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アナログテープについて
アナログテープの表示で「磁束密度」と「バイアス」というのがありますが、具体的にどういうものなのでしょうか? それが音にどう影響するのでしょうか?分かる方お願いします。
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#1です >「バイアスという下駄」ということがよく分かりません。なぜそれでリニアな部分が使えるのでしょうか? 音の強弱が電流の強弱に変わります。 その電流がヘッドに流れると、テープ上の磁性体が磁化されます。 この時、磁石の強さが再生される音の強弱になるのですが、 ここがリニアでない、特に強弱の変化が弱いと、使いにくかったり、再生音に強弱がつかないことになります。非線形よりも、変化が弱い(傾きが小さい)というのが理由ですね。非線形も補正は可能ですが、変化が弱いと分解能の問題や、ノイズの問題になってしまいます。 ヒステリシスカーブは↓のような曲線ですが、この線自体は最大の電流を流した場合のカーブです。バージンテープの場合は、原点から磁化曲線がスタートし、使用済みテープの場合は、一旦消去しますので、原点付近からスタートします。そこの立ち上がりカーブが、すごく寝ているのでバイアスをかけるわけです。 http://www.sony.jp/products/Professional/ProMedia/goo/uvwt_img01.html そこで、一番小さな音でも、磁性体がある程度強く磁化されるようにバイアス電流を加えるのです。 そうすれば、少しの音の変化でも磁石の強さの変化が大きくなるわけです。かといって、あまり下駄を履かせてしまうと、今度は頭が天井につかえるわけで、天井の高さが磁束密度となるわけです。
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- Pesuko
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「磁束密度」 値が大きいほど、でかい音を録音しても歪まない。 「バイアス」 テープに適合したバイアスが掛かっていれば正常に録音できる 適合していないならf特が乱れて(特に高音)変な音になる。
- shintaro-2
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アナログテープは、磁石の強弱で記録をします。 (残留)磁束密度とは、録画(音)した後の磁石の強さ(最大)です。 大きいと、ダイナミックレンジが広がります。 ヘッドに電流を流すとテープが磁化されるわけですが、電流と磁石の強さとの関係は非線形です。 なるべくリニアな部分を使うために、バイアスという下駄をヘッドに流す電流に加えて使います。
補足
早速のご回答ありがとうございます。 分かりやすく回答していただけたのですが、「バイアスという下駄」ということがよく分かりません。なぜそれでリニアな部分が使えるのでしょうか?
お礼
大変分かりやすい回答ありがとうございます。 その名の通り下駄をはかすのですね。 ようやく理解することができました! ありがとうございました!