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為替変動対応のドルコスト平均法になり得る?
以前、外貨MMFのドルコスト平均法で質問したところ、これはリスクは小さいが為替の円高差損を考えていないと指摘されました。そこで再度質問です。例えば本日(108円/ドル)米ドルMMFに10000円投資します。この108円/ドルを基準価額とし、次週106円/ドル円高になった時11000円の投資をします。さらに次々週104円/ドルの時、12000円の投資をして円高差損に対応していきます。もし為替が継続して108円/ドルもしくは円安ならばそのまま毎週10000円づつ投資していきます。この方法ならば外貨MMF円高為替対策になりませんか?ポートフォリオとして月々11万円を投資額とし、米ドルMMF:豪ドルMMF:ユーロMMF=4万円:4万円:2万円として米ドルMMF、豪ドルMMFに毎週1万円。ユーロMMFに2週間に1度1万円。円高差損予備費に1万円とします。(月11万円)この方法には無理がありますか?また配分について米:豪:ユーロ=4:4:2はいかがでしょうか?
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- Trane37
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なかなか良い通貨分散法ですね。将来の円安のヘッジとして多通貨で資産を持つことは有効だと思います。できれば、MMF(短期公社債)以外のリスク資産の組み入れを考えられたらいかがでしょうか。 さて、通貨配分に関しては、通貨は多い方が良いと考えます。米ドル、ユーロ、豪ドル、ポンド、NZドル、(カナダドル)全て持たれたらどうですか。比率は3;2;1;1;0.5といったところでしょうか。で、手持ちの円換算の残高(資産)がこの比率になるように毎月の購入比率を決めるのです。こうすることで、為替変動によって価格が下落した通貨に重心を置いて買うこととなります。資産残高が大きい場合、極端に上昇した通貨は売って、その分値下がりした通貨を買うことになるかもしれません。計算はエクセルで簡単にできます。 ただし、長期で(72年から95年までのように)、円が全ての通貨に対して上昇した場合は損失になります。が、その可能性はそんなに高くはないと思います。
基本的に米ドルとユーロは異なる動きをする事が知られています。 又、時間分散や為替に応じて重みを付けるのも為替差損の影響を少なくできる方法の一つだと思います。 但し、注意していただきたいのは、通貨の価値は各国のインフレ状況によって変わってくる点です。 例えば、米ドルの高値水準(円安)の時間軸の変化は・・・ 1:1990年の米ドルの高値は1$=160円台 2:1998年の米ドルの高値は1$=147円台 3:2002年の米ドルの高値は1$=134円台(確か135円まで行った記憶があります) ですから、単純に見れば長期では円高傾向である事が分かりますが、物価訂正してしまえばそれほど大きな為替変動はないのです。 例えば、1と3では19%も違いますが、物価訂正すれば、それほど大きな違いはありません。 では、どうすれば良いか?ですが「実質実効為替レート」の考え方を用いて、円相場が本当の円高かを判断して重みを付けた方が有効だと思います。 現在の為替水準では108円、106円、104円・・としても良くても、長期的な物価変動によって為替水準も変わってくる事を考慮にいれて重みを付けた方が長期的には有効だと思います。 但し、本当の金利は実質金利と呼ばれていて・・・ 実質金利=名目金利-期待インフレ率 となり、これが本当に貰える金利だと思ってください。 下のURLでは、実質実効為替レートの解説がありますので読んで見てください。