• ベストアンサー

カルボニルの保護について。

キノロン誘導体のカルボニルの保護をしようと思い、ベンゼン溶媒p-TsOH存在下でエチレングリコールと反応させたのですが反応が進みません。脱水の方法はディーンスタークやモレキュラーシーブス、オルトギ酸トリメチル等いろいろ試しました。また、メタノールとp-TsOHによるアセタール化による保護、TMSCNを用いた保護なども試したのですが、どれもうまくいきませんでした。何か良いカルボニルの保護法を知っている方居られましたら教えてください。

  • 化学
  • 回答数7
  • ありがとう数1

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#145676
noname#145676
回答No.4

 オルトギ酸トリメチル=トリメトキシメタン。  大変失礼しました。書いてしまってから気づくなんて。  あとはチオアセタール保護でしょうか。  いっそ、Wittig反応でオレフィンにして、反応後にオゾン分解で戻すとか。  二重結合がほかにあったら厳しいですけど。  あらかじめほかの二重結合を保護しておくとか……。  思いつきなので、役に立たなかったら申し訳ないです。

taka28
質問者

補足

アドバイスありがとうございます。チオアセタールですか。試してみたいと思います。普通のアセタール化とチオアセタール化では反応性に違いはあるのですか???すいません、知ってる方、教えてください。

その他の回答 (6)

noname#21649
noname#21649
回答No.7

>C=Oの保護なのですが これは.私の関係した分野では.「立体を使うしか方法がないので」面倒で関係したことがありません(避けて通る)。

  • rei00
  • ベストアンサー率50% (1133/2260)
回答No.6

rei00 です。  補足拝見しましたが,保護しようとしているカルボニル基はキノロン環のカルボニル基ですね。  でしたら,このカルボニル基は窒素原子のローンぺアーと共役した状態にありますから,ケトンカルボニル基ではなくアミドカルボニル基としての性質が強いかもしれません。  また,ベンゼン環の存在がキノロンと4-ピリドンとの差ですが,それによって,キノロンの場合,4-ハイドロキシキノリンとしての性質が強いかもしれません。  いずれにすても,類似化合物での反応例を探された方が解決に近いような気がします。

  • rei00
  • ベストアンサー率50% (1133/2260)
回答No.5

 大学院まで天然物合成の研究室にいましたが,“Protective Groups in Organic Synthesis Third Edition”を御覧になっているのであれば,それ以外には『何か良いカルボニルの保護法』って無いように思いますが・・・。  ところで,“Protective Groups in Organic Synthesis Third Edition”のどこを御覧になっているのでしょうか? 『キノロン誘導体のカルボニル』についての記載があるのでしょうか(手元の第2版では見られませんが)。どの様なカルボニル基かが解りませんので何とも言えませんが,キノロンのカルボニルであればケトンカルボニルとは性質が異なるように思います。  一般的なカルボニル基の保護反応ではなく,「Chemical Abstract」等で類似構造のカルボニル基の保護を行なっている文献を探すべきではないでしょうか。

taka28
質問者

補足

キノロンのカルボニルは4-ピリドンのカルボニルと類似した感じだと思うのですが、“Protective Groups in Organic Synthesis Third Edition”には確かにキノロンやピリドンのようなNやNHが入っているようなものの保護についての記載はありません。SciFinder等を使ってケミアブも調べているのですが、少し調査不足のようです。「Chemical Abstract」を使って類似化合物を含め更に調べてみたいと思います。

  • turutako
  • ベストアンサー率0% (0/1)
回答No.3

私は現役は卒業してるのですが、よく保護をしてました。 ”Protective Groups in Organic Synthesis Third Edition” をご覧になってるんですよね?私も愛用しておりました。 じゃあ、この際、保護ではなく、ちょっと遠回りしてみてはどうですか?下の方が書いてたように、COClにしちゃうとか。。。 ”急がば回れ”って日本語もありますしね。 あんまりちゃんとした解答でなくて、すみません。。。

taka28
質問者

補足

カルボン酸では無いのでCOClにできないのですが・・・。

noname#145676
noname#145676
回答No.2

 英語の文献ですが、手に入るようでしたら参照くださいませ。 “Protective Groups in Organic Synthesis Third Edition” (Wiley-Interscience)  たとえば、メタノール溶媒中、塩酸触媒で還流反応させるとか。  トリメトキシメタンを用いる方法もあります。無水メタノール溶媒、TsOH触媒で還流するそうです。

taka28
質問者

補足

“Protective Groups in Organic Synthesis Third Edition” を読んで一応、保護の実験をしてきているのですが・・・。

noname#21649
noname#21649
回答No.1

カルボニルの構造式を忘れてしまったので.とんちんかんなことを書いているかもしれません。エステルを作って末端COOHの反応を押えると解釈します。 チオニルクロリデで.末端をCOOHからCOClに代えて.R-OHと反応させる N3で.アジ化して.R-OHと反応させる。N3による皮膚炎に注意 しゅうりつが単反応で約95%と低く.試料がぐっと減るのでそれなりの覚悟が必要です。

taka28
質問者

補足

OHの保護ではなく、C=Oの保護なのですが・・・。

関連するQ&A

  • ルイス酸とプロトンソースの違いについて

    例えば、シクロヘキサノンを1,2-ジオール(エチレングリコール)でカルボニル保護する時は大抵プロトンソースとしてp-TsOHなどを入れますが、まれにBF3・Et2Oなどのルイス酸をプロトンソースの代わりとして入れてる場合があります。 このとき反応機構としては、まずカルボニル基の酸素がルイス酸と配位するところから始まりますよね?またこの後カルボニル由来の酸素は通常水として脱離しますが、ルイス酸を用いた場合^BF3(OH)・Et2Oとして脱離するのでしょうか?最後はでてきたルイス酸のOHが水として出て行き元のルイス酸に戻ると考えてもよろしいのでしょうか?分かる方ご教授願います。 後余談ですが、1,2-ジオールと1,3ジオールそれぞれで保護する場合安定なのは一般的に前者といわれてますがこれもよく分からないのでご教授願いたいです・・・。

  • 酸とアルコールとカルボニル

      NO.#37752の解答を考えていて、疑問が生じました。(NO.#37752は、「酸はアルコールとカルボニルのどちらに配位するか」です。)  「普通の有機反応は酸と塩基で説明できる。」とB3の頃に有機の授業で習った記憶から、NO.#37752の解答をした(酸解離定数を持ち出した)のですが、よく調べたら、実際の場合のプロトンの挙動とは逆になっていました。  教科書によると、 R-C(=OH+)-R -> R-C(=O)-R pKa -7 RCH2-OH2+ -> RCH2-OH pKa -2 となっています。(Marchです。) これをすなおに解釈すると、「アセトン-メタノール混合溶媒に硫酸をたらすとメタノールにプロトンがつく。」となりますよね。 ...(1)  でも実際には、この反応ではアセトンジメチルアセタールができます。当然アセトンカチオン経由ですよね。 ...(2)  今まで、(1)なんか考えたこともなく、(2)の実験をしていたのですが、私はいったい何にだまされているのでしょうか? a)(1)の解釈を誤っている。 b)(1)の参照すべきデータが間違っている。 c)そもそも、酸解離定数を持ち出したのが良くない。 d)その他、、  現役ではないとはいえ、もと有機化学専攻としては非常に恥ずかしいのですが、聞くは一時の恥。どなたか、疑問を吹き飛ばしてください。よろしくお願いします。  

  • アセタールの合成についての質問

    ケトンRCOR + エチレングリコール(CH2OH)2 → 環状アセタール の反応機構について質問です。 反応が進んで   R   | R---C----O^+H2   |   OCH2CH2OH となったとき、OCH2CH2OHのOHの酸素が中央の炭素にアタックして、水が脱離するという反応はいかないんでしょうか? よろしくおねがいします。

  • ヘテロDIELS-ALDER不斉環化反応について教えてください。

    サリチルアルデヒドとプレニルアルコール(不飽和アルコール)をオルトギ酸トリメチルとP-TsOHの存在下で、ベンゼン還流条件下で、オルトキノンメチド活性種を経て、分子内ヘテロDIELS-ALDER反応により含酸素縮合3環式化合物(PYRANO[3,2-C][1]benzopyrane骨格)が得られますが、その際、遷移状態の立体反発(EXO遷移状態をとりやすい)により2つの含酸素環の間の、水素原子がトランス選択的に進行します。ただ、その選択性は相対立体配置であるため、この反応において、不斉環化反応を行い、立体制御できる骨格の構築を検討しています。いろいろ文献等調べていますが、あまり不斉合成に関する知識がなく困っています。類似構造で良い参考文献等紹介でも構いませんので、分かる方いらっしゃいましたらいろいろとアドバイスよろしくお願いします。

  • 酢酸nーアルコールの精製

    この前、実験で酢酸n-アルコールの精製を行ったんですけど、上手くいかず精製物にベンゼンが混ざってしまいました。 氷酢酸、n-アミルアルコール、ベンゼン、p-トルエンスルホン酸を混ぜディーン・スターク装置で還流させた後、反応混合物中の酢酸と触媒を分液ロート内で炭酸水素ナトリウムを用いて洗い、その有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させました。 そしてひだつきろ紙を用いて乾燥剤を除き、蒸留して、目的物を得ました。 ベンゼンが混入した理由として、先生が、ろ紙がどうのこうの・・・と言っていたのですが、さっぱり解りません。 それ以外の理由でもよいので、どなたか教えて下さい!! お願いします!!

  • NBSをもちいた光反応について

    いつもこちらを利用させていただいております。今回もよろしくお願いします。 NBSを用いてカルボニル基のα位を光反応で臭素化しました。その後、後処理をするときにメタノールで洗浄していたら煙が出てきました。これはなんなのでしょうか?溶媒はベンゼンです。 あと、論文中のfunctionalised alkyl chlorideのように使われるfunctionalised のいい和訳を教えてください。

  • 有機合成(o,p-dibromobenzene)

    ベンゼンからo,p-ジブロモベンゼンを合成する経路を書け という問題なのですが 学校で先生が言っていたやり方は (以下o,pというのはオルト、パラでの反応です) ベンゼン→(o)アニリン→(o)アセトアニリド→(p)FeBr3でブロモ化→(o)アニリンに戻す→(o)ベンゼンジアゾニウムイオン→(o)sandmeyer反応でブロモ化 私が思った答えはこれと違って ブロモはo/p配向性なので、ベンゼンを2回FeBr3でブロモ化してやればいいかなと思ったのですが。 それはだめなのでしょうか? わかりにくくてすみません。よろしくおねがいします

  • スルフィドからの酸化について

    反応機構について分からないことがあるので良ければご指導、アドバイス等お願いします。 1: スルフィド(sulfide, sulphide)からmCPBAによりスルホン(sulfone) にする反応機構がいまいち分かりません。スルホキシド(sulfoxide)になった後もう一度同じ反応がいきスルホンになると思うのですがどうなんでしょうか? R-S-R → RーSO2ーR  (試薬はmCPBAです。溶媒はCH2Cl2) 2:アルデヒドにエタノール中、オルトギ酸エチルCH(OEt)3を混ぜることによってジエチルアセタールができるのですがこの反応機構がわかりません。何をドライビングフォースとしてるのかそこから手につかずじまい・・・。 R-CO-H + CH(OEt)3 → R-C(OEt)2 (エタノール中) 分かる方いましたら、よろしくお願いします。

  • 分液ロートの収率に関して

    大学の研究で、R-C(=O)-R'[R:親水基](=以降(1))をエチレングリコールで保護したのですが、 (R'の鎖は、短いです。) 分液ロートで塩化メチレンを使って抽出したのですが、粗収率が30%前後しかえられません。 前任者の方は、粗収率70%~80%でした。 収率を上げる方法があれば教えてもらえないでしょうか? 操作 (1)、(1)のmol比10倍のエチレングリコール、p-トルエンスルホン酸、脱水剤で室温・終夜撹拌。 (脱水剤は、反応にまったく影響しないものです。) KOH水溶液(約1M)で中和し、塩化メチレンで抽出。 前任者の方のレポートにはKOH水溶液と書かれているのですが、 実験ノートにはKOH(固体)を入れて中和後に水と塩化メチレンを入れているのですが、 この違いで収率って変わるのでしょうか? (1)は、分液ロート後にカラム精製で収率40%前後です。 よろしくお願いします。

  • 芳香族化合物の推定2

    大学受験用参考書に載っている問題です。よろしくお願いいたします。 ある物質Bがフタル酸で二価のカルボン酸であることがわかっていて、M位かP位かで悩んでいます。 条件は、「この酸は、加熱しても分子内で脱水をおこしにくく、エチレングリコールと反応して、直線状の高分子が合成される。」です。解答はP位なんですが、どうしてM位ではだめでしょうか?M位でも、P位よりはきれいではありませんが、それでも一応直線状になると思うのですが・・・。私はM位でもいいと思うのですが、どうしてだめなのか教えていただけませんか? 参考までに問題文をあげておきます。 問題は、芳香族化合物の推定です。 分子式C8H10Oで表される化合物AとBは、いずれも芳香族化合物であり、ナトリウムと反応して水素を発生した。・・・略・・・Bをニクロム酸カリウムの紀州産酸性溶液でおだやかに酸化して得られた化合物Dをフェーリング液に加えて加熱すると、赤色の沈殿が生じた。またBを硫酸酸性の過マンガン酸カリウムで十分に酸化すると、水に不要の2価の酸が生じた。この酸は、加熱しても分子内で脱水をおこしにくく、エチレングリコールと反応して、直線状の高分子が合成される。 申し訳ありませんが、どなたかご存知の方アドバイスをいただけるとうれしいです。よろしくお願いいたします。