SUS304のバネ性は焼き戻しをすることで変化するか?

このQ&Aのポイント
  • 焼き戻しによるSUS304のバネ性の変化について疑問があります。
  • バネ性を出すためには焼入れ焼き戻しが通常行われますが、SUS304で焼き戻しを行うとどうなるのか気になります。
  • 質問者の能力が限られているため、焼き戻しの意味や効果について知りたいです。
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SUS304のバネ性は焼き戻しをすることで変化す…

SUS304のバネ性は焼き戻しをすることで変化するか? SP材では通常バネ性を出すために、焼入れ焼き戻しをするようですが、 SUS304で焼き戻しをすると、バネ性はどうなるのでしょうか? 1.やってはいけない 2.変化しない 3.変化する・・・具体的にどういうことが起こるのでしょう? 質問者の能力がプアーなので意味が伝わっているか不安ですが、「焼き戻し をしろ」という指示が間違っているのか、「ちゃんとした意味があるのか」を知りたいのです。

noname#230358
noname#230358
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noname#230359
noname#230359
回答No.1

オーステナイト系のばね鋼は熱処理しない(はず)です。 JIS G 4313 1996 ばね用ステンレス鋼帯を参照してください。 一般論としてSUS304は普通の処理では焼きが入りません。 従ってばね性を出すために圧延で加工誘起マルテンサイトを 生成させているはずです。 これも一般論として準安定オーステナイト系ステンレス鋼を 焼鈍した場合、温度が高くなれば高くなるほど軟化します。 ただし500℃くらいまでは歪み時効によって硬化します。 (有効なばね性を確保できるかどうかはわかりません。) ということでJISにはオーステナイト系の焼鈍規定はなく、 仮に焼鈍した場合は低温の焼鈍であれば硬化し、 高温になるとせっかく圧延した硬化がなくなるということです。 また高温域ではσ脆化によりばねどころではなくなると思います。 『ただし500℃くらいまでは歪み時効によって硬化します。』 は、当然加工してマルテンサイトを導入していることが前提です。

noname#230358
質問者

お礼

ありがとうございました。

noname#230358
質問者

補足

早速の回答ありがとうございました。 参考にさせていただきます。 初めて「技術の森」を利用させて頂き、本当に回答があるのか疑心暗鬼だったのですが、中々おもしろいですね。 以上

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