SUS304の赤熱温度について

このQ&Aのポイント
  • SUS304の赤熱温度は何度なのか?
  • SUS304の赤熱温度を明確に知りたいです。
  • 資料を参考にして、SUS304の赤熱温度を教えてください。
回答を見る
  • 締切済み

SUS304の赤熱温度について

輻射を考慮した熱伝導解析を行っています. SUS304が赤熱し始める温度って,明確に分かっているのでしょうか? ご存知の方いましたら,教えてください.参考資料でも大いに歓迎です.宜しくお願いします.

noname#230358
noname#230358
  • 金属
  • 回答数3
  • ありがとう数2

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.3

続きになります。 了解しました。赤熱温度そのものはあまり絶対的な意味を持たないのですね。「赤く見えるという事」に何か物理的意味を持たせようとすれば、全輻射エネルギーに対する赤外比率とか特定のスペクトルの比をとるとかの方法があるのかなと思って伺いました。 ただFEM熱伝達計算で「輻射が効いてくる温度」=「計算に輻射熱を考慮する温度?」を「赤熱温度」とするのであれば、ちと乱暴な気がします。計算の要求する精度にも拠りますが、ある格子点で入熱と出熱に対するそれぞれの寄与が10%程度を超えたら(この数字は勘です)双方を考慮する必要があるのではないかと思います。 製鋼スラブ冷却の例をとりますと、ステンレス鋼の場合普通鋼のそれに比べ、熱伝達係数が低く内部からの熱供給が遅れる為、表面は放射冷却で普通鋼より早く黒くなりますが、実際保有している熱量は大きく冷却に時間が掛ります。 加熱の場合はその逆になります。

noname#230359
noname#230359
回答No.2

回答に質問を書く事になりますが、逆に輻射のスペクトル比で赤熱を定義する事は、一般的にやられている事でしょうか。 先の回答に書きましたように、人間の目では環境や個人差に左右され、「赤熱」自体が曖昧な意味しか持たなくなります。

noname#230358
質問者

補足

当方では,赤熱現象の度合いを観察することは行っていません.高温鋼材の空冷実験の際,電気炉から鋼材を取り出したときに,「まっ赤っ赤だなぁ」と思った程度です. 低温領域の熱サイクル実験で「熱伝達率」を決め,続いて高温領域の熱サイクル実験で「輻射率」を決める,というのが,「FEMによる伝熱問題」のやり方の一つだと考えています. しかしここでいう,「低温領域と高温領域の境界」というのが,曖昧なところで,どこからが高温領域なのか(輻射が効いてくるのか)判断ができないので,それなら「鋼材が赤熱し始める温度」を「輻射が効いてくる温度」と定義しよう,という考えに至り今回のような質問になった次第です. 「輻射のスペクトル比で赤熱を定義する」という話は私は聞いたことがないですね. 「赤熱現象」そのものについて研究するならば,意味のあることだと思いますが,工学分野においては一般的ではないように思います.

noname#230359
noname#230359
回答No.1

輻射能そのものは物質の影響を受けると思いますが、赤熱かどうかは相対的なものではないでしょうか。 製鋼の連続鋳造スラブを台車に積んで運び出す時、650℃位でも屋内では赤黒く見えますが、晴天の戸外ですと赤熱しているようには見えません。 また製鋼用の炉の鉄皮が赤熱したと、夜間に呼び出され、輻射温度計で測ってみると450℃位で、翌朝まで待ってみると特に赤くも無かったという経験が何度もあります。 同じような議論をしているサイトがありましたので、添付します。 http://okwave.jp/qa2546473.html

noname#230358
質問者

お礼

hanzo-Mさま ご回答ありがとうございます. 先日,炉内温度とSUSの表面温度の関係について調査するため実験してみたところ,SUSの表面温度が400℃付近でSUS自身の輻射の影響が出ているのではないかという見解を得ました(まだ予想段階ですが). そこで,SUS自身が何℃から赤熱するのか疑問に思い,このような質問をさせていただきました. 経験に基づく貴重な回答をいただけて嬉しいです. ありがとうございました.

関連するQ&A

  • SUSの熱伝導率の温度依存性について質問です。

    SUSの熱伝導率の温度依存性について質問です。 今伝熱工学の教科書を読んでいたのですが、 ステンレススチールの熱伝導率は温度上昇に従い大きくなるというグラフが載っていました。 ほとんどの固体の熱伝導率は温度上昇に従い小さくなっているのに、 なぜSUSはこのような現象が起こるのでしょうか?

  • 赤熱反応と炎の色について

    炎の色と赤熱反応について検索したところ、下記の記載内容を確認しました。違いとしては炎はそれ自体の色でしょうが、赤熱反応は物体が発光する色という理解で間違いないでしょうか?(色が同じなら炎、物体問わず同じ温度域という印象が強いのですけれども。) 『炎は一般的なオレンジ色の他、様々な色に変化することがわかっています。 一つは温度の高さによって色が変化する現象「色温度」。 色温度は赤色が最も低く約1500度、黄色は約3500度、白は約6500度、青は約10000度〜と変化していきます』と記載がありましたが、 赤熱反応については、『「赤熱」は、600〜800℃に加熱したとき物体が発光する色に由来しています。赤熱反応とは、その温度域での反応を意味しているものと思われます。物質を暖めると周囲に電磁波を放射します(熱輻射)。熱くなるほど電磁波の波長は短くなります。 600℃を超えたあたりから電磁波の波長が可視光の領域(赤外線〜赤色に相当)に入り、目で見えるようになります。温度を上げると、更に波長は短くなり、900〜1000℃ではオレンジ色、1100℃では黄色にみえるようになります。さらに高温になると、白く輝きます(白熱)。』

  • sus303とsus304の高温下での熱伝導率について

     sus303とsus304を治具として高温下(500℃程度)で使用したい状況があるのですがこの二種の熱伝導率の差を教えていただけないでしょうか?参考文献等教えていただけると助かります。 実験レベルでは微妙な伝導率の差があるようでsus304の方が 温まりにくいようですが理論的に正しいのでしょうか? お願い致します。

  • SUSの温度環境による特性値

    SUSの温度環境による縦弾性係数&線膨張係数(の変化)について、具体的な数値を教えてください。  温度環境:20℃(常温)500℃  SUS種類(最低限):SUS304,SUS430   また、参考になるwebページなどもあれば有り難いです。 宜しくお願い致します。

  • 比熱と熱伝導率の温度特性について

    炭素鋼の比熱と熱伝導率をハンドブックで調べると、     温度[℃]、比熱[J/kgK]、熱伝導率[W/mK] 200、514、48   400、586、41 500、648、38 600、707、34 800、623、25 900、548、27 とありました。 このように、温度によって比熱や熱伝導率はどうして変化するのですか? 極大値や極小値があるのはどうしてですか? また、この数値をある解析に使おうと考えており、 各温度の間は最小自乗法で補間しようと思っているのですが、 このような場合、補間は普通どういったものを使いますか? 素人的な質問をいろいろ書きましたが、 詳しい説明を宜しくお願い致します。

  • SS400の赤熱脆化に関して

    SS400(電炉材)を使用して熱間丸リベットを製造(熱間鍛造約1000℃)及びリベット打ち(約900℃)を行ったところ、表面にクラック(割れ)が発生しました。文献を読んだところ、製鋼時のトランプエレメント(Cu及びSn、特にCu)の影響が考えられました。弊社で蛍光X線にて成分を分析したところ、約0.33%のCuが含有されておりました。この材料を上記の加熱条件で加工した場合、赤熱脆性発生する可能性はありますでしょうか。Cuの融点が約1080℃の為、それ以下であれば、影響がないのか、それとも上記の加工温度でも赤熱脆化によるクラック発生の原因になるのか、ご教授いただけないでしょうか。 また、下記HPでは、 http://www.tokyosteel.co.jp/pdf/q3-2-5.pdf の、Cuの部分に〝熱間割れを避ける工夫〟とありますが、 熱間鍛造及びリベット打ち時の工程に流用できるかどうかもご存知であれば教えていただけないでしょうか。 参考文献 https://www.amada-f.or.jp/r_report2/kkr/28/AF-2012026.pdf ポイントは、 ・0.33%のCuでも赤熱脆化の要因となるのか。 ・900℃、1000℃の加熱温度でも赤熱脆化が発生するか。 です。 何卒、よろしくお願いします。

  • SUS310Sの熱伝導率を教えてください

    SUS310Sの評価をするために、伝熱の計算をしようとしています。 そこで物性値として、熱伝導率が必要になったのですが、 100度のときの値は見つけたのですが、それ以外の温度の 場合がわかりません。 700度~1000度くらいまでわかればよいのですが、 この本に載っているとか、ポインタで良いですので 教えて頂けませんでしょうか?

  • ステンレスsus304でいいの?

    カートリッジヒーターに使用されるステンレスsus304は熱伝導率が低いのですが、製造メーカーはなぜこの金属を採用したのでしょうか? 製品上問題はないのですか?

  • SUS304,316,310の熱膨張係数(RT~…

    SUS304,316,310の熱膨張係数(RT~1250℃) SUS304、SUS316、あるいはSUS310の、RT~1250℃の温度範囲における熱膨張係数の温度変化を教えていただけませんか?

  • 金属の輻射

    被加熱物を400度にするためにガスバーナーの炎を直接当てて加温しています。効率を上げるために、囲いを製作しようと検討しているのですが(もちろん完全密閉ではありません)、できれば、断熱性の向上はもちろん、輻射効果も得られればと考えています。 この場合、囲いを鉄製にしたら、600度くらいで赤熱して、輻射効果が得られると聞いたことがありますが、現状のバーナー容量からして、そこまで温度はあがらないと思われます。そこでステンレス製のものをして、鏡面仕上げをしたら、赤熱はしないまでも、鏡面効果による輻射熱が期待できるか?とも考えたのですが、すぐにススにより、鏡面効果は期待できないであろうと予測しています。ステンレスの鏡面による輻射効果は魔法瓶のような燃焼現象がない場合でないと効果はないと思うのですが、ステンレスによる輻射効果は得られるでしょうか?