がちです。まだ赤ちゃんも居るため友人として何かしてあげたいのです。