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シリカゲルカラムについて
初歩的な質問で申し訳ないですが、よろしくお願いします。シリカゲルカラムを行う場合、展開溶媒としてヘキサン:酢エチの混合溶媒がよく使われますが、なぜ混合溶媒にするのですか?ヘキサンだけ、または酢エチだけでは駄目なんですか? また、展開溶媒としては他にエタノール:ヘキサンとかも聞いたことあるのですが、そのほかにも一般的に使われる系みたいなものはあるのでしょうか?
- zze122-runx
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混合溶媒にすると、両者の溶媒の中間の溶出力を得ることができます。 例えば、溶出力は次の序列になるでしょう。 ヘキサン<酢エチ:ヘキサン1:3<酢エチ:ヘキサン3:1<酢エチ これらの間の比率をとれば、さらに細かく展開の具合を調節できます。 何を使うかは化合物しだいです。 クロロホルム・ヘキサンとか、エーテル・ヘキサンとか、クロロホルム・エタノールとか。そのほかにも、トルエンとかベンゼンとか塩化メチレンとか・・・ 文献既知ならそれをまねればよいですし、そうでないのなら自分でTLCを使ってチェックして溶媒を決めればよいでしょう。
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#1のお答えの通りですが、重要な点はこれらの混合溶媒を「順々に」展開溶媒として変えていくことによって単独溶媒では片寄った分布になる混合物を効率よく分けることが出来るところにあります。 つまりヘキサンでは全く出てこない(回収できない)物質も混合溶媒にすれば溶解度順に順序正しく出て来ます。 また酢エチではほとんど全部一緒に出て来てしまうものも混合溶媒にすればやはり溶解度(本当はシリカ表面の水相との親和性)順に出て来てくれます。 問題は混合比を正確に、新しく作った溶媒を使うことで、古い混合物は比率が保証されないので気を付けて下さい。 私の好みはテトラヒドロフランやアセトニトリルです。
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