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人体組織について
硬骨と緻密骨っておなじ意味ですか?
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- vrtemjin
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大学時代に骨の授業を受けた者なので専門家を名乗らせてもらいます。 硬骨……一般に骨といえばこれ。骨付きの鳥の手羽本とか手羽先に付いている骨なんかがこれです。骨の関節についている白くてコリコリしていて食べられるカバーみたいなのは軟骨です。軟骨はタンパクで主に出来ていて硬骨とは構成する物質がまったく違います。 緻密骨……硬骨は骨成分が緻密につまった緻密骨と骨成分が網目状になった海綿骨の二つで構成されています。緻密骨と海綿骨は構成物質や細胞はまったく同じで形が違うだけです。基本的に、硬骨の外側は緻密骨で出来ていて内側は海綿骨で出来ている骨がほとんどです。なかには海綿骨がなく、緻密骨だけの骨もあります。 つまり硬骨を構成する骨を形態によって分類したものの一つが緻密骨ということになります。
学生時代、解剖学の成績はズタボロでしたが一応獣医師です。(あまり詳しくないのですが、そういうわけなので"専門家"を名乗らせてください) 「硬骨」とは骨の種類です。 硬骨でない骨には軟骨がありますが、つまり硬骨とは簡単に言うと「普通の骨」のことを意味します。 脊椎動物では、ほとんどが硬骨で骨格が構成されていますが、魚類の何種類かが軟骨で骨格が構成され、それらは"軟骨魚"と呼ばれています。サメやエイなんかがそうですね。 それに対し「緻密骨」とは、その硬骨の構成要素です。 早い話、"普通の骨"の外側の白くて堅い、つまり「骨として見えている部分」が緻密骨です。 そういうわけで、「別物」というよりは「自動車とエンジンって同じ意味ですか?」というのと同じような質問だったわけですね。
補足
ありがとうございます。緻密骨は構成要素だったんですか! 解剖学が苦手で困っていました。とても参考になりました。
- kappa-pa
- ベストアンサー率49% (101/206)
「硬骨」と言うのの対義語が「軟骨」だとすれば、骨を形成する結合組織の分類にあたるので、骨の外見の構造上で分類している「緻密骨」または皮質骨とは厳密には異なるのでは?。 それと、ヒトだと硬骨って使わないかも。
お礼
そうなんですか!別物なんですか。細胞の絵が見た感じで2つとも一緒に近かったんで同じかと思ってました。 ありあとうございます。よくわかりました!!
補足
より詳しく説明していただきましてありがとうございます。 とても参考になりました。