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東海道経由と長野経由の違いについて
- 東海道経由と長野経由の乗車券価格にはなぜ違いがあるのか疑問に思います。
- 京都から東京までの新幹線の乗車券には経由地が記載されており、乗車券の経由地が違うと価格も異なるようです。
- 乗車券の経由地を変更すると価格も変わるため、東海道経由と長野経由では金額が異なるのです。
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質問者が選んだベストアンサー
質問者様は、経路が異なっても、発着駅が同じなら同運賃と思い込んでおられるようですが、それがそもそも間違いです。大阪や東京近郊でJRを使ったり、私鉄などを使う場合、距離が短い経路で切符を買って長い経路で乗車しても問題は生じませんが、これは路線や区間を限定した「特例」があるからで、特例条件を満たさない場合は、実際の乗車経路通りの距離で運賃を計算し、その通りに乗るのが大原則です。 もし、購入した経路通り乗車しないのなら、車内・途中駅等で経路変更の手続きが必要になります。(たとえ途中の駅で途中下車しなくても券面経路と異なる経路で乗車すること自体が不正乗車となります) 質問のもととなった切符の表示ややり取りはあくまでも「コミック」中の話でしょうから、実際には現実通りではない可能性が高いです。(というより、他の回答にあるように、改札のチェックがあるので、実際には経路違いの乗車券で新幹線に乗ることは事実上不可能です。) 一応説明していきましょう >しかく京 京都市内 発駅を示します。発駅は通常「京都」など単一の駅名で表示されますが、市内に駅数の多い大都市の一部は、大都市の駅すべての駅を1つの駅と見立てて、○○市内と表示する特例があり、この券はその特例により「京都市内」と表示されています。(運賃は京都駅からの距離で計算されますが、京都市内のJRの駅ならどの駅からでも乗れます。但し、乗り降り自由と言う意味ではなく、市内の駅からある駅をスタートの駅として選べるだけの意味です) >しかく区 東京都区内 着駅を示します。上述と同じ特例により、23区内の駅を1つと見立てています。23区内の駅ならどの駅で降りてもいいですが、その時点で回収され、その続きは乗れなくなります。 >経由:京都 新幹線 ¥8.210 京都から東京まで運賃計算に用いた経路=乗車を認められた経路と、その距離に応じた運賃が表示されています。 コミック中ではこのように書かれていたのかもしれませんが、実際にはこの書き方では不十分で、「京都・新幹線・東京」と表示されるはずです。最初の京都は新幹線に乗り始める駅を、新幹線は新幹線利用を、あとの東京は新幹線を降りる駅を示します。つまり、「京都から東海道新幹線に乗って東京で新幹線を降りるルート」であることを示します。 この経路以外では乗車できません。但し、在来線の東海道本線は東海道新幹線と同じ路線とみなすことができるルールがありますので、東海道線のみで東京に向かうことは可能です。(それをするには、普通や快速を何度も乗り継ぐしかありません) >-11月28日から 4日間有効 乗車券の有効開始日と有効日数を示します。有効開始日は何も伝えなければ切符を購入した日から有効となります。有効日数は、特例条件の場合を除き、100kmまでが当日限り、200kmまでが2日(通用開始日を含みますので翌日まで有効と言う意味)、以降200km超えるごとに日数が1日延びます。 細かいことを言いますが、日付の前の「-」は月が1ケタ(1~9月)の場合のみ表示されます。(手書き時代に1ケタの月に数字を追加する改ざんを防ぐために決められた規定です) >券面表示の都区市内各駅下車前途無効 まず、下車前途無効の意味ですが、単純に言うと途中下車ができないすなわち、改札を出ようとすると切符を回収されて、その続きは乗車できないことを意味します。 そして、前半に「券面表示の都区市内各駅」と付加されていることで、途中下車できないのはあくまでも発駅または着駅の市内にある駅のみと言うことになります。(米原-新横浜の各駅では途中下車ができます) もしかしたら、途中下車自体を知らないかもしれませんね。 途中下車とは、券面記載の経路上の途中駅で改札を出ることができることを意味します。改札を出て、買い物等をしてすぐ改札に入り直してもいいですし、有効期間内の好きな日までそこに滞在して乗車を再開しても構いません。元々、長距離区間は当日のうちに到着できるとは限らなかったため、乗客が任意に買い物・飲食や宿泊ができるようにした制度です。 乗車券は途中下車できるのが原則で、途中下車できないものに「下車前途無効」と表示されます。なお、短距離(有効期間当日限り)の乗車券や、冒頭で紹介した経路を選べる大都市の特例では途中下車ができません。 >京都から新幹線に乗って、名古屋で降りて、長野ル-トを使って東京まで来た 上述のように、券面記載の経路と異なる経路は乗車できません。在来線の列車を利用して、車内改札(いわゆる検札)を受けたり、途中駅で改札を通る(途中下車など)ことがなければ、経路違いはばれることがないかもしれませんが、その場合、「万引きしたが店員にばれなかった」と同じ状況です。 但し、新幹線を使う場合、乗換時に必ず改札があり、特急券と乗車券がチェックされますので、今回のような他経路の乗車電でそのまま通ることはできません。 >それだと乗車券分の金額足りないぞ。東海道だと8210円だけど長野経由は9610円だ 上述のように、遠回りになるとその分高くなることを示します。出典ではどういう状況の発言かわからないけど、長野周りで行くと聞いた友人等が話したなら、単に運賃が違うことを指摘しただけでしょう。鉄道社員が言ったなら、まず運賃が違うことを説明しただけで、その後経路変更の手続きか、不正乗車としての処理のどちらかを行う(圧倒的に前者が多い)ことになります。 経路変更の手続きは、使用開始後の場合、全区間の運賃の差額で計算するのではなく、変更した区間を変更前後の経路で運賃計算し、高ければその差額を請求されます。(安い場合請求なしですが返金もありません。) すなわち、名古屋-東京間の東海道新幹線経由と長野経由の運賃を計算して、その差を請求されます。(もし逆だった場合、返金なし) ただ、実際には、この手続きは精算所の機械で対応できないことが多く、「乗客が経路を誤って購入した」と解釈して、正規の経路の券を新たに作成しそれと交換し、全区間の運賃の差額を請求する便法が多いようです。(記載されていた運賃が正しければ9610-8210円を請求、内部的には元の券を額面通り払い戻しして新たに購入した扱い) 間違っても「手数料を請求した払い戻し」はありえません。
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- Ichitsubo
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精算額が違っているという指摘がありますが、 どの回答も間違いです。 今回のような、乗車券の使用開始後に本来の経路から別経路をたどるような場合、 「方向変更」という変更になります。この変更は「何度でも」できるところが乗車変更と違うところです。 https://www.jreast.co.jp/ryokaku/02_hen/07_syo/02_setsu/04.html こちらにその取り扱い方法が書いてあるのですが、この方向変更では、 元々の乗車券のうち不乗となる区間、変更後に乗車する区間のそれぞれの運賃の差額を支払います。 (差額の払い戻しはありません。) 今回は、 東海道本線経由:金山→東京の運賃=6260円 中央西・篠ノ井・信越・北陸新幹線経由:金山→東京の運賃=7670円 (金山は名古屋市内を、東京は東京都区内を適用) より、1410円の支払いが正当となります。 もっともこれも、名古屋駅までに変更しておかないとルール上ダメですし、 長野駅の新幹線改札でチェックを受けることになります。 それよりなによりも、新幹線特急券:京都→東京を、名古屋→東京の権利を放棄するという、かなりの荒技をやってますね……
お礼
リンク貼っていただき ありがとうございましたm(._.)m こういうご回答 すごく助かります。 ご参考にさせていただきますね♪
- washi-washi
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すいません、読み返してみたら、少し補足が必要でした。 >100Kmを超える乗車券と言うのは、差額を精算できません。 乗車前ならば1回だけ「乗車変更」として扱われ、差額を払えば乗車券を変更できます。今回の場合、使用済みかつ経路が大きく違う為、一旦払い戻し(手数料210円)と作り直しになると思います。 また正規のルートを通ったとしても、東京都区内より先まで利用した場合は、最後の東京都区内の駅起算の乗車料金を支払う事になります(なので差額精算できませんと言う言い方になります)。 >上に書きうつした乗車券を見ていただくと、「『乗る場所』が京都で 『降りる場所』が京都 っていう意味の乗車券」で、それに対して8.120円払ったわけだから東海道ル-トでも長野ル-トでも同じなはず。 この部分で、もう一つ書き足しておきます。 halflowerさんは、身近なところで大阪環状線を思い浮かべたのではないかと思います。確かに京都から大阪環状線を経由してその先(例えば堺とか)へ乗車した場合、大阪環状線を内回り・外回りどちらを利用しても問題はありません。更に言えば、奈良経由でも構わないのです。となると、東海道経由・長野経由でも同じと思われるかもしれませんが全く違います。 京都から堺までの切符を通常の券売機で購入した場合、京都から860円区間となります(最短ルートでの料金計算)。これには「経由地」が書かれていません。よって、どういうルートを通っても構わない事になります(一応常識の範囲内で理解してください)。しかし、質問にもあった乗車券の場合、乗車駅(地区)と降車駅(地区)が書かれている上に経由地まで書かれているので、それ以外のルートが選択できなくなります。 逆に京都から堺までの切符を「みどりの窓口」で購入した場合だと、乗車駅と降車駅が書かれ経由地まで書かれると思います。そうなると、大阪環状線(この場合は内回り・外回りの指定まで書かれないと思います)経由となりますので、それ以外のルートでは使えなくなります。 券売機で購入する事ができる乗車券は、乗車駅から100Km圏内のものです。100Kmを超える切符になると、「途中下車が可能」かつ「乗車券の有効日数が増える」規則が適用されるため、券売機では発売不可能になります。となると、嫌でも目的地と経由地が指定されてしまうのです。 更にもう一つ、目的地までが200Km以上になると、「しかく京」「しかく区」と言うのが適用されます。600Km以上かつ往復乗車券を購入した場合に1割引きになります。600Kmまで少し足りない場合は、わざと600Kmを超える乗車券を往復購入すると逆に安くなりますよ(覚えておくと良いと思います)。 長い補足ですいませんでした。
- washi-washi
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>新幹線の切符を買うとついてくる『乗車券』。 細かいようですが、ここは間違った認識をされています。新幹線の切符と言うのは、あくまで「特急券」です。乗車券あっての特急券ですので、「ついてくる」の認識は間違っていますよ。 >上に書きうつした乗車券を見ていただくと、「『乗る場所』が京都で 『降りる場所』が京都 っていう意味の乗車券」で、それに対して8.120円払ったわけだから東海道ル-トでも長野ル-トでも同じなはず。 違います。経由の欄に「京都・新幹線」と書かれているので、この乗車券では京都-名古屋-静岡-小田原-東京のルート(いわゆる東海道線ルート)が確定されています。長野経由で購入するのであれば、経由欄に京都・新幹線・名古屋・中央(西)・篠ノ井線・信越線・長野・新幹線・・・・等と書かれると思いますので、指定された経由以外の方法で利用するのであれば、それなりの料金が発生します。 ちなみに北陸新幹線と九州新幹線(八代~鹿児島中央)と東北新幹線(盛岡~新青森)以外の路線を使用する場合、手持ちの乗車券と書かれている「新幹線」の部分は併走する在来線(今回だと東海道本線)を利用しても新幹線を利用しても構いません。 >券面表示の都区市内各駅下車前途無効 ←これって、どういう意味ですか? 都区市内と言うのが、あなたの仰られている「しかく京」「しかく区」の事を指します。前者は京都市内、後者は東京23区内の事を差し、この範囲内なら何処の駅から乗車・下車しても料金が変わりません。ただし、乗車地及び下車地が、このような「しかく」になっていると、その範囲内は途中下車できませんので回収されてしまいます。 尚、京都市内から乗車し、京都市内で途中下車する場合は、その切符は使用しなかったものとみなし、別途乗車料金が請求されます。 >『それだと乗車券分の金額足りないぞ。東海道だと8210円だけど長野経由は9610円だ。』 となっていますが、おかしい点が数か所あります。(夢を壊すような感じになります。予め謝っておきます) まず9610円の乗車券と言っている時点で、新幹線の利用が大前提となっています(9610円の乗車券では、新幹線を使う以外に乗車パターンが存在しないのです)。新幹線を利用すると言う事は、長野駅の新幹線改札を抜けなければなりません。この時、「経由が違っている乗車券」は改札を抜ける事ができません。よって、東京駅で精算しているような旨が書かれていますが、実際は長野駅で精算する事になります。 次に精算金額なのですが、8210円と9610円の金額が書かれていますが、実際は1610円が差額となります。 と言うのは、100Kmを超える乗車券と言うのは、差額を精算できません。このケースの様に経由地を変更する場合、JRの精算方法としては、最初の乗車券を210円の手数料を差し引いて払い戻します。よって、8000円が手もとに返り、改めて正しい経由地の乗車券を発行し9610円が請求されます。差額は1400円ではありません。 また、9610円となった時点で、新幹線特急券が書かれていないのも腑に落ちません(最短でも長野から高崎までの特急券を購入しなけといけないのです)。 さらに突っ込ませて頂くとするなら、名古屋から長野まで移動しようとするなら、普通列車で走破するのは極めて困難です(名古屋から松本までは約2時間に1本、松本から長野までは約1時間に1本の割合でしか走っていません)。これを回避するには、名古屋から「特急しなの」を利用するのが一般的なのですが、特急列車ですから当然ながら車内改札があります。特急券の精算や、その時点で乗車券が違っていると見抜かれるはずです。内容的に不自然です。 恐らく、作者はかなり「架空」で物語を書いていると思われます。
僕からは大都市近郊区間について補足を入れておきます。 「大都市近郊区間内のみをご利用になる場合の特例 - JR東日本」 https://www.jreast.co.jp/kippu/1103.html 「大都市近郊区間(JR) - Wikipedia」 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%83%BD%E5%B8%82%E8%BF%91%E9%83%8A%E5%8C%BA%E9%96%93_(JR) 通常のきっぷは実際に乗った経路で運賃計算をします。上記のきっぷですと、 >経由:京都 新幹線 とあり、実際に乗車した経路(利用した路線)が表示されています。つまり、「乗車駅と降車駅だけのきっぷ」ではありません。 ただ、東京や大阪といった、大都市の周りの路線では特例が適用されます。同じ大都市区間内の駅(○:東京⇒品川、×東京⇒仙台)であれば、実際に乗車した経路に係らず、最安値となる運賃で計算します。大都市区間は次の都市の周りで設定されています。東京、大阪、福岡、仙台、新潟。 例えば、「上野⇒横浜」の場合、 「上野」→(上野東京ライン)→「横浜」 「上野」→(山手線)→「神田」→(中央線)→「新宿」→(湘南新宿ライン)→「横浜」 「上野」→(山手線)→「東京」→(横須賀腺)→「横浜」 ・・・などなど。どの路線で行っても料金は変わりません。 これを極限まで利用すると次のようなことができます。 最初は山手線のようなループをイメージしてください。A駅とB駅が隣あっているとします(東京と神田のような)。A駅からB駅に行くには、140円のきっぷ、3分もかかりませんが、逆方向にまわる電車を使えば、57分もかかります。 これを東京エリア内のギリギリのラインを、でっかい環状線に見立てれば、隣の駅まで行くのに、18時間○○分ということが可能です(鉄オタの発想ですが)。 100km以内のきっぷは当日有効、途中下車無効(1日だけ有効、途中下車はダメ)なので、1日内で、途中下車しなければ、関東をぐるっと1回りということもできます。ただ、今はエキナカが発達しているので、改札外に出られなくても、ある程度は回れます。 ※改札外に出られないので、観光スポットはめぐれませんが。 http://noritetsu.net/omawari/2015/03/omawari_rule_1/ まぁでもここまでやってしまうと、ルール違反な気もして来るわけで・・・電車は乗った人の分は間違いなく負荷となって、その分電気食ったり燃料消費したりしている訳で・・・。正確な理由は分からないですが、たぶんこのような理由で、基本的には経路別に料金を計算しているのだと思います。
- tzd78886
- ベストアンサー率15% (2590/17104)
日本の鉄道は基本的には走行した距離で料金を設定されています。ですから遠回りになるようなルートは割高になります。有名なのは広島以東と別府などの大分付近で、北九州を遠回りするようになるので非常に割高です。一部に選択乗車と言って途中下車しなければ一番安いルートの料金が適用される路線もありましたが、最近はほとんど無くなっています。
- nananotanu
- ベストアンサー率31% (714/2263)
すみません 名古屋周りで行くと ⇒ 長野周りで行くと です。
- nananotanu
- ベストアンサー率31% (714/2263)
>券面表示の都区市内各駅下車前途無効 ←これって、どういう意味ですか? 京都市内・東京都区内では途中下車できない、という意味です。 例えば、京都から乗って静岡で途中下車することはできますが、(最終的に東京で降りるつもりで)品川で途中下車は出来ません。あくまで『東京まで』の切符ではなく『東京都区内』迄の切符なので、東京都区内の降りた最初の駅で回収されます。 >経由:京都 新幹線 と、京都から新幹線経由(東海道本線でも、(一部を除いて)同じとみなされる)と明記されているので、名古屋周りで行くと『経由が違う』ことになり、外れた部分(名古屋~長野~東京)は切符を持っていないのと同じですから『別途追加で』払わなければなりません。 なお、作中の「東海道だと8210円だけど長野経由は9610円だ。」の表現は、正しく長野経由で買った場合の乗車券と比較しています(金額が違うのは、距離が違うから)ので、上記『別途追加で払わなければならない料金』は、この二つの料金の差額ではありません(もっと高い)。 >東海道ル-トでも長野ル-トでも同じなはず。 それだと、例えば京都から東京までの切符で、日本海側をぐるっと回って、大旅行することもできることになっちゃいますよね?それを防ぐために (出発地と到着地だけでなく)『経由地も明記される』のです。
お礼
丁寧に教えてくださり 本当にありがとうございましたm(._.)m すごく詳しく書いてくださいましたので BAにさせていただきます。