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江戸の魅力・東京の魔力
- 江戸の庶民的文化と情緒並びにグルメの要素を取り入れ、細密描写は唸らざるを得ない。
- 東京の姿は現代の大都市である一方、私が好きな東京はディープな江戸の一帯である。
- 『鬼平犯科帳』は二代目中村吉右衛門のはまり役であり、最終話となる今夜は、新たな勇姿を見ることができない寂しさを感じる。
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お礼
LOLIPON さん、おはようございます。 随分と御無沙汰ですね、 mikasa さんへの回答で時々御一緒しますが・・。 >以前は、毎回テレビ放送を録画していたものですが、 >最近はレンタルに頼っております。 我が家はですね、朝テレビ欄を眺めて 『鬼平 』 の放映がある時はちょっとした事件なんです、早速録画予約し夫婦して夜を楽しみにしましてね・・。 >吉右衛門さんの鬼平は、 >僕にとっても「理想の上司」であり、憧れでもありました。 配下に見せる優しさと盗っ人共に叩き付けるドスの効いた啖呵、そりゃもうカッコいい、あの人のセリフ回しは惚れ惚れしますねぇ。 >元々、時代劇が好きで、いろいろ見ていましたが、 >古臭さや説教臭さ、いい加減さの目立つ他の作品に比べ、 >「鬼平犯科帳」の完成度は他の追随を許さないものでした。 >スタッフの意気込みが感じられて、いつも圧倒されます。 それなんですよ、密偵の面々にしたところで 相模の彦十 ・ 小房の粂八 ・ 大滝の五郎蔵 に おまさ 他、皆個性が滲み出ておりまして、恐らく時代考証にしても随分気を使っているのでしょう、かつてあった連続時代劇とは本気度が違っていたように感じます。 少しばかり前、衛星放送で 二代目吉右衛門版 『 鬼平犯科帳 』 を、その草創期の作品からずっと流しておりましたが、あれを見ますとねぇ、作品自体の進歩が手に取るように分かります、無論映像の進歩・吉右衛門さんの演技の広がりも込みですが・・。 >江戸の街並み、人々の暮らし、食や色の文化などが、 >隅々までしっかりと描かれていて、その上で、人の心を >グッと掴んでくる語り口に、何度男泣きをしたことか…。 その点はやはり 池波正太郎 さんの功績でしょうねぇ、それはもう詳に入った描写でありまして・・。 無論そこを忠実に映像に反映した、スタッフの努力も称賛されねばなりません。 >切絵図で想像する程度で…、江戸の名残も、今の東京も、 >未だにろくに知らなくて、僕にとっての江戸は >ファンタジーでしかないのですが、池波作品を読むと、 >途端にリアルな世界が立ち上がってくるのが不思議です。 江戸の昔なんて東京生まれの私にだって分からない、ただですね、浅草・日本橋・本所に駒形なんていう・・、 『 鬼平 』 に頻繁に登場してくる地を散策するのが好きなんです。 一口に江戸といってもそれなりに広い、但し私がイメージするディープな江戸は意外と狭いエリア、先ずは隅田川をその背骨とお考え頂きその両岸に目を向けるんです、その先に見えて来るのが現在の台東区・墨田区・中央区に江東区の一部・・、時間を掛ければ歩いてだって回れちゃう。 若き日の平蔵が暴れ回っていた本所周辺にしても、本所松坂町の旧吉良邸 ( 今は公園になってます ) 、その直ぐ目と鼻の先には回向院なんてのもありましてね、 もしまだであれば LOLI さんには是非一度お越し頂きたいものです。 >清濁併せ呑むこの人間観、これに尽きると思います…。 池波さんは、自らが持つ人間観を 長谷川平蔵 に投影させたんじゃなかろうかと思いますよ、若き日の 「 本所の銕 」 が長じて 「 鬼平 」 となる、人間の幅とは真面目一方・遊ぶ一方でも駄目、まさに清濁併せ呑むという点に於いて・・。 それにしても絵文字が無い LOLI さんの文章は、初めて見た気がします、驚きましたねぇ。 回答ありがとうございました。