- ベストアンサー
映画の音響はドルビーやDTSだけでしょうか
- 最近の映画の音響はドルビーやDTSだけなんでしょうか。最近はドルビーやDTSばっかりで、もうちょっと個性的な音響で上映できないものでしょうか。
- 70年代の映画の音響には色んな方式がありましたよね。代表的なものとして「大地震」のセンサラウンド、「デアボリカ」のサーカムサウンド、「トミー」のクインタフォニックがあります。
- 映画の音響で強烈な印象を与える作品もあります。例えば、サスペリアのオープニングの雨の音は体に突き刺さるような音で、映画と共に体に残ります。また、トミーの音も強烈で現在のオーディオ装置でも再現できないと言われています。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
70年代は作品をより際だたせるための音響が盛んでしたよね。 「大地震」を見たときには、実際に劇場内が揺れる(それも音で!)効果がはっきりと体感でき、驚いたもんです。 すぐ近くには転んじゃったおじさんもいました(笑) 現在では映画の音響はドルビーデジタル、DTS、SDDSの三つのどれかになってしまいました。 技術的な意味合いがやや違いますがTHXも劇場の音響に関するものですし、劇場が音響に重きを置きJBLやBOSEの重低音システムを導入しているところもあります。 個性的な音響がなくなってしまったのは、ドルビー研究所が1978年にドルビーAタイプというシステムを「スターウォーズ」に使用し、それがこれまでの音声とは画期的に違っていたのと、映画館側がそれほど費用を掛けなくてもこのシステムを導入出来たたことにあると思います。 なんでもルーカスが「スターウォーズ」の製作時に「音声にもこだわりたい」と各映画会社やプロデューサーに掛け合ったのですが「観客は映画を見に来るんで音なんか気にしてない」と相手にされず、そこへ目を付けたドルビー研究所が、これまでの映画の音声を根底から変えるべく、この音響システムを開発したのだそうです。 これが業界標準というかスタンダードになっちゃったんで、個性的なシステムはみんな廃れちゃったんでしょうね。 ついでですがTHXは映画の作り手が、出来るだけ自分たちの考えたサウンドに近い形でお客さんに映画を見てもらおうとして取り組んだ総合的なシステムです。 DBなど音を録音をする際にもこのTHXが認可したスタジオでないといけなかったり、映画館側もエアコンの音が劇場内に響くと認可してもらえないとか、体験してみると、「なるほど~」ってくらいの”音”を味わうことが出来ますよ。 ドルビー http://www5b.biglobe.ne.jp/~cinema/0601.html THX http://www5b.biglobe.ne.jp/~cinema/0604.html
お礼
大地震で転んだ人(笑)の話で、私も1つびっくり体験があります。隣は空席でその次に若い女性二人がいました。映画が終わってすぐ(まだ暗い状態)の時にその女性が、両手を左右に広げてあくびをしたんです。その左手が私の顔面を直撃!一瞬何が起こったのか分かりませんでした。 音に関してはやはり作り手と、劇場側のコストということでしょうか。それにDVDもからんできますよね。 特殊な方式だと家庭で再生できないですからね。 ご回答ありがとうございました。