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Youtubeの動画の時間表示について
Youtubeのサムネイルの右下に、 この動画が何分あるかの時間表示がされてますよね? ある動画を開いて視聴した際、 下段の時間表示を見ると、サムネイルの右下の時間よりも、 約3分ほど長めの時間表示でした。 あれ?と思い、他にもそんなのがあるのかと見てみたところ、 いくつか同じような動画がありまして、 中には5分近く長めのもありました。 なぜ、こういう事態になっているのでしょうか?
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え~っとこの辺、ちょっと専門的な話になるんですが…。そもそも動画の再生時間を表示するためには、その動画の再生時間を求めなければなりません。何、言ってんの当たり前じゃん~とお思いでしょうが、人間にとっては当たり前の事でもそれを機械やパソコン等で行うためには結構、ややこしい複雑な過程を経て数学的プログラム的にデジタル情報として算出してデータを取得する必要があります。 通常はこういった手間を省くために、その動画が作られた時に同時に「ヘッダー情報」と呼ばれる注意書きみたいなデータを一緒に付ける事になっているんですが。たまに動画編集ソフトの種類や、或いは実際に投稿された動画のファイル形式によってはこのヘッダー情報の中に動画の再生時間が含まれていなかったり、ヘッダー情報自体が無い場合があります。 また動画の再生時間を求めるプログラム式は通常、その動画の「フレームレート」を求めてその動画の「1フレーム毎の表示時間」を取得し、それに基づいてその動画の「総フレーム数」を掛けた数字で計算して算出します。ですがこの時、1秒をキレイに割り切れないフレームレート数で割った場合、それに基づいて再び逆算して1秒辺りの時間を求めると端数になった部分が消失してしまいますので、最終的な計算結果と実際の数値には誤差が生じる事になります。このため元々、プログラム的に動画の再生時間を算出する際には1秒前後の誤差が生じて来ます。 以上の事柄を踏まえまして、Youtubeに投稿された動画は必ずYoutube側の内部プログラムで再エンコーディングが行われて新規に動画化され直します。この時に上記の様なヘッダー情報がうまく生成されず、少しバグった様な状態になる事があります。また天下のYoutube大明神と言えど、世界中から毎日何億本も投稿される動画の全てを完璧にミス無く処理し切る事は不可能で。事実、時々は変になったままの動画が公開されたりします。また具体的な条件は分っていませんが、特定のファイル形式と色空間や圧縮方法が組み合わさった時に壮大に再生時間関係がおかしくなってバグる事がある事例が幾つか報告されています。 …という感じで、質問者が見た動画もその様な事例のいずれかに該当する「再エンコ処理中に少しミスった動画」の1つなのではないかと思います。単に再生時間の表示がおかしいだけで動画の視聴そのものには問題無い場合、投稿者も大多数の視聴者側も大して気にしないので、そのままになっているのだと思います。
お礼
詳しいご回答をありがとうございます。 勉強になりました。