欧州、日本向けの海外人気ブランド・・・

質問

欧州、日本向けの海外人気ブランドが中国の正規ライセンス工場が広州、シンセンを拠点にあるという噂は本当でしょうか？
詳しい詳細をご存知の方いらっしゃいましたら宜しくお願い致します。

回答No.2

noname#29140

ニューヨークから失礼します。　もし、噂が本当であったら、何か不都合がありますでしょうか？　香港が中国返還以前から、Made in Hong Kongのタグの付いた（日本では”有名ブランド品”とでも言うのでしょうか。）欧米のアパレルメーカー及び企画会社の製品（当時は主にシャツやニットという俗に中軽衣料と呼ばれる物）は、膨大な量が出荷されていましたが、香港へ行かれればわかりますが、あの狭いところにアパレルの工場なんて　元々ほとんどないのです。　しかしてその実態が、広州やシンセンにあったということです。　最近は、有名ブランドの紳士服も上海や大連など、安価で豊富な労働資源を目当てに　中国生産が加速しているようです。またそうしないと、過去数十年のキリスト教左派の労働、年金政策の変更によって、イタリアの技術者の跡継ぎがいなくなってきており、マスなビジネスにおいては、壊滅の恐れありなどとも言われており、そのような意味においても　中国の将来が期待されているのです。
　原産国表示については、日本では必ず表示義務がありますが、なぜか（最近はどうか知りませんが）英国においては必要ありませんでした。アパレル生産とは、昔から労働集約型産業の典型で、常に労働コストがもっとも安いところへと移動していくのです。最近では、中国に加え、旧東欧諸国、さらにはロシアが注目されており、例えばハンガリーやルーマニアで８割から９割の工程を終えたものを、イタリアへ持ってきて、最後の仕上げ、といってもボタンや織りネーム付けくらいですが、それでmade in Italyの原産国表示をつけて一丁上がり、ということもよくあると聞きます。もちろんアメリカ市場向けの大衆向けの品物ですが。　日本でも　数年前に　某イタリアのパンツメーカーが、ルーマニア生産のものにイタリア製と表示されていたということで、取り扱いのセレクトショップ等に詫び状が出ていましたが、間違いは間違いですが、日本人はそういうことに神経質ですね。私は　商品の質が良ければそんなことは別にどうでもいいことだと思うのですが。　大体ルーマニアという国名は、ローマ人の国という意味ですし（これはあまり関係ないか）。
　Made in Chinaの場合、一般に製品が大ロットのため、あまりそんな小細工をしているところは、それほどないのかもしれませんが、そもそも香港とその周辺のアパレル産業自体、その発祥は、英国の植民地時代にさかのぼるわけで、世界の歴史に無知な日本人にはなかなかうかがい知れない事情が昔からあるのです。　もっと大切なことは、香港はfree tradeとして機能してきたということです。　外国とのモノの出入りについて関税がかからないということは　コスト削減上大きな意味を持ちます。　あなたのびっくりするような有名ブランドが、世界でほぼ統一した価格で売るために、香港に会社を作って、そこから世界中の現地法人にinvoicingしている会社もあるのです。
　多少”ブランド”に対する夢を壊されることもあるか、とは思いますが、これが現実、事実ですし、ビジネスである以上、もうけを出すためには、同じ品質のものが作れるのであれば、当然仕入れコストの安いところへ動きます。　そうして浮いた膨大な金を一般大衆の目をくらますような、宣伝広告を作成するために使ったりするわけです。　以上、つまならい話で失礼いたしました。

回答No.1

jayoosan

シンセンにすんでいました。
人気ブランドとはどれを指しているのかわかりませんが、広州、シンセンを含む広東省（香港の北）には、外資（中国からみた外資。つまり日本や欧米）のアパレル関係の提携工場、会社が多数あるのは事実です。

独立系ブランドによっては、量ががすくなくデザインを幅広くの場合、韓国の小さな家庭内工業（町工場）群を利用するところもあるようですね。
広東省の場合、たぶん大量のもの。たとえば下着やパンツ、日常衣料品などが多いと思います。
現地には、日本や欧米で売っているのと同じデザインのものがあったりします。
たとえば男性用下着がよくきれいな箱に入って日本で売られていますが、あれとまったく同じものが（箱は中国語になっていますが）現地でも売られています。
シャツやブラウスなんかも、日本の型だなとわかるものもあります。
同じ工場が、海外からのオーダーを受けたあと、自国用にもラインをうまく使って、適度にデザインだけすこし変えて出している。そんな感じです（これで自社開発コストがかからない）。

アパレルは、日本の場合時間勝負のところがあるようですが、すぐ隣の香港から出荷できる土地柄がうまく働いているのかもしれません