• ベストアンサー

インデックスファンドについて

今週号のSPA(雑誌)に「銘柄研究は無駄。世界の株式市場へ均等に投資したほうが確実」と書かれています。 これはノーベル経済学者たちによっても証明されているとのことで、「現在の株式市場における時価総額の割合は、米国が50%、日本、ロンドン、ヨーロッパがそれぞれ15%で残りが5%。それぞれの市場のインデックスファンドをこの比率どおり買えばいいだけ。つまり世界の資本主義そのものに投資することになる。あとはほったらかしで年1回チェックするだけで年間100万円の運用が30年後に9000万円になる(過去18年の実績は年平均6.3%の利回りです」と書かれています(要約)。 インデックスファンドは初心者にもわかりやすく、SPAでは最強の素人投資法だそうですが、実際はそう簡単にはいかないのでしょか?なんだかうまい話ですが…。 このSPAの特集には書かれていない落とし穴というか、リスクがあると思います。どんなことなのでしょうか? 1万円からはじめられるそうですので1年間くらい経験がてらにやってみようと思うのですが。 よろしくお願いします。

  • suffre
  • お礼率76% (2013/2633)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • tiuhti
  • ベストアンサー率66% (447/668)
回答No.3

他の方の回答と被る部分も結構ありますが…。 「銘柄研究は無駄」という考え方は、理論の世界では「効率的市場仮説」と呼ばれるものです。↓のブログがわりと簡潔に説明しているので、参考にしてください。 http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/24045639.html 本を読むのなら「ウォール街のランダム・ウォーカー」(バートン マルキール 著・日経新聞社)をお奨めします。かなりよく売れた本なので、大きな図書館になら置いてあると思います。 とにかく、市場が効率的であれば、銘柄選定とか売買のタイミングを悩むのは無意味(それがうまく行くかどうかは運次第、長期的には、市場平均と同じリターンに収斂していく)という事になります。 数多くの学者が、この仮説が成り立つか検証していますが、少なくともアメリカに関しては「ほぼ効率的」というのは、概ね一致した見解です。日本については、『必ずしも効率的とは言えない』といった感じの結論が多いですが、うえにリンクを入れたブログの別の頁に「株式市場は多くの人が思っているよりもはるかに効率的です。」とあるのに、私は賛成です。つまり、多くの人が、チャートだのファンダメンタルズだのを、数年勉強すれば多少は上手くなれる、と思っているが、実際の相場はそれよりも遥かに効率的だろう、という事です。 さて、市場が効率的だとすると、銘柄選定や売買のタイミングを悩むのは無意味ですから、充分に銘柄を分散して、かつ手数料などの売買コストを抑えた投資が、一番合理的という事になります。具体的に言えば、手数料の低いインデックファンドを毎月定額、淡々と買っていく、というのが典型的なやり方です。その雑誌に書いてあったのも、そういう意味です。 ここまでは(「効率的市場仮説」に基づくなら)、至極当然の投資方法で、「落とし穴」も何もありません。完璧に効率的な市場は、この世には存在しないし、学者もそんな主張はしていませんが、ほぼ効率的と考えるのなら、合理的な投資方法と言えるでしょう。 ただ、「年1回チェックするだけで年間100万円の運用が30年後に9000万円になる」という部分までは、効率的市場仮説は何も言っていません。単にその雑誌が「過去と同じだけ株式市場が上がれば、そうなる」と書いているだけの事でしょう。もし、ここまでも含めて『確実である』と思われているのなら、それは誤解です。「将来の市場の動きを、確実に予想できる」人はいません。効率的市場仮説から言える事は、銘柄やタイミングを選んで、売ったり買ったりするよりも、インデックスファンドを淡々と買っていく方が、確率的には、よりましなリターンになるだろう、というだけの事です。 ところで、質問者の方の言う「リスク」は、本当に「元本割れ」のリスクでしょうか?私には「年1回チェックするだけで年間100万円の運用が30年後に9000万円になる」っていうのが話が上手すぎるのでは、と漠然と考えているだけに思えます。何故、そんな事を言うかというと、「1年間くらい経験がてらにやってみようと思う」と書いてあるからです。株の1年毎のリターンは、非常にばらつきが大きいです。ある年は2割上がるかも知れないし、次の年は3割下がるかも知れません。過去18年の平均利回りを期待するにしろ、その成否を1年で判断するのは、到底不可能です。インデックスファンドを淡々と買っていく、というのは、株式市場全体は預貯金や国債よりも高い利回りを出す、という事を信じて、例えば10年、もしくはそれよりずっと長い目で見た勝負をする、というやり方です。 そうする事ではじめて、↓のURLのWEBにあるような、「世界平均で過去100年間の利回りはインフレ率控除後の実質で5.6%」(乱暴に言えば、国債に投資するよりは5.6%ぐらい余計に儲かる)といったリターンに近いものが得られます。1年程度では、-30%かも知れないし、+20%かも知れないし、こういう投資方法が良いかどうかには、1年程度の結果はほとんど関係ありません。

参考URL:
http://www.watsonwyatt.co.jp/publications/wwreview/wwr22/2205/index.html
suffre
質問者

お礼

非常に詳しいご説明ありがとうございます。とてもわかりやすいと思いました。 ご紹介くださったリンクと書籍はさっそく読ませていただきます。 >ところで、質問者の方の言う「リスク」は、本当に「元本割れ」のリスクでしょうか? >私には「年1回チェックするだけで年間100万円の運用が30年後に9000万円になる」っていうのが話が >上手すぎるのでは、と漠然と考えているだけに思えます。 そうですね。SPAにはたったの1ページしか書いていなかったので詳しい説明も特にありませんでした。 ただ、投資に入りはじめて間もない私には関心のある短い記事だったので気になってこちらで質問してみました。もちろんかじっただけの知識しかなく、またSPAの記事も短かったので完全に鵜呑みにはしておりません。 >過去18年の平均利回りを期待するにしろ、その成否を1年で判断するのは、到底不可能です。 そうですね。ダメな1年かもしれませんしね。始めるからにはもっと長期で考えるしかないですね。

その他の回答 (2)

  • masuling21
  • ベストアンサー率34% (2491/7233)
回答No.2

質問者の言うリスクは、一般的な意味での危険、元本割れのように思いますが、回答者の言うリスクは投資についてのリスクであって、リターンのぶれのことです。 質問者のリスクに即して言えば、インデックスファンドと言っても値下がりすることがある。ということと、年率6.3%は過去のものであり将来を約束するものではないということです。 あと、1万円で目的のファンドを買えないということはあります。 1万円から投資信託を買えるのは事実ですが、「それぞれの市場のインデックスファンドをこの比率どおり買えばいいだけ」ということができると言っているわけではないです。 1万円では、日本のインデックスファンドか海外株式ファンドか、どちらかになります。 投資法としては、十分有効な方法で、すでに良く知られていますので、私なども実践しています。 投資のリスクは怖がるものでなく、管理するものです。 ちなみに、銀行の定期預金は元本割れリスクゼロですが、インフレのリスクには非常に弱いです。

suffre
質問者

お礼

ありがとうございます。すみません、さすがに1万円では無理ですよね。基準を1万円単位でということでした。 リスクゼロを求めていたら投資なんかできませんよね。将来を信頼するしかありませんのでこの投資法を勉強してみようと思います。

回答No.1

「リスクがあると思います。どんなことなのでしょうか?」 ↑ ↑ ↑ 「この先に足を踏み入れるのは危ないと思う、どう危ないんだ?」 と言っているように読み取れるのですが…。 なにがなんでも元本割れしたくないのであれば国債しかないでしょう。

参考URL:
http://startfroma.blog57.fc2.com/blog-entry-33.html
suffre
質問者

お礼

すみません、リスクはつき物ですよね。 リンクのほうは参考になりました。

関連するQ&A

  • インデックスファンドと分散投資について

    いくつか書籍を読んで、インデックス投信に興味が出てきた者です。 基本として、分散投資・ドルコスト平均法・積立投信などは分かりました。 ですが、その内の分散投資において、国内株式・国内債券・外国株式・外国債券の四つに均等に投資するのが基本の形のようですが、いくつかのサイトを見てみると、「国内債権は利回りが悪く投資するに値しないと思われるため、金利が上昇するまで保留すべき」のような事が書かれていました。 その場合は、国内株式・外国株式・外国債券で33%ずつと考えればよいのでしょうか? また、ある書籍(ご存知の方も多いと思いますが)では「世界市場ポートフォリオ」と称して、「世界の株式市場のインデックスを時価総額の比率に応じて保有する」として、海外株式85%、国内株式15%という形を薦めていましたが、これは現実的なものなのでしょうか?リスクがかなり高そうですが・・・ まだ実際に始めてもいない初心者なので、何か的外れな事を書いているかもしれませんが、ご容赦下さい。 今の所、「インデックス投信」の大まかな概念を学んだ段階ですので、この先実際に購入するに当たって、実用レベルで書かれているおすすめの書籍やサイト、アドバイスなどありましたら、是非ご教授いただきたく思います。 よろしくお願いいたします。

  • ズバリ!インデックスファンドは今、買いでしょうか?

    日本はコロナ禍が一段落し景気が復活、世界ではウクライナ情勢は変化せず終わりの兆しも見えずetc・・ のこの現在の状況で以下のインデックスファンドを購入するのはタイミング的に良いのでしょうか?悪いのでしょうか?特に関係ないでしょうか? ・上場インデックスファンド(国内株式の投資信託) ・ニッセイ外国株式インデックスファンド(外国株式の投資信託) を数百万づつ購入予定

  • 長期積み立て型インデックスファンドについて

    住宅ローンも無くなり、少し余裕ができましたので国内および外国株式インデックスファンドに初期30万円くらい月々1万円くらいを30年くらい積み立てようと考えています。 長期投資になりますので、なるべくコストの安いファンドがいいかなと思っています。 お勧めの商品を教えて下さい。 住信と大和證券には口座を持っています、できればここらあたりでいい商品があればいいのですが、この2社でないと駄目とういう気持ちはありません。 よろしくお願いいたします。

  • インデックスファンドについて

    インデックスファンドの成績は普通のファンドよりも良いと聞きますが、イマイチ理解できません。インデックスファンドは例えば日経平均やトピックスの銘柄をそのまま購入するということですよね。株価だけで見れば日経平均はこの9年ほど2万円から8千円の間を上下しています。インデックスファンドを持ち続ければ金持ちになるという話を聞きましたが、ここにある情報だけではイマイチ理解できません。配当金を考慮すればいいのでしょうか。それとも株式分割の影響もあるのでしょうか。はたまたもっと長期のスパンで見なければならないのでしょうか。 回答をお持ちの方、あるいはなんらかの根拠となるデータをお持ちの方よろしくお願いします。

  • 世界株式市場連動インデックスファンド

    貯金がたまったので、 ”世界株式市場連動インデックスファンド”を買いたいと考え中なのですが、 どの商品が一番 おすすめですか? **一番王道というか。。 *海外の証券会社で口座を開く(アメリカ・香港)どこでもOKです))と考えている場合、  どこの会社がおすすめかお教えください!  来年はアメリカに住むことになるので、現地で口座を開けることも可能です また、もし、世界株式市場連動インデックスファンについて何かおすすめな書籍・レポート・読み物 等ございましたら お教えください 海外投資に明るい方、何とぞ ご指導よろしくお願いします

  • なぜ地味なインデックスファンドが好まれるのでしょうか?

    投資信託に詳しい一般投資家個人は、よりリターンの高いファンドを使わずに、なぜ地味なインデックスファンドを好む(傾向にあると思うのですが)のでしょうか? より高いリターンをあまり手をかけずに下記の方法で手にすることができるのではないかと思うのですが?一般投資家が、リターンを最重要視した場合の話となります。 >いくつかの(たとえば6つほど、各300万程度)調子の良いアクティブ(インデックスでもよい)ファンドを保持し、1-2年単位で調子の悪くなったファンドを売って、あらたに調子の良いファンドに取り替える(買う)という手法はかなり有効な気がするのですが、、、 リターンを最重要視していないということでしょうか?  (以上、先の質問http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3422187.htmlから派生した疑問であります。)

  • 投資信託のファンドの選び方について

    投資初心者です。 わずかでも資産を増やせればと、投資信託を始めようと思い調べたのですが、ファンドの選択に困っています。 一括で分散投資ができそうなので「世界経済インデックスファンド」を考えています。 しかし、純資産が億単位でないといけない。とか、開始から2年以上経過したものがよい。とか、 初めてだったら、日本株式などのシンプルなインデックスファンドからがよい。とか・・ 何を決め手に選べばいいのか、よくわからなくなってしまいました。 とりあえず50万円が自由な金額で、積み立てでもいいと思っています。HPが見やすかったので、ソニーバンクで口座開設しようかとも思っています(投資の為だけに使用) やはり、このような考え方の初心者に、「世界経済インデックスファンド」はハードルが高いでしょうか・・ もしくは、分散型でお勧めのファンドはありますか。 長々とありがとうございました。

  • アクティブファンドがインデックスファンドに長期的には勝てない

    多くのアクティブファンドがインデックスファンドに長期的には勝てないというのはデータがあるというのを聞いたことがあります。よって、インデックスファンドを保持して長期投資するというのが正統派であるというのも分かるような気がします。 いくつかの(たとえば6つほど、各300万程度)調子の良いアクティブファンドを保持し、1-2年単位で調子の悪くなったアクティブファンドを売って、あらたに調子の良いアクティブファンドに取り替える(買う)という手法はかなり有効な気がするのですが、いかがでしょうか? なにか問題はありますでしょうか? こういったやり方は、何か名前があるのでしょうか? 多くのアクティブファンドがインデックスファンドに長期的には勝てないというのはファンドマネージャのいろいろな都合や、義理やコンセプトの問題で、一般投資家には関係のない話だとも思うのですが。

  • セゾン・バンガードか世界インデックスファンドか?

    使う予定のない500万円とこれから月々5万円を自分ではリバランスせず30ー40年先を考えた投資をしようと考えてセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドか世界インデックスファンドどちらにしようか迷っています。 私の年齢が20代前半なので多少リスクをとって新興国の割合の高い世界インデックスファンドにしようかとも考えたのですが純資産総額が低いのが気になっています。 最終的には自己責任で判断すべきことだと思いますがなにか助言等あればお願いします。

  • インデックスファンドは長期的に見たらほぼ確実に上がるのですか?

    投資初心者です。最近、色々な投資関係の本を読んでいますと、インデックスファンドというものが随分推奨されているように思います。その理由は、アクティブファンドに比べて運用成績の差は無く、手数料が少なくて済むというメリットがあるからだと書いてありました。 そこで質問なのですが、そもそも、インデックスファンドは、長期にわたって投資を続ければ、必ず(もしくは高確率に)上がるのでしょうか?もしそうだとすると、その根拠というか理由はなんでしょうか? 自分なりに考えてみたのですが、、世界全体は平均すれば常に成長し続けているので、その流れで行けば当然上がっていくものである、とか・・? 皆さんのご意見伺いたいです、宜しくお願い致します。