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ふく射式暖房システムで総合的に優れている方法をアドバイス下さい。

新築で、延べ床面積40坪の住宅を計画しています。 暖房システムですが、ふく射式の暖房を考えており、 (1)蓄熱暖房器 (2)パネルヒーター (3)床暖房 で迷っています。 蓄熱暖房器は電気ですが、パネルヒーター、床暖房の場合、熱源は灯油式、電気式、ガスなどあると思いますが、どの方式が今後ランニングコスト的に、導入時のイニシャルコスト的に、両面から見て優れているのでしょうか。 金額はできるだけ具体的な数字で、教えて頂けると助かります。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.2

全館空調についてですが、電気のヒートポンプ式というのは、エアコンやエコキュートと同じく電力を動力源にして、(通常は)空気から熱をくみ上げたり(暖房)、空気に熱を捨てたり(冷房)するシステムです。 全館空調を一言でいえば、建物全体を(基本的には)一台の室内機・室外機でまかなうエアコンです。 また、ヒートポンプの特徴ですが、消費する電気エネルギーの3~7倍の熱エネルギーを得ることが出来ます(これをCOPと呼び、大きいほど効率が良い)ので、省エネルギーになります。 例えば、暖房時には空気から熱をもらうため、同じだけコンプレッサーを動かしても、外気温度が下がるにつれ、熱を吸収出来なくなってきます(効率が落ちてきます)ので、ここが寒冷地に向かないところなのでしょう。 我が家の暖房の電気代ですが、約22~23℃の室温で24時間運転して、一年で最も寒い一月で、電力消費量600kWh、約1万円(この内、基本料金が約3千円)です。低圧電力という通常の電力とは別契約です(請求書2枚になります)。 断熱材は、壁が高性能グラスウール16kを140mm厚の2x6(ツーバイフォーの約1.5倍の厚さ)、サッシは、Low-Eアルゴンガス入り複層ガラスの木製ですので、通常の3層ガラス並みの断熱性能です。隙間相当面積は約0.4cm2/m2と、現在の日本での世間一般に比較すると、かなり高気密・高断熱な部類だろうと思います(まだまだ窓性能が不足です)。 また、家の広さは50坪強でやや広め、日当たりが今ひとつなので、日射取得は若干不利な条件です。場所は、南関東のIV地域です。 全館空調は、予想以上にダクトスペースが必要なことに注意が必要ですし、輻射暖房と違い温風暖房なので、暖かさが得にくい欠点があります。 パネルヒーターの設置場所の問題は、私も以前は思いました。 でも、今思うには、窓にはカーテンを付けますよね。実は、カーテンが室内側に出てきており、窓下のスペースは空いています。つまり、パネルヒーター分のスペースほとんど必要無いと思います。 電気代ですが、電力消費は、ヒートポンプ熱源のCOPに依存しますが、輻射暖房なので室温を下げても暖かさを感じるので、全館空調よりも下がるのではないかと思います。 当然ながら、家から熱が外へ逃げる量が大きくなれば、それに比例してエネルギーが必要です。 ヒートポンプと蓄熱暖房器の電力消費についてですが、ヒートポンプのCOPが4なら、基本的に蓄熱暖房器の4分の1の電力消費で済むということになりますね。 深夜電力が安いからといって、ジャボジャボ電気を食う蓄熱暖房器は、好きになれないです(原発の助長にならないか心配です・・)。 電力量と電気料金は、深夜電力など割引などありますので、単純な比較は出来ないですが、ざっくり計算してみましょう。 COPが4のヒートポンプを使って、深夜電力に対し通常時間は3倍の電気料金とします。一日の2/3が通常料金、1/3が深夜料金とすると、 (3x(1/4)x(2/3))+((1/4)x(1/3))=0.58 つまり、ヒートポンプは、蓄熱暖房器の0.58倍くらいの料金になりそうです。 エコキュートのように深夜電力でのヒートポンプ式貯湯(蓄熱)の暖房システムが存在すれば、最も料金が安くなるのでしょうね。

参考URL:
http://www.tepco.co.jp/life/custom/e-diet/heatpump/04-j.html
risu111
質問者

お礼

とても分り易く説明して頂いてありがとうございました。 ヒートポンプ式が省エネに大変有効的だということが分りました。 では、ultra1long様がお使いの電気のヒートポンプ式暖房というのは、エアコンのようなものが各部屋に付いていて、風が出てくるタイプ、と考えてよろしいのでしょうか。足元はいかがでしょうか。寒くはないですか? 断熱が良いお家なので、その結果が電気代にも現われているのですね。 ちなみに、こちらのイニシャルコストも教えて頂ければ参考にしたいです。 また、蓄熱暖房器のヒートポンプ式といのは、ないのでしょうか? これからの時代は、電気のヒートポンプ式が最も優れていると、思われますか?

その他の回答 (3)

回答No.4

寒冷地での暖房については、下記が参考になると思います。 http://www.iesu.co.jp/shinbun/2006/18-1-15.htm 最近では寒冷地でも使えるヒートポンプが出てきています。 http://blogs.yahoo.co.jp/replankeigo/50202143.html http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0705news-j/0523-2.html また、地熱を利用したヒートポンプもあるようです(寒冷地での冬の地中温度は空気より高い)。 http://shyop.pupu.jp/ie/2006/03/post_94.html http://www.ybm-mfg.co.jp/newtech/chichunetsu/chichunetsu4.htm http://www2.odn.ne.jp/couei/heatpump.htm http://www.earthresources.jp/others/water_hp.html 寒冷地では、暖房設備の前に家の気密・断熱も非常に重要ですし、パネルヒーターの配管含めて、専門家の意見を聞いてみるのが良いと思います。 例えば、下の方なども無料で相談にのってもらえそうです(右のPROFILE欄参照)。 http://blog.smatch.jp/dannetu/ たとえ有料でも、満足出来る家と暖房設備が出来るのであれば、その方が良いと思います。

risu111
質問者

お礼

重ね重ねありがとうございます。 本当に参考になりました。ありがとうございました!

回答No.3

全館空調ですが、次のようなものです。 http://www.denso-ace.com/product/smde2/index.htm http://daikinaircon.com/catalog/airquartet2/02/index.html?ID=airq http://jp.yamatake.com/product/kikubari/about/about_2.html これらの図だと小屋裏空間に室内機が設置されていますが、床置型もあります。 床置は、場所をとります(2帖前後)が、メインテナンスが容易になります。 全館空調の暖房は、通常の温度設定では、寒くは無いが、ぽかぽか暖かいわけではないという感じです。 人によりますが、足は寒いと感じます(私は寒がり冷え性なので強く感じます)。 これには2つの要因があると思います。 一つは、足の冷感が敏感なためでしょう。 http://blog.smatch.jp/dannetu/archive/321 http://www.toli.co.jp/m_library/m_library7_4_1.html もう一つは、全館空調の場合、高気密・高断熱の家でも部屋の上部と床面での温度差は、多分2℃くらいはあるのではないかと思います。 窓からのコールドドラフトが床面を伝わってくるのが大きいと思われます。 http://blog.smatch.jp/dannetu/category_5/http://blog.smatch.jp/dannetu/archive/437#BlogEntryExtend 全館空調のイニシャルコストは、通常、並みの乗用車1台分くらいかと思います。我が家の場合は、キャンペーンのような値引きで軽乗用車程度だったかと思います。 サイズや家の大きさによって値段も異なりますので、大きく変わってくると思います。 また、暖房の質を感覚的に点数つけると、パネルヒーターが100点とすれば、50~60点程度かもしれません。 輻射暖房には全く及ばないと感じます また、蓄熱暖房器のヒートポンプ式ですが、聞いたことありません。 暖房設備については、下記をよく読んで、妥協の無いように選ばれるのが良いと思います。 http://blog.smatch.jp/dannetu/category_5/1 http://blog.smatch.jp/dannetu/category_5/2 初めにも書きましたが、もし私が次に家を建てるならパネルヒーターを選びます。 良いかは知りませんが、冷房も出来るものもあるようです。 http://www.ps-group.co.jp/customer/exsample/living.htmlhttp://www.ps-group.co.jp/customer/products/hr-c.html です。 また、電気のヒートポンプですが、寒冷地以外の熱源としては、最も効率が良いので良いと思っています(イニシャルコストはかかると思いますが)。

risu111
質問者

お礼

沢山の情報をありがとうございました。 とても参考になりそうなので、隅々まで読ませて頂こうと思います。 私の住む場所は寒冷地になるので、ヒートポンプは不向き、と考えると、どんな熱源の取り方が良いと思いますか? ある人の意見で、パネルヒーターは確かに良い方法だが、家の外にボイラーを置いて、配管を床下に這わせるため、熱源のロスが多いのが難点だと聞きました。 対処方法として、配管を1階の天井裏に這わせるなどの工夫をする必要がある、と言っていましたが、 それらの意見についてもどう思われますか? よろしかったらご意見をお聞かせ下さい。

回答No.1

我が家は、電気のヒートポンプ式全館空調ですが、私がもし次に家を建てるなら、迷わずパネルヒーターを選びます。また、その熱源は、電気のヒートポンプとします。 理由は、家は、窓から最も冷えます(この冷気で床面まで冷えます)。そのコールドドラフトを防ぐのに、パネルヒーターが最も適していると思います。床暖房は、故障時などメインテナンス性に難があると読んだことがありますので避けたいです。 熱源を電気のヒートポンプとするのは、効率が高いからです(寒冷地には不向きと言われていますので、この場合、専門家の意見も聞いてください)。例えば、COPが4などというと、消費電力の4倍の熱量を得ることが出来ますので(給湯のエコキュートもヒートポンプ熱源です)。 蓄熱暖房器は、割安な深夜電力は利用出来ますが、電気を大量に食います。

risu111
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 電気のヒートポンプ式全館空調とのことですが、これはどんな方式なのでしょうか・・電気代はどんな感じですか? もう少し詳しく教えて頂けると嬉しいです。 次に家を建てるなら、熱源を電気のヒートポンプでパネルヒーターがいい、とのことですが、パネルヒーターもいいな、と思いますが、部屋のあちこちに設置するので場所を取る、という部分ではどう思われますか? また、こちらは蓄熱暖房器に比べて電気代はどうでしょうか・・。 分ったらまた教えて頂けると幸いです。

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