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ワイヤシュトラースのM判定法について
- ワイヤシュトラースのM判定法を用いて、問題を解く方法について知りたい
- 問題中の式に対して、d/dθΣ(r^n)*{e^inθ+e^(-inθ)}とd^2/dθ^2Σ(r^n)*{e^inθ+e^(-inθ)}を使えるかどうかを知りたい
- ワイヤシュトラースのM判定法について理解している方、アドバイスをお願いします!
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項別微分が可能であることを、次の流れで示していかれてはいかがでしょうか。 「項別微分が可能」 ←「Σfn(θ)、Σfn'(θ)、Σfn''(θ) が一様収束」 (Landauの定理より) ←「Σfn(θ)、Σfn'(θ)、Σfn''(θ)の優級数が収束」 (Weierstrassの定理より) ←「優級数の部分和の数列が有界」 (Weierstrassの定理より) ただし、 fn(θ)=(r^n)*{e^inθ+e^(-inθ)} =2(r^n)cos(nθ) fn'(θ)= -2n(r^n)sin(nθ) fn''(θ)= -2(n^2)(r^n)cos(nθ) そうすると、Σfn(θ)、Σfn'(θ)、Σfn''(θ)の優級数として、それぞれ以下の3つの数列 An=2(r^n), Bn=2n(r^n), Cn=2(n^2)(r^n) の級数を用いることにすれば、その部分和がともに、条件 |r|<1 のもとでのみ、優級数の部分和の数列が有界であることがいえると思います。 具体的には、以下のようになると思います。 |r|<1 のとき [k=1→n]ΣAk =2r(1-r^n)/(1-r) [k=1→n]ΣBk =2r{1-(r^n)(n+1-nr)}/(1-r)^2 [k=1→n]ΣCk =2[2-r-r^2-(r^n){2+r(n-1)^2-(2n^2-2n+1)r^2+(n^2)(r^3)}]/(1-r)^3 ⇒|r|<1のとき、[k=1→n]ΣAk、[k=1→n]ΣBk、[k=1→n]ΣCk が有界。 ⇒|r|<1のとき、[n=1→∞]ΣAn、[n=1→∞]ΣBn、[n=1→∞]ΣCn が一様収束。 |fn(θ)|≦An、|fn'(θ)|≦Bn、|fn''(θ)|≦Cn ⇒Σfn(θ)、Σfn'(θ)、Σfn''(θ) が一様収束。 ⇒fn(θ)に関して2階微分まで項別微分が可能。
お礼
ご回答および解説をしていただきありがとうございます。 問題の細部まで丁寧に解説をしていただき、とてもよく理解することができました。 この度は本当にありがとうございました。