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文系で住居の研究をするには? 大学院の選び方
質問が、2つあります。 ひとつ目は専攻について。 大学院で住宅についての研究がしたいと考えています。 ただ、住宅といっても、工学部的な研究ではなく、 社会調査、マーケティング、住居史に関心があります。 学部での専攻は社会学でした。 社会学は範疇は広いのですが、住居の研究者は 見当たりません。 (家族社会学はありますが) となると、 文化人類学になってしまうのでしょうか? 女子大の住居学専攻も気になってはいますが、 ベースが建築学(理系)なので、 大半の授業が自分の関心とは、重ならない部分が多いです。 2つ目の質問は、進学先の偏差値について、です。 とりあえずは、主専攻を無視して、住居の研究をされている 研究者を探してみて、と考えているのですが、 わたしがおもしろいと思った研究をされている先生は、 偏差値の低い大学にいらっしゃる場合が多いので、 これも悩んでいます。 入試の倍率など、無いも同然だったりして、 敷居が低いのはありがたいですが、 後々どうなんだろう、と思ったりも…。 散漫な質問ですが、アドバイス、よろしくお願いします。
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福島大学の阿部先生のサイトを紹介しておきます。内容もリンクも非常に充実しているので、参考になると思います。阿部先生自身は建築系のご出身ですが、現在は旧教育学部で、まちづくりなども視野にいれて研究されていますから、社会学的な関心とも重なるのではないでしょうか。 http://www2.educ.fukushima-u.ac.jp/~abej/ また、奈良女子大学の中山先生も、まちづくり関連などの調査も手がけておられます。ここは生活環境学部で、別な学科には家族社会学の研究者もおられるようなので、可能性があるかも知れません。 http://www.nara-wu.ac.jp/life/resed/nakayama/welcome.htm そのほか、どこか特定はできませんが、歴史学で住居史をやっているところはあると思います。ただおそらくは日本でいえば明治以前が主な対象だと思うので、関心にあうかどうかわかりませんが。 かなり具体的な関心と切り口をおもちだと思うので、関心をもたれた先生方に直接コンタクトをとって相談することをお奨めします。 研究者をめざす場合でも、大学のステイタスが影響するのが現実なのも確かです。そのあたりを考えて、実際に指導を受けたい先生が無名な大学におられるような場合、たとえばその先生の出身大学の院に籍をおきながら、折りにふれてその先生のご指導を仰ぐ、あるいは研究会などに参加させてもらうというようなやり方もありえます。こうしたあたりも当該の先生と率直に相談出来る関係をつくることが先決です。 参考になれば幸いです。
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- nintai
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>工学部的な研究ではなく、社会調査、マーケティング、住居史に関心があります。 ハード面の研究じゃなくて、ソフト面の研究をしたいということですよね? ソフトの場合も、当然建築系の研究室になりますよ。 建築学科は、大まかに分けると構造、環境、計画の3つの分野に分かれます。 構造分野はコンクリートの研究や、耐震の研究、建築素材の研究などで、主にハード面の研究です。環境分野は、住宅の熱環境、光環境、音環境などの研究で、やはりハード面の研究です。 しかし、計画分野は都市構造の分析だったり、建築計画の研究だったり、建築史の研究だったりで、主にソフト面からのアプローチです。 したがって、計画系の研究室というのが、イメージされている研究室だと思われます。 >わたしがおもしろいと思った研究をされている先生は、偏差値の低い大学にいらっしゃる場合が多い 私は、mika0123さんがイメージされている研究室というのは建築学科の計画系の研究室(理系)にあるのでは?、と思うので、、その場合は、日本にはかなりたくさんの研究室があります。 したがって丁寧に探していけば、研究内容にも大学院のレベルにも納得のできる研究室が見つかる気がします。 >後々どうなんだろう、と思ったりも…。 大学院卒業後に、研究者を目指すのか(大学に残る)、就職を考えているのかによると思います。 研究者志望なら、確かに大学名はこだわった方がいい気がします。 しかし、就職希望なら、どのような就職先を希望されているのかはわかりませんが、そもそも大学院への進学自体を考え直した方がいいと思います。
お礼
丁寧な回答、ありがとうございます。 学際の浅さって嫌だなあ、と思っていたのですが、 興味のあることだけにしぼってしまうと、 学際に陥ってしまいます。 自分自身でも、実は、自分の軸足が、 文系なのか、理系なのか、よく見極めがつきかねていますが、 しっかりとした足場が欲しいという気持ちもあります。 おっしゃっている計画系というのは、 わたしにとっては、足場が浅く見えてしまうんですよね。 建築家になりたい、というよりは、 建築物の社会的批評がしたいせいだと思います。 先の仕事については、今は考えていません。 現在、有職ですし、今と同じ程度の仕事なら、 2~3年後でも見つかりそうなので。 あるいは、働きながら学ぶということも、 制約は多いですが、不可能でもなさそうだな、と思い始めました。 たくさんの役に立つアドバイス、ありがとうございました。
- machirda
- ベストアンサー率57% (634/1101)
文系博士後期の院生です。 ◆社会調査、マーケティング、住居史に関心があるということですが、それでしたらどちらかというと「住生活学」「家政学」「都市計画学」に近いのかな、と思いました。これらのキーワードで探してみると、ご要望に合った場所が見つかるかもしれません。 あるいは、各種学会から探してみるのも一つの手段かもしれません。例えば日本家政学会のHPには、関連する分野の専攻を持つ大学の一覧が掲載されています。そのほかにも有益な情報がありますので、一読をお勧めします。 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jshe/ ◆進学先の偏差値に関してですが、これは一概に言えません。学部入試と大学院入試は、根本的に異なります。基本的に大学院では、指導教授が受け入れると言わなければどんなに成績が良くても落ちます。偏差値は関係ありません。定員割れでも落ちることは普通にあります。 将来民間に就職する予定でしたら、就職先データなども考慮する必要があります。研究者志望なら大学名に関わらずその道で有名な先生を選ぶ道もありますし、大学名を重視して進学する道もあります。どちらを選ぶにしても一長一短です。これに関してはどちらが良いとは言い切れません。 大したアドバイスでなくてすみません。少しでも参考になれば幸いです。
お礼
回答ありがとうございます。 本音を書くと、多少分野が違っていてもいいので、 コーチング能力のある先生につきたいなあ、と希望しています。 勝手にやりなさい、でもなく、わたしに従いなさいでもなく… わたしとの相性ということになるんでしょうか。 これは、という人に、とにかく会ってみるというのもいいかも しれませんね。 アドバイス、とても参考になりました。
- hamakko_2003
- ベストアンサー率28% (114/400)
根拠もなしに、いけそうな大学を選んだとしたならば 問題はあるでしょうが、質問者さんは、やりたいことをやるために 進学するのだから、それほど不利は無いでしょう。 学歴がものをいう世界ではいざ知らず、 学歴がそれほど関係の無い世界に飛び込めばいいことです。 そこでですが、どういった職業につきたいのでしょうか? 研究されたいことから察するに、教職や司書の狭き門を叩き 住居の研究をライフワークとされるのも一計かと思います。
お礼
回答ありがとうございました。 まずは、糊口を、ということですね。 うーん。たしかに、建築家になりたいわけでは ないので、学籍を置く必然性はないですよね。 実は、わたしは社会人です。(それも、年を食った…) 働いていると、時間も取れないし、 他の人から指導を受けることもなかなかできませんが、 趣味の範囲で、と納得して自分なりに学習するもの、 実は賢いのかもしれませんね。 食べていく、というのは、人生の最重要課題ですよね。
お礼
具体的なアドバイスありがとうございます。 とても参考になりました。 柔軟な考え方で、進学先を探してみようと思います! みなさんの回答を読ませていただくうちに、 ぼんやりした考えが、一歩、前進したました。 回答、ほんとうにありがとうございました。