• ベストアンサー

水素の活用 現在・過去

chan008の回答

  • ベストアンサー
  • chan008
  • ベストアンサー率52% (45/85)
回答No.3

私が知っているだけのことを書きます。 水素はおっしゃるとおり、一番軽い元素ですので、かつては飛行船に使われていました。しかしながら、爆発事故がきっかけで使われなくなりました。現在、ヘリウムという軽くて爆発しないガスが代用となっていますが、価格が高く、とても飛行船をつくるわけにはいかず、せいぜい観測用の気球くらいにしか使われておりません。あとは、極めて限定的ですが、宇宙ロケットの燃料源として使用されていたように思います。 現在では燃料としての水素に注目が集まっています。これはまさに燃料電池としてのニーズです。燃料電池のメリットは真っ先にクリーン燃料であるということがあげられます。石油に変わるエネルギー、ということについては、実は水素を作るときに、どうしても化石燃料が現在の技術では必要なので、地球規模のトータルで考えると、エネルギー資源の増加や二酸化炭素の排出を解決することには必ずしもなっていないのが現状です。しかしながら、遠い将来においては、水からダイレクトに水素を発生させるような技術が生まれるかもしれませんし、なにより、自動車や一般家庭においてのゼロエミッションは、環境保全に十分役立つものですので(ようするに、そこら中で排ガスをまきちらさなくてよい)、大いに期待されています。燃料電池の主なターゲットはそんなわけで、自動車と家庭用電源です。自動車はいきなり水素を積んで走ると言うよりは、ガソリンを車の中で触媒で改質して水素を発生させて使用する方法が、まず先に確立されるのでは内かと言われています。そうすれば、ガソリンスタンドなどがそのまま使えますので。家庭用というのは、家の庭先で発電しようと言うものです。現在抱えている課題は、(1)水素をうまく簡単に作る方法:石油からつくったのでは、あまりえころじーではないですよね?何とか水から作れればよいのですが、なかなか難しくて。(2)安全に貯蔵する方法:たくさん積まないと自動車は直ぐに燃料切れになりますし、軽いからどこかへ飛んでってしまいますし、爆発したらアブナイし、そもそも高圧ボンベを詰めておくのも怖い・・。なんかいい方法ない?(3)水素を電池内で燃やすときに使う白金触媒をもっと安価にする方法:プラチナを大量に使ったら効率はよいのですが、会社は破産します・・。・・・というようなことが現在水素に関わる最新のニーズです。もちろん、工業的にはいろいろな化成品の合成にも使われております。

関連するQ&A

  • 燃料電池は石油燃料よりずっとクリーン?水素の取り出し方?

    燃料電池はクリーン?水素の作り方? 燃料電池について興味があっていろいろ自分なりに調べてみました。ちょっと燃料電池について興味があって、過去ログや自動車会社のページを見ていたのですが疑問があります。 (1) トヨタ・本田などのページをみると、燃料電池の水素はメタノールやガソリンなどから取り出すようです。そうだとすると、どっちにしろ、水素を取り出す過程で二酸化酸素が出ると思います。クリーンになったといえるのでしょうか?石油燃料との比較の問題でしょうか?硫黄などが出ないから? (2) たとえば、メタノールなどをそのまま燃やす場合と、環境へのやさしさやエネルギー効率はどう変わるのでしょうか?

  • 水素がビジネスになるのか?

     水素については素人なのでおかしな質問でしたらごめんなさい。  液体燃料電池車や大手ガス会社さんが販売している液体燃料を利用した発電機器が増加するにつれ、水素を供給する会社というのは必要になるのでしょうか?  具体的に言えば、現在の石油や石炭のように水素が商社やエネルギー会社の収益源となりえるのかというのが疑問です。  水素は水からもできるから利益を生む未来などは来ないのでしょうか?はたまたそれは誤解で水素のサプライヤーが必要のでしょうか?必要ならばなぜ必要なのですか?  私が調べた限りではメタンハイドレードから水素を取り出す技術を北大の教授が開発したことです。ただメタンハイドレードはまだ未来のように感じますし。。。

  • 水素エネルギーの水蒸気は新たな問題になるか?

    例えばの話ですが、石油がなくなって世の中全て水素エネルギーになったとします。今現在消費されている石油エネルギーが全て水素エネルギーになったとして、水素が燃えてできる(燃料電気も含む)水蒸気が新たな問題になったりはしないのでしょうか?例えば、今よりもっと蒸し暑くなる、雨が多くなる等々。

  • 燃料電池と水素エネルギー社会について

    燃料電池と水素エネルギー社会について質問します。 ある本に、「燃料電池によって水素エネルギー社会がくる。」という趣旨のことが書いてあって各種燃料電池のことが紹介してありました。(固体高分子型とか高温型燃料電池とか。) しかし、どれを見ても天然ガスやメタノールを使うようです。 海の水には水素がいっぱい含まれているように思うのですが、水から水素を取り出して燃料電池などでエネルギー源として使うことはできないのでしょうか。また、そのような研究は行われていないのでしょうか。 (もし行われているとすれば、どの程度進んでいるのでしょうか。)

  • 水素社会の意義

    私は中学時代の理科の授業で燃料電池について勉強しました。 電気を取り出しても水しか排出しないので地球環境を考える上で注目されていると習いました。 しかし、実際には水素を作るために天然ガスから取り出したり、水の電気分解で取り出したりと、エネルギーを使って水素を取り出すことからはじめなければなりません。この意味で、水素社会というのは水素だけをエネルギー源として使うのではなくて、ほかのエネルギー(主に電気)と共存して水素を使う社会なのだと思いました。 私が知る限りでは、自動車への応用が一番身近だと思います。 自動車の主流は「ガソリン車→ハイブリッド車→電気自動車→燃料電池車」という順序を追っていると思います。燃料電池車は”蓄電”という点でリチウム電池よりも優れているのではないかなと考えています。 結局何を質問したいかと言うと、将来における水素(また燃料電池)の意義(どのように活用されるか)ということです。 結局は、将来も主流のエネルギーは電気であり、発電方法としてではなく蓄電という観点から燃料電池が注目されているのではないか、と思えるのですが実際はどうなんでしょうか?(燃料”電池”なので当然のことかもしれませんが。) 自動車以外に、燃料電池の応用例はありますか? あとこれは蛇足なんですが、天然ガス自動車のように水素ガス自動車なら比較的簡単に作れそうな気がするんですが、将来水素ガス自動車と燃料電池車とが競争していく見込みはありますか?

  • 水素社会の水素の供給元

    燃料電池者がトヨタから発表されていよいよ燃料電池車に乗れるようになりました。もちろん本格的な水素社会の到来は数十年先です。ところでその水素の供給元(=発生方法)はいかなるものでしょうか? 高炉等で副次的に発生する水素は余っているものなのでそれを使うというのならともかく、発電してその電気で水を電気分解というのでは、初めからその電気を電池に充電してEV走行したほうがエネルギー効率的にはるかにましです。燃料電池の水素を発電した電力で電気分解しているようではEVの1/3程度のエネルギー効率でしかありません。 燃料電池の変換効率(発電効率)は現時点では40-50%でしかありません。仮に水素があったとしてもそれをそのまま発電所で燃やして発電したほうが効率的にましです。 電池は重いので現時点では自動車の航続距離に難がありますが、ここ十年で空気電極ができれば正極が要らなくなるので現在の半分になりますし、30年もすれば電池の性能ははるかに上がるものと思われます。マグネシウム電池が実用化されるかもしれません。 燃料電池車の前提は水素が余っていることです。そのようなことが30年後に起こるのでしょうか? 30年先の水素発生方法はどういった方法を想定しているのか教えてください。 福島原発で水素爆発が起きましたが、あれは二千数百度というかなりの高温と触媒的な金属が要因で、それがあれば原子力で(つまり化石燃料に頼らずに)水素を作れるということです。そういう方法を考えているのでしょうか?

  • 【化学】水と水素で石油が生成出来るようになるって本

    【化学】水と水素で石油が生成出来るようになるって本当ですか?どういう化学反応式ですか? 水と水素から石油を作り出すエネルギーが6としたらそこから石油がエネルギー4生成出来たら、水と水素から石油が4出来て作るのに石油を6使っていたら-2分の石油が2多く必要になり石油を水と水素で作り出すより石油を石油のまま使った方がエコロジーですが、その生成エネルギー6を3にまで減らす技術革新が進めば石油輸出国の石油は売れなくなって中東アラブ諸国は一気に昔の貧しい国に戻ると思います この水素と水で石油を人口的に作り出すプロジェクトの進捗具合を教えてください。エネルギーコストが生成と消費が逆転するのは何年後ですか?グラフを生成して正しい予測年を導き出して解説付きで教えてください。

  • 水素による燃料電池

    以前、「将来的には風力などの自然エネルギーを使用し海水などから水素をとりだし燃料電池とする」といった趣旨の記事を読んだのですが、この海水から水素を取り出す技術ってどのくらい実用の可能性が見えている技術なのでしょうか? 技術的にハードルが高く夢の技術という部類のものなのでしょうか。それとも一部のコスト面やインフラなどの問題が解決すれば実現可能と考えられる技術なのでしょうか。 この辺りご存知の方書き込みをいただけたらと思います。 よろしくお願いします。

  • 燃料電池の水素は何故 水からとらないのですか?

    燃料電池の燃料として 水素が使われもすが 水素をとるのに 石油や天然ガス から とられている様ですが 何故 水から取らないのですか? 石油 天然ガス ですとコストがたかくなるのではないですか? 例えば 単純に考えて 太陽光発電 風力発電 等で 水を 電気分解 すれば 簡単な理論 で水素が採れると思いますが 以前 アメリカ では 水から採る研究をしている と聞いたことがありますが 水から採るより 石油 天然ガス 等のほうが コストが かからないのですか? よろしく

  • 燃料電池に必要な水素について

    燃料電池に欠かせない水素ですが、水素の精製はどうなっているのっですか?メタン等では結局CO2が出ますし、太陽電池で水分解するなら、太陽電池の電気エネルギーでそのままモーター回せばいいきがしますし。完全クリーン車では、水素をどのように作れば最もいいのですか?