• ベストアンサー

「付帯状況」という用語はどこから?

最近、学校文法に用いられている用語が気になっています。 その一つに、いわゆる分詞構文の一用法を説明する際の「付帯状況」という用語があります。分詞で始まる句を ”~” で表すと、この用法は分詞句が主節の述語動詞と「同時」(「~ながら」という意味のもの)、および「結果」(「…、そして~」という意味のもの)を表す場合を指すようです。 一方、英米の学習文法書ではこの「付帯状況(attendant circumstances)」という語を用いた説明は余り見受けられないように思います。(そもそも「分詞構文(participial construction)」という説明をしないものが多いように思えます。) この「付帯状況」という用語・概念はどのようにわが国の学校文法で定着してきたのかをご存知の方はお教えください。手元の『現代英文法辞典』(三省堂)は、「伝統的に『付帯状況』…の名で呼ばれてきた」としています。私にはなんとなく海外の文法書にその起源があるのではないかという気がしますが。よろしくお願いいたします。

  • 英語
  • 回答数2
  • ありがとう数2

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#122289
noname#122289
回答No.2

ラテン語の文法書のなかでも英米でポピュラーかつ権威ある学生向けの教科書として知られる「アランのラテン文法」(Allen and Greenough's New Latin Grammar for Schools and Colleges )には、分詞構文の用法の説明にattendant circumstancesという表現が確かに出ています。(参考URLページ下から1/5くらいのところ) 明治27年生まれの慶応大学文学部教授にして詩人の西脇順三郎の詩には、ロンドン留学中の思い出として「アランのラテン文法」への言及があります。この本は日本へも早くから入っていました。いわゆる「伝統校」の蔵書目録でもよく見かけます。だからそれなりに影響はあるはずです。 そもそも英語の分詞構文は古英語の時代にラテン語から借用された構文です。聖書やBede(尊者ビード)の教会史といった書物ではラテン語で独立分詞構文の箇所を英語訳でもそのまま分詞に置き換えました。不自然な文体でしたが、その後文語としては定着したのです。

参考URL:
http://www.perseus.tufts.edu/cgi-bin/ptext?doc=Perseus%3Atext%3A1999.04.0001&query=toc&layout=&loc=2.464
fwkk8769
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 「分詞構文の用法の説明にattendant circumstancesという表現が確かに出ています」 「そもそも英語の分詞構文は古英語の時代にラテン語から借用された構文です」 興味深いです。このあたりも勉強してみたいと思います。

その他の回答 (1)

noname#20688
noname#20688
回答No.1

日本で最も古くから学ばれた外国語は中国語ですが、 漢文と呼ばれています。英語を学び始めた時も 漢文の訳読の姿勢は踏襲されていますが、イギリス人がラテン語を学ぶ方法も応用されました。おそらく、英語で書かれたラテン語の教材には attendant circumstancesという用語がよく使われると思いますが。

fwkk8769
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 そうですか。ラテン語でしたか。 お礼が遅くなってすみませんでした。

関連するQ&A

  • 付帯状況のwithと独立分詞構文の違い

    付帯状況のwithはよく独立分詞構文の「ような」もの と書いてありますが、明確な違いはないのでしょうか。 あえて違いを見出すと、付帯状況には前置詞句や形容詞等 普通の分詞構文とは違う形が書けますが、普通の分詞 を使うならどのような違いがあるのでしょうか。教えて下さい!

  • 分詞構文の「付帯状況」の「結果」用法に詳しい海外の文法書は?

    文法に詳しい方にお尋ねいたします。 いわゆる分詞構文の一用法を説明する際の「付帯状況」のうち、主節を "…" 、分詞で始まる句を "~" で表すと、「…、そして~」という意味になる「結果」用法に興味があります。例えば、わが国の学習英文法書にある例で言えば This train starts at two, arriving in London at nine.”(『ロイヤル英文法』改定新版、p.525)のパターンです。 しかし、海外の文法学者による文法書でこの用法について詳しく記述されているものを探しています。次の二つの文法書は一応当たってみたのですが、どこに記述があるのか恥ずかしながら索引を手がかりに調べては見たのですが該当箇所がわかりません。 1.Quirk et al.(1985)"A Comprehensive Grammar of the English Language"(Longman) 2.Huddleston & Pullum(2002)"The Cambridge Grammar of the English Language"(CUP) (1)このそれぞれの文法書中のどこを見ればこの用法について触れてあるのか、どちらか一方だけでも結構ですから詳しい方は教えてください。 (2)他のもので、できるだけ手に入りやすいものやわが国の大学などの図書館で閲覧できるものをご紹介ください。できればフルタイトルとともに、著者、該当箇所(ページなど)を教えていただけると私にも探しやすいと思います。 なお、今のところ比較的詳しいものとして 1. A. J. Thomson & A.V. Martinet ”A Practical English Grammar” (OUP)、 少し触れられているものとして 2. M. Swan “Practical English Usage” (OUP) 3. R. Declerck “A Comprehensive Grammar of English” (Kaitakusha) は見てみましたのでこれ以外のものをよろしくお願いいたします。

  • 分詞構文の付帯状況と as SV について2

    (1) She was trembling as she listened to the news. 「その知らせを聞きながら彼女は震えていた」 (例文と訳:ライトハウス) 質問1.この訳を「聞いたとき」としない理由は、listen が有意志動詞だからでしょうか。 質問2.先日この as she … を分詞構文に書き換えられるという解答を何件かいただきました。ここから付帯状況「~しながら」の分詞構文を as SV で書き換えられるという仮説を立ててみたのですが正しいでしょうか? (どの参考書にも付帯状況「~しながら」の分詞構文は接続詞を使って書き換えられないと載っていますが正しいのでしょうか?私は書き換えられると思うのですが) (2) Trembling, she was listening to the news. 「震えながら、彼女はその知らせを聞いていた」 (例文と訳:自作) 質問1.この Trembling を As she trembled[was trembling] で書き換えられるでしょうか? 可能であればやはり分詞構文の付帯状況「~しながら」は as SV で書き換え可能といって差し支えないのではないでしょうか? 文法に詳しい方、繰り返しの質問もあったかとも思いますがご協力お願いいたします。

  • 分詞構文について

    また疑問が起きてしまいましたので質問させてください。 特に文法が得意な回答者の方々が書いてくれることを望んでいます。 分詞構文にいろいろな用法名がありますね。 これはなぜ学校文法では教えているのでしょうか、ということなのです。 分詞構文の用法はその分詞構文が主節にどのような意味を追加しているのかと言うことですね。 しかし、その意味合いを知らなければわからないことなのと違いますか? (この理解は私にとって大きな質問になりますので、この理解が間違っているのであればどうか指摘してください) そうすると、いろいろな用法用語選択は意味がわかってからとなりますね。 意味がわかってから用法用語を思い出してその中からその意味合いとマッチする用語を選ぶと言うことになりますね。 つまり、試験などでその文章の意味合いがわかっているのかどうかを調べるのであればそれなりに必要性は私も感じます。 しかし、意味がわからなければ選べないと言うことなのではないか、つまり、意味がまずわからないで選らないわけですから、選べると言うことはもうすでにその文章の意味がわかっている、と言う事ですよね。 意味がわかっているのであれば、その意味を分類する必要もなくなっているということではないのでしょうか。 つまり、分類した用語にマッチさせる必要を求めるのは何のためにするのか、と言う事になるのです。 簡潔に、分詞構文の用法用語の用法名の数々を覚えなくてはならなく、そして、文章の意味がわかった時点でなぜその名称とマッチさせる必要性を学生に要求するのは何のためなのか、と言う質問になります。 それとも文章を見ただけで用法がわかり、用法がわかるから意味がわかるようにつながると言うのでしょうか。 それともその用法を一つずつ当てはめていってヒントにするのでしょうか。 辞書の使い方でそういうのがありますね。 日本での英語教育を理解するには必要だと感じる項目だと信じています。 前回と同じくいろいろな方々からの私を目覚めさせるつもりで書いていただけることを願っています。 よろしくお願いいたします。

  • 付帯状況をあらわす分詞構文?

    He wondered. Sitting in the middle of a wilderness like a fool, killing myself breaking rocks and digging up dirt? 上記の英文のSittingとkillingは分詞構文と分かるのですが、breaking とdiggingは付帯状況をあらわす分詞構文なのでしょうか?訳としては 『岩を砕いて、穴を掘りながら自分自身を殺している』でしょうか?

  • 分詞構文の付帯状況について質問

    女:I see that the first two buses have arrived.    What time will the third bus be arriving? 男:I heard that the third bus left just a few minutes after the other two,but it got caught in some   heavy traffic coming off the Nimitz Expressway,but I expect it to be pulling in at any minute     now.  (3番目のバスは、前の2台が出発したあと、ほんの2、3分で出たそうでが、ニミッツ高速道路を降り  たあたりで渋滞につかまったようです。でも、もうまもなく到着すると思いますよ。) 質問: coming off the Nimitz Expresswayは、「分詞構文の付帯状況」を表す用法だと思いますが、通常分詞構文は「,」が直前についてると思いますが、付帯状況はつけなくてもいいのでしょうか?

  • 分詞構文

    長文読解の点において分詞構文というのはキーポイントになることが多いじゃないですか。その時に出てくる分詞構文の性質として、原因、理由、条件、譲歩、付帯状況と色々ありますがその中で付帯状況と言うのがどうもピンとこないので、付帯状況についての説明と、分詞構文上での付帯状況の説明を交えて教えてください。あと、もしよければ、入試の英文読解に出やすい分詞構文の例を挙げて、それを分解して詳しく教えてください。皆さんの頭脳をもってこの難題をどうかこの無能な僕に教えてください。

  • ingの名詞用法が動名詞、形容詞用法が現在分詞、副詞用法が分詞構文?

    どなたかご教授ください。1.分詞構文は「分詞に導かれる副詞句」と言えるのでしょうか?形容詞句でもあるのですか。2.前の質問に関連して、ingの名詞用法が動名詞、形容詞用法が現在分詞、副詞用法が分詞構文と聞きましたがこれは正しいのでしょうか。※現在分詞に副詞として使われる場合があることは承知しています。

  • 前置詞、付帯状況「with」について質問です

    よく英語の例文でHe spoke with his eyes closed.といったwithを使った付帯状況の表現がありますが、with closed his eys.としてはいけない理由がいまいちよく分かりません。しかも、独立分詞構文で→のような文He ate his dinner, with his mouth moving.で、his mouth movingですでに付帯状況を表すことが可能にもかかわらずなぜわざわざwithを持ってくる文があるのかもよく分かりません。 どなたか詳しい解説をお願い致します。

  • 分詞の付帯状況に「ついて

    今、文法を復習しようと参考書をやっているのですが分詞の付帯状況が説明を読んでもいまいち納得できません。 詳しく書くと()をうめる問題で  1番 He got out of the car with the engine (running).  2番 He was sitting in the chair with his eyes (closed). のようになるらしいのですが、なぜrunningでrunでないのか? closedでclosingではいけないのかがわかりません。 和訳してもピンとこないのです。 解説では直前の(代)名詞と文章を作ってみて能動ならingで受動ならedと書かれていたのですが、the engineとhis eyesの間のどこに能動と受動を分ける差があるのが理解できません。つまりこういうことです。 The engine was running.○ The engine was run.× His eyes were closing.×  His eyes were closed.○ がわかりません。 この文法書も三週目なのですが未だに悩み続けています。 初歩的ですがどうか教えて下さるとうれしいです。