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英国留学時のお金

類似の質問(QNo.2446510等々)がいくつかあり非常に参考になったのですが確認かねて質問させていただきます. 1年間英国に留学します 留学ですので収入は無く,使用するお金(ポンド)は日本円を両替します. 短期の旅行等であればクレジットカード,TCがよいそうですが1年程度の留学であればどれがよいのでしょうか? 色々質問をみているとシティバンクに口座をひらき,シティバンクでTCを必要分だけ作っておくのがよいような気がします. この他にもポンド建てのクレジットカードやその他のお得な両替があれば教えていただけたらと思います.

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  • Umada
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回答No.1

こんにちは、引用いただいた質問[1]の回答者です。 英ポンドの各種両替法とその得失比較、為替用語に関する説明、レート計算のしくみなどは[1]で読んで頂いた通りですので省略いたします。[1]は短期滞在を念頭に回答したものですが、今回は留学とのことですので海外送金といった長期滞在向けの方法も含めて検討してみたいと思います。 まず海外送金の一般的知識について述べます。 ・送金手数料は数千円程度 銀行によって異なるが1回あたり2千円から5千円程度の費用がかかる。また中継銀行や受取銀行が、さらに手数料を差し引くこともある。(以下の回答には中継銀行・受取銀行の手数料は含めていません) ・送金時に円→外貨の換算に使われるレートはTTS 外貨現物のやり取りを伴わないので(単に数字上の操作だけなので)、レートは現金への両替より優遇されている。英ポンドのTTSは、1ポンド当たりTTM+4円という設定が一般的だが、シティバンク銀行はTTM+1円で有利。 ・当然だが、現地で口座開設をしなくてはならない 現地で口座開設ができるかは国や銀行、滞在期間によってさまざま。連合王国/UKの場合は6か月以上の滞在であれば開設できるようです。(最終的にはご自身での確認をお願いします) 以上を踏まえた上で各論を述べます。 (1)シティバンク銀行から送金 TTSはTTM+1円で他行より有利です。送金手数料は3,500円ですが、月間平均の預金残高が100万円以上あれば手数料は2,000円に割り引かれます。残高が1,000万円以上なら無料になります[2]。 なおシティバンク銀行では口座残高が一定基準を下回ると「口座維持手数料」を徴収されますからご注意ください[3]。(TCの無料発行を目的に口座を設ける場合も同じ注意が必要です) (2)他の銀行から送金 TTSはTTM+4円が標準的な設定です。送金手数料は銀行により異なりますが、4,000円くらいを見込んでください。 (3)郵便局から送金 TTSはTTM+4円、送金手数料は2,500円です。銀行より安い手数料で送金できます[4]。取扱局は限定されています。 (4)JCBの「送金名人」[5] 利用目的が留学生への仕送りに限られますが、さらに安い手数料で送金ができます。 円→ポンド振替えのレートはTTMに1.6%加算ですので、今の相場(TTMで1ポンド=224円)ですとTTM+3円60銭ほどいうことになります。送金手数料は1回525円と大幅に安く設定されています。(1)のシティバンクと比べるとレートは多少不利ですが、(2)(3)よりは有利です。小額を何度も送る場合に向く方法です。 利用できる国は限られますが、UKは含まれますのでその点の問題はありません。 (5)キャッシング+繰上げ返済 厳密には送金ではないのですが同様の役目を果たせます。キャッシングおよびレートの計算は[1]で回答している通りです。レートはTTMと同じと見なせ、また利率は年利で25~30%です(*1)。 キャッシングをより有利に利用する方法として「繰り上げ返済」があります。早く返せばその分利息が少なくて済むという道理です。 短期滞在なら帰国後すぐに返済すればよいわけですが、長期滞在だと自分では繰り上げ返済ができませんから、日本国内にいるどなたかに手続きを代行してもらうことになります。現地でポンドを引き出したらすぐ連絡、数日以内に返済すれば利息は0.5%程度かそれ以下で済みます。 注意点は以下の通りです。 ・キャッシングの枠はショッピングより小さく、また「1日の引き出し限度額は○万円まで」といった制限がかかっていることもあるので、30万円や50万円といった高額を一度に準備するには不向き。 ・現地ATMの所有者が別途手数料を徴収する場合がある。 ・クレジットカードによっては繰り上げ返済がそもそもできなかったり、できても返済時に銀行振込手数料が発生したりする。自社ATMや提携ATMから手数料無料で繰り上げ返済できるクレジットカードがお勧め。(セゾンカード、三井住友カードなど) 利用額がポンド普通預金から引き落とされる「ポンド決済クレジットカード」は、寡聞にして心当たりがありません(*2)。 仮にあったとしても結局「ポンドの資金をどうやって用意するか」という問題に行き当たります。日本円資金をポンド外貨預金に振り替える際のレートはTTSで上記の送金やTCと同じです(*3)。 【結論】 資金の持込み法・送金法は種々の選択がありますが、有利と個人的に考える方法を以下に挙げておきます。質問者さんの個別事情にも照らして選択ください。 ・シティバンク銀行に口座を設け、手数料無料でTCを組んで現地に持ち込む(*4) (レートも他行よりよい。一方、残高により口座維持手数料がかかること、日本では支店が少なくかつ偏在している点に注意) ・JCBの「送金名人」を利用する (現地での口座開設可否を事前に確認しておくことをお忘れなく) ・クレジットカードでのキャッシングと繰り上げ返済を組み合わせる (繰り上げ返済ができ、かつそれが振込手数料なしで行えるカードを選ぶのがポイント) [1] http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2446510.html [2] シティバンク銀行 海外送金手数料 http://www.citibank.co.jp/cbol/charge/index.html [3] 口座維持手数料 http://citibank.co.jp/info/service.html [4] 郵便局 国際送金 http://www.yu-cho.japanpost.jp/s0000000/ssk20100.htm [5] JCB 「送金名人」 http://www.jcb.co.jp/soukin_meijin/ [6] 現金・TC・有価証券持ち出しについて(東京税関) http://www.tokyo-customs.go.jp/zei/kon.htm *1 クレジットカードのショッピング利用では、TTMに1.6%程度の手数料が加算されたレートになりますが、キャッシングの場合この上乗せはありません。(代わりに利息がクレジットカード会社の収入になります) *2 利用代金を米ドル普通預金から引き落とすクレジットカードならありますが、円→米ドルの振替えレートがTTSであるということはやはり同じです。このカードでメリットがあるのは「米ドルで収入がある」「外国からの送金を米ドルで受けている」といった特殊なケースくらいでしょう。 *3 外国為替証拠金取引と国内外貨送金を組み合わせてポンドの外貨預金を準備する方法もあることはあり、レート的には多少有利にはなりますが、上級者以外にはお勧めしにくいです。 *4 100万円以上の通貨(外貨、TC、有価証券含む)の持ち出しには、日本出国時に申告が必要です[6]。

akirateramura
質問者

お礼

どうもありがとうございます. このような問題に大して非常に博識で羨ましいです. 色々考えた結果,以下にすることにしました(優先順位が高い順に書いています). (1)ある程度必要な金額分をシティバンクでTCにして,その都度換金. (2)クレジットカードで支払う. (3)シティバンクからおろす. それぞれの目減りは(1)0.45%,(2)1.63%,(3)3.9%とのことですので,小生の感覚では(1)と(2)は場面に応じて活用しようと考えています. 今回,現地で口座開設→送金に関して主にご教授いただいたのですが,口座開設の手間や今後イギリスに長期滞在するか等を考慮しますと上記の(1)~(3)の方がよいとの結論に至りました. いずれにせよ,大変参考になりました. ありがとうございました.

その他の回答 (1)

  • kazubo-y
  • ベストアンサー率57% (4/7)
回答No.2

先ほどの追加です。 現地で銀行口座が作れるでしょうか? 作れるなら、日本のシティバンクに預金したポンド預金を現地の銀行に外貨送金して、デビットカードを利用するのが一番手数料が少なくて済みます。 現地の銀行口座が作れない場合、 書かれているようにTCを持っていってその都度換金する方法、外貨引き出しができる日本のキャッシュカードを利用する方法などが考えられます。 しかし緊急にお金が必要なときの対応を考えて置かれるべきだと思います。 1.クレジットカードの利用限度額は大丈夫ですか? 2.予備のクレジットカードはありますか? 3.イギリスのATMで外貨引き出しができる日本の銀行預金(シティバンク以外では新生銀行など)とキャッシュカードをもっておられますか。 一つの方法がだめでも、スペアの方法で対応できるでしょうか。 まずは現地で銀行口座を作れそうかを留学先の学校に聞いてみてはどうですか。 ※常識的なことですが、パスポートやクレジットカードのコピーをとっておくこと、紛失したとき現地で再発行できるクレジットカードかどうかの確認をしておかれると良いと思います。 ※銀行がどう判断するかですが、ポンド建てのクレジットカードはデビットカードより発行は難しいと思います。 ※お得な両替については現地で探すのはむずかしいと思います。街角の両替商はTTBだけでなく両替1回についての手数料がとられると思いますので注意してください。

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