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神経症に対する村上春樹の効能
強迫神経症と診断され、SSRIを服用しているものです。 このサイトには不適切かもしれないのですが、もし何か治癒への手掛かりがあればと思い質問させていただきます。 精神科医の書いた書籍を読んでも、カウンセリングを受けてもあまり楽にならないのですが、村上春樹の小説に浸っていると、なんか精神が落ち着いてくるのが実感できます。 なぜなのでしょうか? 自分の事ながら、なぜかはっきりわからないのです。 もし、このあたりご経験ある方、詳しい方、専門家の方等で、「こーなんじゃないか」と言ってくだされれば、有り難いです。 今後の私の気持ちの持ちように生かしていきたいです。 読んだときの感じ ・世の中と距離をおいた人物が登場し、親近感を覚える。 ・世の中とうまく折り合いがつかない自分でもよいのだと癒される。 ・あくまで自分にとっての小確幸(村上語ですね)を味わう登場人物の態度にホッとする。 総じて、「今のままの自分でいいんだ」としみじみ、でも強く思えるのですが。
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♯3です。コメントありがとうございました。 私は抑うつ神経症持ちで、ストレスが強くかかったり無理を続けると、うつ症状が再発しやすいです。 腰痛みたいなものですかね。一度痛めるとまた痛めやすいから注意が必要。 でも普通に生活することはできるようになります。 腰痛持ちのスポーツ選手もいるし。 周りの無理解は困りますよね、葛藤で余計に具合悪くなります、私は。 メンタル系疾患は時間がかかるのが普通だし、気の持ちようや物事の捉え方は大事だけど、それ「だけ」ではなく治療が必要ですし、元気な人の理屈と感覚では違うんですよ。健康な人みたいなわけにはいかないんだから。 時間かかるのは骨折などと同様。 さて、前置きが長くなってしまいましたが、自己肯定について私の個人的見解です。 今の自分でいい、から「今の」を取ってみたほうがよいのかも。 自分は自分。これが自分。 でもそれは今の自分でずうっと止まっていていいということとは同じではない。 人間は一生未完成なんだから、進歩成長する努力はしたほうがいい。 だけどそれは、自分を否定して全然違う自分になろうというのともイコールではなくて、進歩も自分を土台にしていくものだと思う。 だからこそ、人は人それぞれなんだ。 そのためには自分を受け入れないと。 それと、自分を肯定することと、自分が正しいと考えることは違う。 この書き込みも「自信あり」にしていますが、質問者さんや他の誰にも当てはまるかどうかは分からないです。 自分の意見としては自分に対して自信ありというだけで。 誰にとっても難しいことだけど、理想はI am OK./You are OK. 人生とか人間でなく、もっと単純な話なら正解・不正解がありますけどね。 TPOとか、まあ普通はこうやっておくのがいい、とかいうこともあるし、それまで「人それぞれ」と考えているとかえって話がややこしくなります。 世間とは折り合いをつけられるほうがいいと思う。 でもうまく行かなくてもいいんじゃないか?とりあえず犯罪を犯さず暮らしていければ。 自分と折り合いをつけることは大事ですね、これがそこそけできれば世間とも折り合いがつきやすくなります。 そこそこ、ですけどね。 昔、所ジョージさんがテレビコマーシャルで「足元あったかければそこそこ幸せ」と言ってたのを思い出します。 『ダンス・ダンス・ダンス』の「僕」は世間と仲良しというほどではないが、でも人間社会の中では生きている。 「僕」には非常に器用なところがあるが(仕事に関しては世間や他人と摩擦を起こすことなくやることをこなしている)、不器用なところもあるし、あえて世間に合わせないところもある。キャラクターものの腕時計をしたりね。 器用なところと不器用なところがある、不完全な人間。 それは「僕」以外の登場人物たちもそうだし、もっと言えばわれわれ読者もそう。 『ダンス・ダンス・ダンス』は初めて読んだときはそれほど面白く感じなかったのですが、しばらくして読み返したら、いいなと思うようになり、今では好きな作品のひとつです。 癒されると言う人がけっこういるらしい。 羊男の「踊るんだよ」というセリフは私にはとても役に立ちます。 あのストーリー全体があった上での、踊るんだよ、ということですが。
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>「今のままの自分でいいんだ」 やっぱりこれが良いのではないでしょうか。 そういう意味では、吉本(よしもと)ばななさんも人気あるようです。 春樹さん自身は難しいところのある人だと思いますが、神経症になったことはないと思います。 もっと何というか・・・自分勝手に道を選ぶところがあるように思います。俺は俺だ、と。 (しかしストレスで抜け毛が増えたりしたことはあるそうですけどね) でも人間の弱さも知ってる人ですよね。作家だから。 また、「壁にぶつかって卵が割れるなら、自分はその卵の側に立つ」というようなことも言っています。 優しい人だと思いますよ。 神経症まで行かなくても、多くの人が持っている気持ちに触れる、普遍性があるのだと思います。 だから国境を越えて海外でも人気があるのでしょう。 読み方は国や地域によって傾向の違いがあるようにも聞きますけれど。日本人含めアジア系の人たちは似たような読み方をして、アメリカ人はまたちょっと違うとか。 個人主義かそうでないかとか、文化が違うのでしょう。 春樹さんは「井戸を掘っている」という言い方をしますよね。 人と人とに違いがあって壁がある、でも深く掘って行ったら底のほうで何かつながるものがあるのだと思う、とか、深いところまで降りていって水を汲んでくる(創作する)みたいな・・・・。 『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』はお読みになったことありますか? http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101001456/249-4487887-1753954 もう一つ河合先生との対談が収録されているのだと、 『http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101252238/qid=1147403229/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-4487887-1753954』 心を病んでいる人と小説と言うと、また河合先生関係ですが(物語を研究なさっている人なので) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101359512/qid=1147403284/sr=1-1/ref=sr_1_2_1/249-4487887-1753954
お礼
有り難うございます。ご紹介の本は、家にはあるのですが、ちゃんと読んでませんでした。 今、周りからは早くよくなれという圧力で少々参ってます。 やはり、の自分を肯定して貰えると癒されるのですかね。 ただ、1歩間違うと、自己肯定のみになりそうなので難しいですね
- sonokoron
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村上春樹の作品で、そのように癒される人は多いようです。 春樹の作品に描かれる人物は、春樹自身の投影ですが、春樹自身があなたのように強迫神経症ぽくて世の中と折り合い着けるのが難しい性格なのですよ。 そんな春樹は、作家という自分に向いた適切な場所で、立派に生きてますよね。 彼は自分の性格特徴と真摯に向き合って自己分析を繰り返して作品を紡ぎ上げています。 自分自身に対して客観的にならなければ、言語化できないわけですから、春樹にとってもまた、小説を書くことが自分への癒しになっていると思われます。 あなたの苦悩、悩みに共通することを、春樹が深く考え抜いた上で洗練された文章で表現しているのですから、あなたは「そう、これが言いたかったんだ。そう、こう思ってるんだよ」と感じて安心するのだと思います。 治療ヘのヒントとして、ひとつ。 性格分類学のような「エニアグラム」をご存知ですか? 検索してみて下さい。 春樹はタイプ4で、ウィングが5のようです。 あなたもそうかもしれません。 エニアグラムのタイプ4ならではの性格特徴を熟知することで、自分の性格を客観的に把握し、その弱点・長所がクリアに分かると思います。
お礼
有り難うございます。 エニアグラム早速試してみます。 私自身、自分の世界を持っている一方で、世間の価値観に左右される面が強いため、よけい不安定になっているようなきがします。
補足
たびたびすいません。エニアグラム、トライしてみました。 タイプ1と4が同ぽいんと型でした。 正直、ここにすごく苦しんでます。上昇志向と、独自価値観が同居することの葛藤、もしなにかご助言あればお願いします。
- greengreenpapa
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ほとんど同じ状況です。 うまく説明できないのですが、下手なカウンセリング受けるよりずっと良いです。 読書セラピー? 「今のままの自分で良いんだ」って思えるのは神経症の回復への一番のキーワードではないかと思うわけです。一般的にはそれをカウンセラーの力を借りて自信を見出していくという形だと思います(専門家じゃないので良く分かりませんが。) そして日々小確幸を探し続けています。 あまり参考にならない回答ですが、同じ人がいて嬉しかったので回答させて頂きました。
お礼
早速有り難うございます。 私も同じような方がいて嬉しいです。 問題は、彼のの作品量が限られていることですかね。 新作が待ち遠しいですね。
お礼
重ねて有難うございます。 あと御礼が遅くなってすいません。 {「今の自分」-「今の」}でいい=今の自分を認めた上で、その今の自分にに立脚して少しずつでも‘よい’方向(あいまいな表現ですが)に向かうよう努力するということでうよね。 かみしめてました。 本当に有難うございます。 あと、自分との折り合いですよね。 ここが、非常に難しいです。世間とは割合うまくやってます。でもじぶんとは、、、。 私は、他人と距離を置いて、自分の世界にこもる面がある一方で、非常に世間的な価値観にもこだわります。 (いわゆるエリートコース、脱落しましたが) いいかえますと、村上春樹的なものへの親近感を強く感じる一方、世間的な価値も普通以上に欲します。(金、名声、地位、異性など) この内的矛盾に非常に」苦しんでいます。 もし、なにかご助言等いただけるとすごくありがたいです。 P.S・・・ダンス ダンス ダンス 読み返してみます。私は、これまでは「国境の南 太陽の西」が一番よかったです。なんか、現実感が高い部分も多いので感情移入しやすかったです。、 私は、