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先物の意味

日経平均先物がありますよね? 今後の日経を買うという意味のような・・・ 裁定取引でいずれ現物値で解消するそうですが あっているでしょうか? ヘッジになるから、あるんだと思うんですが、 イマイチ理解できません。 わざわざヘッジするのなら株を買う量を少なくすれば よいでしょうし・・・。 先物なくてもよいような気がしています。 野菜、小豆の先物は存在意義ならなんとなく想像できます。 野菜が必要な店は予め値段を決めて商品を出しますが、 野菜はほとんど時価。もしかしたらメニューに決めた時期 よりも野菜の料金が上がり、売れば売れるだけ赤字にな ってしまう。それが予め決められていたらメニューの値段 も決めやすいし、売るだけ売っても赤字にならない、 という意味のような・・・。 あっていますでしょうか? 日経先物の存在意義やできた経緯、メリット、デメリット などを教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

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  • tiuhti
  • ベストアンサー率66% (447/668)
回答No.2

詳しくは参考URLにいれた大証のHPをゆっくり見て頂ければわかると思いますが、日経平均株価指数先物取引は、将来のある時点の日経平均の買値(あるいは売値)を事前に決めるようなものです。 満期日の225各銘柄の始値が、最終的な清算価格(所謂SQ値)なので、この時点で先物と現物の価格は必ず一致する為、満期日から「先物には配当がつかない」「先物を買っても金利が発生しない(証拠金は無視)」の二つを考慮に入れて逆算すると、現物と先物の理論的な価格差が計算できます。この理論的な価格差から、実際の現物・先物の価格差が乖離した時に、割高な方を売って割安な方を買うのが裁定取引です。満期日前でも反対売買のチャンスはありますが、それがなくても、例えば割安な現物の買い&割高な先物の売りのポジションを作っていた場合、満期日の寄付に225銘柄の成行の売りを出しておけば、先物の清算値段と同じ価格で売れるので、ポジションを組んだ時に理論値から乖離していた分は必ず儲かります。例えば、満期日迄配当がないと仮定して、金利だけで計算される理論的価格差が「先物-現物=120円」の時に、実際には先物が割高で価格差が200円あったとします。その時、225銘柄全部の現物を(例えば)16千円で買い、先物を16200円で売って、満期日の寄付で現物を成行で売る(=SQ値)と、現物での損益は16千円-SQ値、先物での損益は16200円-SQ値なので、SQ値がいくらかに関わらず、必ず200円儲かります。このうち120円分は、現物を持っていた金利が発生しているので、結局80円が正味の儲けになります。 さて、日経平均先物の存在意義やできた経緯ですが、個別の商品の話になると、「関西企業の株の取引も、東京に集中するようになって、地盤沈下を心配した大証が、新しい商品を求めた為」といった事になってしまうので、先物一般で言えば、理屈上は機関投資家等にヘッジ手段を供給する、という事でしょう。多くの投機筋が参加する先物であれば、流動性が高く、同じ10億円分を売るのでも、現物だとあまり買い注文が入ってない銘柄もあったりして大変ですが、先物だと高々60枚ちょっと売ればいいので、実に簡単です。 逆に言えば、投機筋の参加が少ない先物だと、流動性が低いのでヘッジとしてもあまり使えません。 >わざわざヘッジするのなら株を買う量を少なくすればよいでしょうし・・・。 先物なくてもよいような気がしています。 全く仰る通りです。下に入れた質問にも回答させて頂いたのですが、完璧なヘッジは売ってしまうのと全く同じです。何らかの理由で売れない(例えば、一般企業が取引先の株を持っている場合もそれにあたる)、あるいは上に述べた様に売りたくても値段を崩さずに売るのが難しい、といった時には、先物でのヘッジ売りの意味があります。 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1997070 仰られるように、レストランであれば、メニューを変えない限りは、ある食材の価格のリスクから開放されず、仕入れ値を固定する意味がありますが、株であれば売ってしまえばリスクから開放されるので、簡単に売れるようになっていれば、ヘッジ手段はいりません。 先物のデメリットをあえてあげれば、裁定取引があるからこそ、普段から現物と先物の連動性が維持されていて、機関投資家もいつでもヘッジとして使いやすいのですが、現物の板が薄い(入っている注文が少ない)時は、裁定取引の動向が株価指数に大きく影響を与えてしまって、先物に現物が引っ張られるように見えて、先物に参加していない個人投資家等にとっては、市場の動きがわかりにくくなる事でしょうか。実際、1989年末に日経平均が4万円近くをつけた過程でも、先物高が裁定取引での225銘柄のバスケット買いを誘発して、日経平均はどんどん上がっていったのですが、その割には個別銘柄で見るとそれ程上がっておらず、実際には225種に入っている中でも、売買高のごく少ない銘柄(当然あまり注目もされていない)が専ら上がっていったのが、株価指数高にかなり貢献していた、という事がありました。その後、売買高の少ない銘柄は225から外されるようになったので、その弊害は大分小さくなったはずですが…。

参考URL:
http://www.ose.or.jp/futures/fu_fuks.html
ma_trix
質問者

お礼

長文の回答ありがとうございました。むずかしいことだらけですが、とても勉強になりました。先物売買に参加してみないと正味わからないこともあります。これから本屋に行きさらに詳しく調べてみたいと思いました。

その他の回答 (1)

  • kazu-si
  • ベストアンサー率44% (39/88)
回答No.1

先物のメリットは 資金が少額、売りから入れる点です。 現物で取引を行う場合、個人投資家が買えるのは数銘柄、そのうちの一つがライブドアのように上場廃止になればその損失はかなり大きなものになります。ただ、日経平均225なら225銘柄を一気に買えるので個別株のリスクは軽減されます。 また、先物なら売りから入れるので高く売って安く買い戻すことで利益が出ます。 取り合えず、先物のメリットのみを書かせていただきました。

ma_trix
質問者

お礼

回答ありがとうございました。売りから入れるというのは確かに大きなメリットと感じました。倒産する心配もなく面白そうな取引ですね。

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