とても難しいご質問ですね。
確かにこの宇宙の摂理、「因果応報」は全ての人に平等に働くと思います。
ただし、この平等とは;
苦労したから幸せがやって来る、幸せだったから今度は苦労する・・といったものではないと思います。
他者に対して何をどんな動機で行ったか・・に依る平等な結果がもたらされるのだと思います。
苦労をしても世を恨み、悪事を尽くしたのでは益々よりいっそうの苦労がやってきますし、
幸せでもその豊かさを不幸な他者に分け与えていれば、これもよりいっそうの幸福が引き寄せられると思います。
逆に、苦労することによって人情の温かさ、ありがたみを実感し、他者に対する優しさと献身を身につけたならば、これこそ苦労による実りを手にしたことになり、その他者に対する優しさ、温かさが本人に幸福を引き寄せるでしょう。
社会的にも金銭的にも恵まれた人が傲慢におちいり、他者を馬鹿にし、貧者をないがしろにしたならば、その高慢さがやがて当人に不幸を引き寄せるでしょう。
その因果応報の働きが生まれ変わりの中で繰り返されるのが自然の摂理だと思います。
苦しみも幸福も全て自分で引き寄せたもの・・というのが因果応報です。
でもどんな苦しみも幸福も一時的なもので自分自身の観念が変わればあっという間に変わってしまうものです。
特に霊界は想念の世界なので自分の意識がそのまま自分の住む世界を決定してしまいます。
ですから死後、恨みつらみを抱くとそういう自分の状態(物質的にも)を作り出し、恨みつらみの苦しい世界に引き寄せられ、まるでそれが永遠に続くように錯覚し、苦しみます。
この時、もし恨みの感情こそ自分を苦しめている元凶だと悟って恨めしい他者を許し、人に対する愛と奉仕の感情を少しでもいだくならば、たちまち今度は愛と奉仕の世界に引き寄せられ、愛に満ちた人々の中で満ち足りた生活を送ることが出来ます。
この幸福界にも様々なレベルがあるようです。
結局、苦しむのも幸福を味わうのも自分次第だということです。
自分自身の負の感情が自分の地獄を作り出し、慈愛と奉仕の感情が自分の天国を作っている・・ということです。
因果応報は懲罰ではなく法則ですからありのままに平等に働きます。
幸福になりたいならば、人を出し抜いたり、上に立つことを目指すのではなく、心から強欲をなくし他者に対する慈愛と奉仕の精神で満たせば良い・・ということでしょうね。
この高い慈悲の心が唯一、この世あのに関係なく通用する通貨だ、ということでしょう。
それから不幸な子どものことですが、現世ではこどもでも魂的には大人です。
もしかしたら質問者様よりずっと古い魂かもしれませんよ。
不幸なことに今回は幼くして亡くなってしまったということでしょうね。
でも、一見不幸に見えるその体験からもしかしたら大変貴重な何かを悟り、飛躍的に自己向上させているかもしれませんよ。
そうであるよう切に願います。
その辛い、苦しい体験が無駄になりませんように・・
何かを悟ることにより、来世では幸福を引き寄せられますように・・
惨い親によって酷い目にあっても、自分自身はその未熟な親を憐れみ、来世で優しい慈悲深い親になることが出来るだけの高い心を持つことが出来ますように・・・
と切に願います。
あの世は平等です。
自分が他者に対して行った分だけ良くも悪くも例外なく返ってきます。
最後にもっと興味がおありでしたら
「シルバーバーチの霊訓」を読まれることをすすめます。全12巻ですが1巻からよまれると分かりやすいです。
参考になれば幸いです。
以上、参考文献;シルバーバーチの霊訓
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