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押川春波の海底軍艦の小説ですが、言葉の意味

kagakusukiの回答

  • kagakusuki
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回答No.3

 文章の意味も解らずに、文章の一部を文脈が繋がっていない所で区切って切り取っても意味が通じる文章にはならないという事を以前申し上げた筈ですが、何故何度も同じ過ちを繰り返すのですか?  文章の意味が知りたいのなら、ちゃんと全文を提示する様にして下さい。  御質問の作品における原文は以下の通りです。 >今は數年の昔、君は御記臆ですか、汽船の甲板で、私が奇妙なる詩を吟じ、また、歐洲列國の海軍力の増加と、我國の現况とを比較して、富の度より、機械學の進歩上より、我國は今日の如く、啻に數艘の軍艦の多くなつた位や、區々たる軍器の製造にも、多く彼等の後を摸傚して居る樣では、到底東洋の平和を維持し、進んで外交上の一大權力を握る事は覺束ない、一躍して、歐の上に、米の上に、位する樣になるには、茲に一大决心を要する。 > 即ち震天動地の軍事上の大發明をなして、其發明は軍機上の大秘密として、我國にのみ特にあり、他邦には到底見るべからず、歐米諸國も之ある限りは、最早日本に向つて不禮を加ふる可からずとまで、戰慄恐懼する程の大軍器の發明を要すると申した事を、かの時は、君も單に快哉と叫んだのみ、私も一の希望として、深く胸の奧に潜めて居つたが、其後幾年月の間、苦心に苦心を重ねた結果、一昨年の十一月三十日、私が一艘の大帆走船に、夥しき材料と、卅七名の腹心の部下とを搭載て、はる/″\日本を去り、今や此無人島に身を潜めて居るのは、全く、兼て企つる、軍事上の一大發明に着手して居るのです――。左樣、不肖ながら、此櫻木が畢世の力を盡して、我帝國海軍の爲めに、前代未聞の或有力なる軍器の製造に着手して居るのです。  この部分の意味は、 「数年前の事を君は覚えていますか、汽船の甲板で、私が奇妙な詩を詠みながら欧州列国の海軍力が増加した事と、我国の現况を考えると、国力の違いと技術力の進歩の程度の違いにより、我が国は現在の様に、軍艦がたった数隻多くなったくらいで、些細な軍用品(兵器)を製造しようとする場合ですら、彼ら(欧州列国)が製造したものを参考にして模倣している事が多い様では、東洋の平和を維持し、積極的に外交を進める事が出来るだけの国際的な発言力を握る事は到底出来ない、ひとっ跳びにヨーロッパやアメリカを追い越して、その上の立場に位置する様になるためには、ここで一大決心をする必要がある。 即ち世の人々が驚愕するような軍事上の大発明をし、その発明は軍事上の重要な機密とした上で、(この発明品を保有している国は世界中でも)我が国、一国だけとなる様にし、他国では到底見る事が出来ないものとし、欧米諸国も日本にこの発明品が存在している限りは、恐れおののいて、最早日本に対して身勝手な振舞いをする事は出来ないとまで考える程の大兵器の発明をする事が必要であると言った事を、その時は、君もまさにその通りだと叫んだだけである。私もわずかな希望として、深く胸の奧に潜めていたが、その後長い年月の間、苦心に苦心を重ねた結果、一昨年の十一月三十日、私が一隻の大型帆船に、大量の材料と、37名の腹心の部下とを搭載して、はるばる日本を去り、現在この無人島に身を潜めているのは、全く、昔考えていた、軍事上の一大発明に着手しているからなのです――。」 という意味です。 【参考URL】  青空文庫 > 作家別: あ行 > 47.押川 春浪 > 2.海島冒険奇譚 海底軍艦 > いますぐXHTML版で読む   http://www.aozora.gr.jp/cards/000077/files/1323_36134.html

sgypn
質問者

お礼

分かりました。今度注意いたします。詳しく説明してくださって、どうもありがとうございます!

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