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どのような統計分布?

anisolの回答

  • anisol
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回答No.1

全く自信はありませんが、ガイガーミュラー計数管の数え落とし補正の式は使えないでしょうか。 計数管の分解時間をT, 真の計数率をN, 数え落としを含んだ計数率をN'とすると、N'*Tの時間中にN*N'*Tの数え落としがあるので、     N=N'+N*N'*T 変形して、     N=N'/(1-N'*T) 計数管の分解時間を蛍光測定系の分解時間と読みかえれば…? 的外れでしょうね、失礼しました。 (ところで、入射光のパルス幅はどのくらいなのでしょうか?)

38endoh
質問者

お礼

ポアソン分布に関する勉強をしておりましたところ,恐らく解決することができました。 1回のカウントで一つも光子がない確率 P(0),光子が1つ含まれている確率 P(1),2つ以上含まれている確率 P(>2) はそれぞれ,   P(0) = exp(-x)   P(1) = x * exp(-x)   P(>2) = 1 - P(0) - P(1) = 1 - exp(-x) - x * exp(-x) と表すことができ,実測のカウント数の割合 y は,   y = P(1) + P(>2) と書けるため,   x = -ln(1 - y)   (x: 真のフォトン数の割合,y:実測のカウント数の割合(0=<y<1)) となるのではないかと思います。どなたか確認していただけると大変助かります。

38endoh
質問者

補足

早速のご回答,感謝いたします。  ガイガーミュラー計数管だけでなく,フォトンカウンティングにおいても,数え落としの議論は数多くなされております。一般に不感時間補正と呼ばれるもので,それについては一応理解しております(http://member.nifty.ne.jp/nga_star/seiyaku.pdf)。これらはポアソン分布を元に式を導出しているものと思います。  しかし,従来の式はすべて定常光についての話であり,今回の場合には適用できないかと思います。今回の測定系についてもう少し補足いたしますと,入射光のパルス幅は約300fsで,繰り返し周期は約1kHz,ホトマルの応答速度は約10nsとなっています。ホトマルの応答速度が律速となってますので,約300fs内でいくつフォトンが発生していようと,すべて1カウントと扱われてしまいます。カウンタはホトマルからの10nsのシグナルが,一秒間に何回発生するかを数える(min=0,max=1000)ということになります。蛍光の強度が十分に小さければ,この10nsのシグナルがそのままフォトン1個に対応すると思いますが,強度が強くなってくると,同じ10nsのシグナルでも,フォトン2個分だったりフォトン3個分だったりしてくる可能性があります。よって,いかにカウンタの時間分解能が高くても,正確に数え上げることができません。

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