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JIS 30K 耐圧試験について
- JIS 30Kフランジの耐圧試験について解説
- JIS 30Kフランジの仕様と耐圧試験に関する疑問について
- JIS 30Kフランジに適したガスケットについての考察
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回答(1)では、大きな勘違いを回答している・・・と思われる。 +++++ 回答(1) >1)B2220の付表2でブラインドフランジの場合、300A以上は区分がIIとなっています。付表1で、IIは300℃までしか使えません。従って、JIS規格通りのブラインドフランジは使えません。 以上は間違いで以下が正しいと思われる JISB2220:2012 表11,12から呼び圧力30K・液体温度350℃では区分?でBL-RF 最高使用圧力が、規定材料001,002aにおいて 3.9MPa であるから問題ない。 ちなみに規定材料002はS25Cで引張強さが440 N/mm2以上のもの +++++ 試験圧力の計算においてはS25Cならば常温も350℃時も許容応力は変わらない 従って、水圧・試験圧力は、そのまま 2.94*1.5=4.41 MPa で正しい JISB8265「圧力容器」鋼材の許容応力においてはS25Cは 110 N/mm2 である つまり安全率は基準強さに対し4倍あり、降伏点基準にて 265/110≒2.4 倍で あるから、水圧試験圧力の1.5倍でも降伏までは至らないので安心できます。 ※フランジ計算はガスケットによりパッキン係数が変わり、計算厚さもボルト の締付荷重も変わります(SNB7)。初心者?に、このような危険を伴うような 計算をさせる会社は如何かと思う。得てして重大事故に繋がるのはこんな時だ +++++ >?ガスケットは T/# 1120 で良いのか? カタログを見る場合は必ず、圧力と温度の両方を見なければ行けません。 従って、 T/# 1120 も GF300 であっても 温度で耐えられないのです。これは ジョイントシートを繋ぐ材料がPTFEを含んであるためであろうと思われる。 従って 回答(1)、(2)のように、うず巻ガスケットを使用するのがベストであろう。 特に蒸気の場合は熱により素材が硬化して割れがキチンとしたボルト締付管理 を行ったとしても生じやすい。交換コストを考えれば多少割高でも気にならん
今手元に資料が無いので記憶で回答しますので、詳細はご自分でお調べ願いたいのですが、 (1)面倒な計算をしなくても良いようにするために規定されているJISですから、流体、圧力、温度が30Kフランジの適用範囲内であれば閉止フランジも30Kの規格品でよいはず。逆に、適用範囲外なら、30Kフランジの選定は設計ミスです。 閉止フランジの市販品はRFしかないとおもいます。 自社で作るならFFでもいいけど、RFのほうがきちんと仕上げる面が小さいからFFより安価かも。 一応、規格フランジのサイズ表が載っているURLの一つを下記します。http://www.nankai-flange.co.jp/contents/catalogList.php (2)板厚計算をして48になったということは250A以上でしょうから、 ジョイントシートではまず漏れます。 回答(1)のかたも言われているように渦巻きガスケットでないとだめでしょう。 http://www.nichias.co.jp/products/seal/gasket/b_gasket01/index.html ここに出ている最高使用圧力のクラスはASMEかAPIが元だったと思います。ざっくり言って、150が10K相当。 なお、このガスケットは基本的に再使用不可ですから開放後に再度試験を行う際には新品に交換するほうが無難です。 蛇足 1.フランジの30Kとはざっくり言って流体の圧力が30kgf/cm2用の規格です。 2.ASMEやAPIはフィートポンド法なので、150は150ポンド/平方インチの圧力で、10kgf/cm2相当(実際には少し高い) 3.フランジや管の各温度における許容応力を圧力容器の構造規格(JIS B8265など)で調べることをおすすめします。 耐圧試験に使う流体はたぶん常温でしょうから、検査圧力の温度補正をする必要があるかも。これは使用している鋼材の許容応力が20℃で100、330℃で50としたら、検査圧力は 4.41MPa(設計圧の1.5倍)×2 (=100/50) =8.82MPaGにしましょうということです。 検定が必要なボイラや圧力容器では必須だったはずです。 4.盲と言う言葉を嫌う人もいますので、閉止フランジまたはブラインドフランジという癖をつけたほうが良いと思います。(BLFFはBlind, Flat Faceの略だったと思います。) 大手では盲という言葉を使わないように教育されているところも有るので、閉止フランジや閉止プラグと言う癖をつけたほうがいいと思います。
使用温度330℃となっていますが、強度計算等では設計温度(ボイラ業界では最高使用温度)がベースになりますので、設計温度が330℃と理解します。フランジの材質は蒸気なのでS25C、SFVC2A程度とします。SFVC2Aがお勧めです。基準となる規格はJIS B2220鋼製管フランジとします。 1)B2220の付表2でブラインドフランジの場合、300A以上は区分がIIとなっています。付表1で、IIは300℃までしか使えません。従って、JIS規格通りのブラインドフランジは使えません。別途、強度計算が必要です。例えば、電気事業法、高圧ガス保安法等で計算することになります。強度計算に使うのは設計圧力、温度(あるいは最高使用圧力、温度)であり、耐圧試験圧力、温度ではありません。許容応力決定時に安全係数として3なり、4を見ていますので、1.5倍程度の圧力アップは気にする必要はありません。BLFFのFFは全面座のことでしょうか。ならば、RFが普通でしょう。 2)T#1120はジョイントシートです。調べた範囲では2Mまでのはずですが、仮に4Mまで使えるとしても、本条件では内外輪付きの渦巻ガスケットが普通です。人によっては外輪だけかもしれません。蛇足ですが、ボルトはSNB7が普通でしょう。