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カナダドルから日本円へ
もうすぐカナダから帰国するのですが、今あるカナダドルは、カナダで日本円にした方がお得なのか、それとも日本に帰ってからの方が良いのかわかりません。 為替のこともありますが、手数料的にはどうなのか知りたく、質問させて頂きました。 ご存知の方がいらしたら、教えて頂けると嬉しいです。 よろしくお願いします。
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両替法の有利不利は、売買の中間レート(公示仲値、TTM)に対してどれくらいの目減りがあるかで比較すると分かりやすいです。新聞やニュースなどで報じられているレート(銀行間レート)とこの公示仲値とはほぼ同じ数字になります。 カナダの西海岸側の都市(具体的にはバンクーバー)は日本との経済的な結びつきも強く、日本円の流通量も多いため有利なレートで日本円への/日本円からの両替が可能です。例えば[1]で紹介されている両替商[2]などよいレートを出しています。例えば5月3日のこの両替商の現金両替レートは 日本円→カナダドル 100円→0.9030 CAD カナダドル→日本円 0.9240 CAD→100円 となっています。売買それぞれのレートを足して2で割ると0.9135ですので、日本円→CAD片道での目減りは1.1%と分かります。この両替商では両替1回ごとの手数料もありません。片道1.1%ならかなりお得な両替と考えて頂いて結構です。 同じカナダでも東海岸になると、日本円現金の流通量が減ることもあってレートが落ちます。この場合はトラベラーズチェック(以下TC)にして持ち帰るのが次善の策になります。例えば[3]はトロントのTD銀行の、"Non-Cash"レートです。Non-Cashレートとはその名の通り外貨現金のやり取りを伴わない取引に適用されるレートで、具体的にはTC発行や海外送金が該当します。 TCには日本円建てとCAD建ての選択がありますが日本円建てから検討します。上記の両替商の場合と同じ計算をすると、CAD→日本円建てTCの片道で目減りは3.4%と見積もられます。またTC発行手数料が1%加算されますので[4]、合計では4.4%の目減りになります。 CAD建てTCにした場合、カナダ側では通貨変換に伴う目減りはなくTC発行手数料の1%のみがかかります。日本に着いてからCAD建てTC→日本円の換金を行うことになりますがこのレートは意外に良く、公示仲値マイナス1円90銭程度です(為替手数料が1円60銭、処理期間分の金利が約30銭)。割合にすれば1.8%で、TC発行手数料の1%と合わせると目減りの合計は2.8%と見積もられます。よってTCにするなら円建てでなくCAD建てにして持ち帰った方が有利と言えます。なお手数料やレートについては、ご利用予定の銀行で再確認願います。 CAD現金で持ち帰って日本で両替するのは絶対に避けるべきです。CAD現金の日本での両替レートはほとんどの銀行で公示仲値マイナス8円60銭なので、8%も目減りしてしまうことになります。 【まとめ】 (1)西海岸の都市であれば、市内の両替商で日本円現金に両替して持ち帰るのが有利です。目減りは1.1%程度です。 (2)東海岸の都市であれば、銀行などでカナダドル建てTCにして持ち帰り、日本の適宜の銀行で日本円に換金するのがよいでしょう。目減りは2.8%程度です。 (3)カナダドル現金で持ち帰って両替するのは目減りが8%にもなって損です。絶対に避けるべきです。 参考ページ [1] http://www.jpcanada.com/vbce.html [2] http://www.vbce.info/index.cfm?fuseaction=Major_Currencies [3] http://www.tdcommercialbanking.com/tradefinance/rates.jsp [4] http://www.tdcanadatrust.com/accounts/fees.jsp#travel
その他の回答 (1)
- daiki-3da
- ベストアンサー率37% (150/402)
日本での両替はたいていの通貨の場合,手数料を考えてもレートが最悪です。 カナダで両替しましょう。
お礼
はい、無事にカナダで両替を済ませて帰国しました。 アドバイス、ありがとうございました。
お礼
わたしはカナダ西海岸におりましたので、現地で日本円に替えて無事帰国しました。 お礼が遅れてしまって申し訳ありません。 ウェブサイト、とっても参考になりました!! 本当にありがとうございました。