モーメント荷重とボルト固定位置
- 部品のモーメント荷重によるボルト固定位置の選択についてご教示ください。
- モーメント荷重がかかる部品のボルト固定をAとBのどちらで行うか検討しました。
- 部品の横揺れを防止するためにはどちらのボルト固定位置が適しているのか理論的なお考えを教えてください。
- 締切済み
モーメント荷重とボルト固定位置
下図のようなSUSの部品があります。(ボルト支持以外の結合部はすべて溶接) 天吊りでボルトで固定する予定です。部品の先端部に横方向から10kgの荷重が掛かります。(ボルトにモーメント荷重がかかる) この部品のボルト固定を、A(センター1本)と、B(端から10,30,10mmのピッチで 2本)のどちらかで固定しようと思います。 部品の横揺れを防止したい場合、当然Bが横揺れしにくい(ボルトの引っ張り荷重が少ない?)と思いますが、理論的にわかりません。 (Aの1本止めによる、ボルトの緩みはなしと仮定)。 M12のボルトを予定しております。 理論的にご教示ください。 よろしくお願いします(できれば計算過程も記載していただけると助かります) ボルト支持 B A B ⇓ ⇓ ⇓ ------------------ l10 15 15 10l←板B SUS W50XD200X15 --------- l l l l l l←角パイプ SUS W50XD100X2 l l l l1500 数値は寸法で単位は(mm)です l l F:10kg→ ---
- 機械設計
- 回答数4
- ありがとう数3
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなの回答
・・・何だか、呼ばれたような気もするってか、ひきずり出された感じです 質問図を見る限りD200の側から見た絵になっているが、W50かも知れないしー? 訳が分からん。しかも荷重も小さいし計算するまでもないから今回は止めました 更に質問者からの返信もないようですし・・・制御棒が降ろされている感じです
確認方法は、完全剛体であれば、回答(2)の ohkawa 記載内容に近い計算となります。 <今回の回答では、1Nの涙さん の 駄目だし は、ないんですね ww 。> 完全剛体とは、各部分が塑性変形や弾性変形もしない場合の計算方法です。 ボルト支持部の材質も明確にして、厳密には弾性変形量も確認して計算をすることが大切です。 さて、具体的に計算確認をしてみましょう。 先ず、最初のモーメントは、右のボルト“B”が支点となり、 F:10kg×(1500mm+15mm)=板Bの右端に掛かる荷重:W kg×右ボルト“B”~板Bの右端:10mm W kg=10kg×(1500mm+15mm)÷10mm=1515kg となります。<ボルト3本止めの場合> ボルト支持部の材質も含めて、使用材は全てSUS304と仮定し、確認してみます。 板Bの奥行きは、D:200mmなので、板Bの右端はへは1515kg÷200mm=7.575kgの荷重が掛かる。 そして、厳密にはヘルツの式に似た計算方法で、板Bの右端の変形量を計算しますが、 1515kg÷(200mm×1mm)=7.575kg/mm程度の面圧相当となるので、完全剛体として計算しても 安全率等の誤差範囲になるので、そのような考え方で計算処理します。 <完全剛体として計算することは、板Bの右端支点が弾性変形もしないと仮定することです> ボルト1本止めの場合は、 F:10kg×(1500mm+15mm)=板Bの右端に掛かる荷重:W kg×ボルト“A”~板Bの右端:25mm W kg=10kg×(1500mm+15mm)÷25mm=606kgとなり、606kg<1515kgなので、同様に完全剛体で 確認します。 では、ボルトの引張荷重を確認します。 ボルト“A”での1本止めの場合は、板Bの右端を支点として、 F:10kg×(1500mm+15mm)=ボルト“A”に掛かる荷重:Wa kg×ボルト“A”~板Bの右端:25mm Wa kg=10kg×(1500mm+15mm)÷25mm=606kg となります。 ボルト“A”と“B”での3本止めの場合は、板Bの右端を支点として、 F:10kg×(1500mm+15mm)=ボルト“A”と“B”に掛かる荷重 kg×支点からの距離 mm となります。 この場合は、板Bの右端を支点として、ボルトの伸び量は支点~ボルト位置までの長さに 比例すると、ボルトの伸び量は荷重に比例するフックの法則から以下の計算とします。 F:10kg×(1500mm+15mm)=左ボルト“B”に掛かる荷重:WLb kg×(15mm+15mm+10mm)+ ボルト“A”に掛かる荷重:Wa kg×(15mm+10mm)+右ボルト“B”に掛かる荷重:WRb kg×10mm にて、 * 左ボルト“B”に掛かる荷重:WLb kg=323.2kg * ボルト“A”に掛かる荷重:Wa kg=202kg * 右ボルト“B”に掛かる荷重:WRb kg=80.8 となります。 以上ですが、角パイプ SUS W50XD100X1500×2本や板B W50XD200X15 の重量も加わります。 F:10kg→によるモーメント荷重から発生する各ボルトの引張荷重のみの計算方法を 説明しました。 今回のモーメント荷重は、F:10kg×(1500mm+15mm)として、角パイプ長さと板Bの厚さを 計算に入れた方が良さそうです。 <板Bも変形しないとしての計算なら、板厚も含めないとね> 因みに、F:10kg×(1500mm+15mm)÷(1/6×200mm×15mm^2)=2.02kg/mm^2程度であり、 角パイプ SUS W50XD100X1500 も補強になっていて、板B W50XD200X15 へは雌ねじ加工 と想像しますので、3本止めが落下防止からも有利でしょう。 それと、ねじを廻しますと、その締付けトルクで、ねじ軸方向に軸力が発生します。 その軸力より大きな力が、モーメント等の外力から加わらない限り、ボルトは伸びません。 ですから、1本止めでも強度的には問題はありませんが、記載以外の外力が加わった場合も 考慮し、且つ落下防止も考慮して、3本止めにしましょう。 小生なら、W方向へは、ボルト“A”の位置に1本として、D方向に中央と端から其々20mm の処に3本が、ベターと考えます。 ボルト“A”の位置に3本使いは、 Wa kg=10kg×(1500mm+15mm)÷25mm=606kg 606kg÷3本=202kg/本 となり、角ボルトに均一に荷重が掛かり合理的です。
ごく単純化した場合のボルトの引き抜き力は次の通りです。 Aの場合は、10kg×1500/(15+10)=600kgの引抜き力 Bの場合は、10kg×1500/(15+15+10)=375kgの引抜き力 Aの場合でも、引き抜き力はボルト自体の静的な破断強度には到達していな いと思いますが、アンカー部に十分か強度があるか、繰り返し応力や経年劣 化に対して問題がないか、十分にご検討になることをお勧め致します。 (笹子トンネルのアンカーボルトの事例は、十分にご承知のことと思います) また、Aの場合のように1点止めでは、ボルトにゆるみが発生した場合に、 角パイプが回転してしまい、設計上予期したとおりに荷重(10kg)を支え られない事態も想定されますので、単純に強度問題だけでご判断にならな いことをお勧め致します。
お礼
ご回答ありがとうございました。参考にさせていただきます。
Aの場合は、単純に片持ち梁です。 Bの場合は、左側ボルトは引っ張り加重、右側ボルトは圧縮加重が掛かり平行移動します。 これに加え、ボルトの伸縮によるモーメントが発生します。(平行移動+モーメントになります。) 極端な例ですが、例えば物干し竿があるとします。曲げる方向には変形させる事は出来ても伸ばしたり縮めたり出来ないですね。(伸縮式物干し竿および座屈は除く)のような事です。 Bはてこの原理で、ボルトに掛かる引っ張り圧縮加重が求まります。 10kg*1500mm/15mm+自重 +ボルト伸縮によるモーメント方向の変形 ちなみに吊りボルトの長さはどれくらいですか? 天井に直付け(アンカーで設置)にしないと無理がある構造だと思いますが・・・そもそも、対象物は、横荷重に対して大丈夫ですか?
お礼
ご回答ありがとうございました。参考にさせていただきます。
関連するQ&A
- ボルトにかかる荷重 その2
添付図の場合のボルトにかかる荷重の計算方法を教えてください。 SUS製の板の中心に丸棒が溶接されていて、その丸棒の先端に右側から力が加わります。 板はSUS製のM5のボルトで周囲を8本で固定されています。 ボルトにかかる荷重は左右で違いますか? Aのボルトが一番過酷ではないかと思うのですが・・・ 前回の質問から、M5のボルト(A2-70)の引張荷重は14.2×700=9940N モーメントは2000×0.2=400N・m と計算したのですがその先がわかりません。 よろしくお願いします。 *長さの単位はすべてmmです。図が手書きで汚くてすいません。
- ベストアンサー
- 金属
- 荷重計算によるボルト径の決定方法
下図のような品物があります。(ボルト支持以外の結合部はすべて溶接) そのとき、矢印(↓)の位置に集中荷重(40kg)がかかった場合に、この品物を支えるためには、ボルトの径はどのくらいの大きさのものを使えばよろしいのでしょうか?(ボルト位置は板Bの中心から150の位置に4個通す予定です) よろしくお願いします(できれば計算過程も記載していただけると助かります) ボルト支持 ⇓ ⇓ ------------------ l l←板B 400X400X20 --------- l l l l (40Kg) l l←L鋼 65X65 ↓ 1600 l l --------- l l 板A l l1500 数値は寸法で単位は(mm)です 200 l t9 l l --------- l l l l l ---
- 締切済み
- 機械設計
- モーメント荷重とボルトのねじ込み長さについて
下図のように、仮に先端に最大1000[kN]の荷重がかかるIビームを角パイプの柱にボルト(M10×4本)で固定しようとした時、柱の厚みが5mm程度であれば、M12ボルトなら2~3山程度しかかからないため、ボルトの山がせん断すると思い、角パイプに板材を溶接して、ねじ込みの深さ(山数)・適切なボルトサイズ・数を、ボルトにかかる荷重F[N]が、許容値(ねじ山のせん断許容応力?SUS304のボルトでは147[N/mm2]とWEBから探しました)以内になるように設計しようと考えました。ここで分からなくなりました。 147[N/mm2]>F[N]/(π*おねじ谷径[mm]*ピッチ[mm]*山数)まで調べたのですが、 ボルトの軸方向には、1000[kN・m]のモーメント荷重がかかっていて、荷重F[N]とはディメンジョンが違うため、どう考えればいいのか分からなくなりました。 考え方自体が間違っているのでしょうか。 全くの素人ですが、適切なアドバイスがあればお願いいたします。 板材 ┏━┓┏┓→┏┓→ 1[m] ↓1000[kN] ┃角┃┃┃ ┃┗━━━━━━━━━┓ ┃パ┃┃┃ ┃ Iビーム ┃イ┃┃┃ ┃┏━━━━━━━━━┛ ┃プ┃┃┃→┗┛→ ┃柱┃┗┛ ┃ ┃ ┗━┛
- 締切済み
- 物理学
- 引っ張り荷重を受ける板材の板厚とボルトの選定に…
引っ張り荷重を受ける板材の板厚とボルトの選定について いつもお世話になっております。 下図の様な、逆L字型の鉄板で、点Aに5tonの引っ張り荷重が 掛かる場合に、耐え得る鉄板の板厚(逆L字板と板B)と最適な ボルトの選定方法の考え方を教えて頂けないでしょうか? 逆L字板と板Bはボルトで固定され、板Bもボルトで下面に固定されます。 宜しくお願い致します。 5ton ____150____↑A | | | | 100 200| _75__| | ボルト | |_↓_↓_| ボルト _|_↓_↓_|_↓_↓_B _|___________|_ //////////////
- 締切済み
- 機械設計
- ボルトに掛かる荷重の計算方法
よろしくお願いします。 片持ち梁でL=266.5cm 350kgの等分布荷重を受けます。 Mは、0.45ton・m (45ton・cm)です。 別紙のベースプーレトを使用し4本のボルトで固定したいので それぞれのボルトの受ける荷重の計算方法を教えてください 中立軸の意味や出し方のあたりが解りません BPL形状は別添付しております。
- ベストアンサー
- 建築・土木・環境工学
- ボルトにかかる荷重と応力計算方法について
知識がないため悩んでいますので教えてください。 ボルト、ナット各4ヶを使用し下記の図の通り締結します。 各AとBとCとDボルトは不規則な4角形を形成しています。 下記図のイメージでOKです。 1)プレートにFのオフセット荷重がかかるとした場合、各ボルトAとBとCとDに 発生する荷重を算出する計算式を教えてください。 2)最高荷重がかかっている箇所(恐らくBボルト?)のボルトのせん断応力と 曲げ応力とせん断と曲げの合成応力を算出する計算式を教えてください。 よろしくお願いします。 ............ プレート : :☚ t9 F ←:←←● : : : : : ........: B :....... : :A ○ : : : :○ D: :☚固定しているフレーム : : C ○: : 動かない : : ○ : : : :..........: : :..........................:
- ベストアンサー
- 機械設計
- ボルト・ナットの耐荷重
初めまして。 専門的な知識が無いので助けていただければと思い、質問させていただきました。 DIYで添付画像のような棚を作ろうと思うのですが、Lアングルに穴をあけた支柱に 棚受けをボルト・ナットで固定し、上に木の棚板を乗せようと思っています。 この時のボルト・ナットをM6/M8/M10で想定しているのですが、 M6/M8/M10それぞれ1本あたりどれくらいのせん断荷重(?)に耐えられるのでしょうか? また、4本で棚板1枚を支えると考えれば、単純に【1本の耐荷重】×4が【棚板の耐荷重】と考えてよいのでしょうか? ここでは棚板の素材等は考えずに教えていただければと思います。 おかしな質問になっているのかもしれませんが、 何卒よろしくお願いいたします。
- ベストアンサー
- 金属
- 2点支持片側張り出し梁の荷重計算を教えてください。
A支持点からB支持点----500mm B支持点から張り出し----50mm 張り出し部先端に150Kgの荷重をかけた時 支持点A、Bに掛かる荷重の計算式を教えてください。 又、エクセルを使用してやる、やり方もお願いします。 宜しくお願いします。
- ベストアンサー
- 数学・算数
- ボルトの保証荷重と力について
M6ボルト(SUS)の保証荷重を調べると、強度区分4.8なら6230Nとあります。これは静止状態でしょうか。つまり、動くことがない部分、例えば 机の天板と脚の固定に使う場合など。 もし遠心力がかかる部分に使う場合は、6230Nは保証されないということですよね?荷重【N】なので力【N・m】では無いということですよね? そうであるならば、遠心力がかかる軸を固定するボルトの保証荷重は どう計算したらよいのでしょうか。遠心力約15,000【N】が作用する箱を、SUS軸2本で支える(固定する)構造です。 軸の両端にタップを切り、M6ネジで板に固定します。軸2本、M6ネジ4本になるので、6230N×4本=24920N 15000Nの遠心力がかかっても大丈夫と考えたのですが、 保証荷重は力では無いから誤りなのではないかと。 どなたかご教示ください。よろしくお願いいたします。
- 締切済み
- 機械設計
お礼
連絡遅れて申し訳ありません。丁寧な回答ありがとうございます。 ボルトの固定位置に関して、力のかかり方による、基本的な考え方が理解できました。