その様な現象が起きる原因の候補には幾つか御座いますので、下記のどれが該当する原因であるのかを御確認の上、対処された方が良いと思います。
考えられる原因の1つ目としては、
2015/11/12
と入力した際に、セルの書式設定の表示形式が[文字列]となっていた事が原因で、入力された値が
42320
というシリアル値ではなく、
2015/11/12
という文字列データとなっている場合です。
この場合、元々の値、即ち本来の値が
42320
ではなく、
2015/11/12
という文字列なのですから、後になってからセルの書式設定の表示形式を変更しても、本来の値である
2015/11/12
が表示されてしまうだけとなります。
この場合の解決方法としては、セルの書式設定の表示形式を[標準]か又は[日付]に設定してから、そのセルをダブルクリックしてからキーボードの[Enter]キーを押す等といった方法で、
2015/11/12
という日付を再入力してやりますと、Excelに日付データとして認識されて、入力された値が
42320
というシリアル値に自動的に変換された上で、セルの表示形式に合わせて
2015/11/12
という日付が表示される様になります。
或いは別の方法として、セルの書式設定の表示形式を[標準]か又は[日付]に設定してから、そのセルを含むセル範囲を選択した上で、Excelの置換機能を使用して
/
という文字を同じ
/
という文字に置換してやりますと、「/」を含んだ文字列が入力されているセルの値を入力し直したのと同じ事になりますので、セルをダブルクリックしてからキーボードの[Enter]キーを押す方法と同様に、Excelに日付データとして認識されて、入力された値が
42320
というシリアル値に自動的に変換された上で、セルの表示形式に合わせて
2015/11/12
という日付が表示される様になります。
又、別の原因として考えられる事には、日付を入力した際に
2015/11/12
ではなく、
'2015/11/12
の様に、頭に「'」(シングルクォーテーション)を付けた形で入力してしまったのかも知れません。
頭に「'」(シングルクォーテーション)を付けた形で入力しますと、Excelは入力されているデータを、先頭の「'」を除いた部分の文字列として扱う様になってしまうため、
42320
ではなく、
2015/11/12
という文字列なのですから、後になってからセルの書式設定の表示形式を変更しても、
2015/11/12
が表示されてしまうだけとなります。
その場合、そのセルを選択した際に数式バー上に
2015/11/12
ではなく、
'2015/11/12
の様に、頭に「'」(シングルクォーテーション)を付けた形で表示されますので、この事が原因であるのかどうかを確認する事が出来ます。
この場合の解決方法は、セルの書式設定の表示形式を[標準]か又は[日付]に設定してから、個々のセルごとに日付を入力し直すしか方法は御座いません。(置換機能では頭についている「'」を消す事は出来ません)
又、別の原因として考えられる事には、日付を入力した際に
2015/11/12
ではなく、
2015/11/12
の様に、頭に空白スペースを付けた形で入力してしまったのかも知れません。
この場合、元々の値、即ち本来の値が
42320
ではなく、
2015/11/12
という文字列なのですから、後になってからセルの書式設定の表示形式を変更しても、本来の値である
2015/11/12
が表示されてしまうだけとなります。
この場合の解決方法としては、セルの書式設定の表示形式を[標準]か又は[日付]に設定してから、
2015/11/12
という日付を再入力してやりますと、Excelに日付データとして認識されて、入力された値が
42320
というシリアル値に自動的に変換された上で、セルの表示形式に合わせて
2015/11/12
という日付が表示される様になります。
或いは別の方法として、セルの書式設定の表示形式を[標準]か又は[日付]に設定してから、そのセルを含むセル範囲を選択した上で、Excelの置換機能を利用し、「検索する文字列」欄に空白スペースを1文字だけ入力し、「置換後の文字列」欄には何も入力されていない状態としてから、置換してやりますと、
2015/11/12
などといったという日付を入力し直したのと同じ事になりますので、Excelに日付データとして認識されて、入力された値が
42320
というシリアル値に自動的に変換された上で、セルの表示形式に合わせて
2015/11/12
という日付が表示される様になります。
又、別の原因として考えられる事には、日付を入力した際に
2015/11/12
ではなく、
2015/11/12
という文字列の前後か、途中のどこかに、「印刷されない文字列」の類が付いた形で入力してしまったのかも知れません。
この場合も入力されている値が、
42320
というシリアル値にはなっておらず、文字列データなのですから、後になってからセルの書式設定の表示形式を変更しても、本来の値である「印刷されない文字列」が付いた
2015/11/12
が表示されてしまうだけとなります。
この場合の解決方法としては、セルの書式設定の表示形式を[標準]か又は[日付]に設定してから、
2015/11/12
という日付を再入力してやりますと、Excelに日付データとして認識されて、入力された値が
42320
というシリアル値に自動的に変換された上で、セルの表示形式に合わせて
2015/11/12
という日付が表示される様になります。
或いは別の方法として、もし付いている余計な「印刷されない文字列」が何の文字であるのかが判っている場合には、セルの書式設定の表示形式を[標準]か又は[日付]に設定してから、そのセルを含むセル範囲を選択した上で、Excelの置換機能を利用し、「検索する文字列」欄にその「印刷されない文字列」を1文字だけ入力し、「置換後の文字列」欄には何も入力されていない状態としてから、置換してやりますと、
2015/11/12
などといったという日付を入力し直したのと同じ事になりますので、Excelに日付データとして認識されて、入力された値が
42320
というシリアル値に自動的に変換された上で、セルの表示形式に合わせて
2015/11/12
という日付が表示される様になります。
又、別の原因として考えられる事には、そのセルには関数が入力されていて、返される値が日付データや数値データではなく、文字列データが返される様な関数となっていとなっている場合です。
この場合、元々の値、即ち本来の値が
42320
ではなく、
2015/11/12
という文字列なのですから、後になってからセルの書式設定の表示形式を変更しても、本来の値である
2015/11/12
が表示されてしまうだけとなります。
この場合の解決方法としては、そのセルに入力されている関数を文字列ではなくシリアル値を返す様な関数に訂正してやらなければなりません。
そのセルに入力されている関数が、例えば
=IF(判定式,日付を求める関数,"")
という様な形式となっている場合には、「日付を求める関数」の部分を( )で括ってやった上で0を加算する(或いは1を乗算する)形式の関数である
=IF(判定式,(日付を求める関数)+0,"")
或いは
=IF(判定式,(日付を求める関数)*1,"")
という様な形式の関数に訂正してやれば良い事になります。