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学問の分類
学問の分類でよく「文系」「理系」っていわれますが、「人文科学」「社会科学」「自然科学」もありますね。 分類はどのようになっているのでしょうか?
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>学問の分類でよく「文系」「理系」っていわれますが、「人文科学」「社会科学」「自然科学」もありますね。分類はどのようになっているのでしょうか? ⇒そうですね。以前は、この分類だけでした。つまり、大きく二分したい場合は「文系」と「理系」に、おもに大学の一般教育科目の分類のためには「人文科学」「社会科学」「自然科学」に分けていました。(そして、「人文科学」「社会科学」は「文系」、「自然科学」は「理系」ってことになっていました。) ところが、4, 50年前ごろ、文部省(当時)内に「高等教育審議会」とかいう審議会ができて、その答申から「高等教育大綱化」なる法案(?)が発布されました。そして、それまでは比較的重視されてきた一般教育科目が、教養科目としての存在意義を失っていきました。(「イッキョー」とか「パンキョー」と呼ばれて軽視される傾向さえありました。) ただし、それはあながち故なきことでもなかったようで、当時社会が大きくうねりだしていたので、その社会変化に呼応して大学科目のあり方も刷新しなければならない、という一面があったからでした。当時すでに、大まかに言って「学際化」「国際化」「IC化」などの潮流が明確になってきていたのです。 「学際化」:従来の3学科はいわば縦系列の区分だったのでこれを串ざしする観点が人用とされた。その結果、従来の3学科の「どれでもなく、どれでもある」ような人間科学、環境科学、危機管理論などの科目群が現われた。 「国際化」:交通通信の発展に伴っていわゆるグローバリズムが進展した結果、国際関係論、交通・貿易経済論、観光学などが脚光を浴びるようになった。 「IC化」:計算機の改良から発したコンピュータが高速の進歩を遂げた。(日進月歩ならぬ、「秒進分歩」などと言われた。)その応用能力や汎用性から各種PC、スマホ、人型ロボットなどが日常生活に入り込み、コンピュータ・リテラシー、情報科学、IC産業論(ハード・ソフト)などの科目が注目され、発展した。 まとめ:すでに見たとおり、従来の「人文科学」「社会科学」「自然科学」の系列はいわば縦糸だった。そして、新しい「学際化」「国際化」「IC化」の系列はいわば横糸と言える。この両方の糸をうまく組み合わせて今後の「布地」(=学問体系)を考えることがキーポイントになるだろう。
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- f272
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分類する人によって異なっているが,「人文科学」「社会科学」「自然科学」という分類が元になっている。 医歯薬系の学問を自然科学から分離したり,応用科学というカテゴリを立てたりすることもある。 > 学問の分類でよく「文系」「理系」っていわれますが それは学問の分類ではありません。入学試験の区分です。