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栄冠に輝いた作品イコール大ヒット作ではないのは何故??
オスカーでも、カンヌにしても、また日本でもしかり・・・ 賞をえた作品が必ずしも大ヒット作でもないし、また大ヒットするわけでもないのは一体どうしてだと思いますか? 賞を得た・・皆に賞賛された・・大ヒット・・の方程式が成り立ってないような・・
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「賞を得た・・皆に賞賛された・・大ヒット・・の方程式」について。 私のつたない知識と印象においては、 賞とは、 作品が公開された時期から間を置いて年ごとにくくり、比較作品を含みノミネートを経て、審査員の多数決で一つに絞られるはずです。 そして「観衆」を参考にした審査ではなく、あくまで専門家による「アカデミックな」評価と言っていいでしょう。 そして「ヒット」とは、 ほかの回答の方たちのお話にもあるように、大衆が「切符を買って劇場に行った回数の多さ」=興行利益があった~ということ。 また、鑑賞した人々の数=賞賛の量でもないと思います。 事前宣伝にお金をかける~なぜか「見所(最も盛り上がる場面など)」を、公開前に公開してまで~のは何故かというと、単に更なるお金儲けの目的のために過ぎません。「覗いてみたからには観に行こう」という「誘い」に乗って鑑賞した方たち、たくさんいるのではないでしょうか。 これが「単なるヒット」のからくりです。 宣伝文句とも、劇場の混み具合とも、 いずれにも「賞」が無縁に「見える」のはそのためです。 作品についての予備情報(および賞の有無)は、あくまで参考程度にとどめて、作品を吟味選択して鑑賞している方々も多いから、 各種レンタル業は潰れないのはないでしょうか。 そして、作品を製作する段階から、各種のビジネスとの連携は始まっていて、どのルートやツテで一般公開までに至るのかも、作品それぞれの運やタイミングで全く違っているのでは。派手に公開されないまでも、いい作品もある~こういった事情もわかった上で、「専門家による賞」は審査されるのでしょうから。 結論を申しますと、賞とは、ヒット熱から距離を置いたところで冷静に、 「結果」「成果」ではなく、 あくまで「内容」を評価する、のではないでしょうか。 内容なのだ、と思います。 また、 二ついいものがあっても、一つを選ばざるを得ないのもまた、賞というものなのでは。
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芸術性と娯楽性が反比例するものであることによるからだと思います。芸術性と娯楽性を併せ持っていればいいんですが、そういう映画はなかなかありません。 例えば「ゴッドファーザー」や「ロッキー」、「ドライビング Missデイジー」などは観客をひきつける要素に溢れている上に優れた映画です。ただ、ナチスによるユダヤ人虐殺をいやというほど見せつける「シンドラーのリスト」、ベトナム戦争の悲惨さを露骨に描く「プラトーン」、自閉症の人を描いた「レインマン」などは映画として優れていても、観客を呼べるかどうかは未知数です。「イングリッシュ・ペイシェント」、「恋に落ちたシェイクスピア」の不入りも、市場規模の小さいラブロマンス物だったからだといわれています。 この傾向は永遠に変わらないでしょうね。
お礼
うんうん、わかりやすいですねぇ。 大ヒットはラブロマンスものはつらいですかね。・・「恋に落ちたシェイクスピア」なんかとくにそう思います。 ありがとうございました。
- zingaro
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賞の基準が日本人の普通に映画を見に行く人の嗜好と常に一致するわけではない、ということでしょう。日本ほどではないですが、賞の選定には色々な駆け引き等もあるようですしw。 オスカー:「アメリカの映画業界人」が投票する。アカデミー会員(去年かな渡辺謙もなりましたね)によるもので、会員の高齢化、業界の意向などが賞を左右するポイントという印象あり。アメリカ人が面白いものがすべて日本人映画ファンが面白いものと思うわけでもないしね。 カンヌ:パルムドールは一時期裏工作だの圧力がかかっただの、一時期かなり取り沙汰された。映画ファンの間では、パルムドールより批評家賞辺りの方が信用できる、という評判w。
お礼
あぁぁ・・なんとなくわかります。会員や業界の都合なんてのもあるのでしょうねぇ。 ありがとうございました。
- Summaron
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私の感じだと、 オスカー・・・米国で大ヒット。他は関係ない。 カンヌ・・・・実験的映画に賞を与えやすい。でもあまりの先鋭的で一般受けできない。 ベネチア・・・カンヌに似ているけどもう少しわかりやすい。でも中名一般的なテーマではなかったりする。 というような区分があるように感じます。また最近大ヒットしているのは、主に娯楽映画ですから、既存の○○賞に値するかどうかは?ですね。
お礼
確かに、映画祭ごとのテーマや基準もことなりますし、大作をあえて敬遠しているような賞も多いかもしれませんね。 娯楽作品には賞取りは辛いですかね。 ありがとうございました。
- ken8282
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私は、感動もの=文芸もの、というイメージで捉えてしまいます。 感動ものは家族連れにはちょっと敬遠されがちで、一人で観る傾向にあるのかも。 一言で言えば、大衆受けしない、ということでは。 一般には感動ものより、面白いものを望んでいると思います。 でも、タイタニック(1997)は印象的なシーンが多く、大いに宣伝に活用出来たのでは。
お礼
お久しぶりです^^ 感動もの・・大衆受けしない・・ 一般・・面白い・・ これもなるほどですねぇ。そうそう、ご指摘の「タイタニック」 などは見事に嵌った作品かもしれませんね。私にも印象深い映画です。 ありがとうございました。
- rokko-oroshi
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審査員の評価とたくさんの人が観たという事実は直結しません。 お金をかけてお金を稼ぐために作った映画は、たくさんの人が観るでしょうけども、審査員が観て感動するとは限りません。 どちらかというとそういう作品を避けるのが通ってな感じがなくもないですね。
お礼
ありがとうございます。 なるほど・・確かに通ぶることってありますよね。 審査員の評価もいいし、大ヒットもするしって作品はなかなかないかもですねぇ。
お礼
あくまでも「内容」ですか。 確かに私も世間的に流行っている大ヒット作品を見に行ったりしますが、そのときにいい・・と思った作品が果たして後々まで同じ気持ちでいるかといいますと、そうでもないような作品もありましたし、 又逆のことも言えたりしますね。 ありがとうございました。