最近の漫画はなぜキャラのバストアップばかり?

このQ&Aのポイント
  • 最近の漫画ではコマ間の余白が小さく、コマ内のキャラが大きく描かれ、バストアップや顔だけのコマが多い傾向があります。
  • 一方、昔の漫画ではコマ内のキャラは小さく、コマ割りも単純で余白が多く、背景や全体の動作も描かれることが多かったです。
  • この変化は若者がマンガに求めるものの変化や、デジタル漫画ソフトの発展による漫画制作の変化が影響している可能性があります。
回答を見る
  • ベストアンサー

最近の漫画はキャラのバストアップばかりなのは何故?

お世話になります。 時々80年代以前のマンガを見ることがあるのですが、 コマ割りと、コマ内のキャラの専有度の違いが気になっています。 一言で言うと、昔の漫画であればあるほど、 コマ内のキャラは小さく、コマ割りも単純で余白が多いです。 最近の漫画になればなるほど、コマ間(というのでしょうか?)の 余白が小さく、コマ内のキャラが大きく描かれています。 バストアップ、または顔だけのコマが多いです。 また、それに伴い背景や、全体の動作が描かれることが少なくなったと感じます。 つまりキャラの表情・会話だけで話が進んでいっている印象です。 最新のマンガで「温泉街のメデューサ」という作品を観ましたが、 タイトルの温泉街要素は皆無で、頭がメデューサの女子高生が 友達と会話をしながら、いろいろな表情やリアクションをするだけという、 非常に最近の作品らしいと思いました。 逆に、「うる星やつら」といった昔のマンガは、初期であればあるほど バストアップのコマは少なく、コマ内で小さいキャラが動いています。 それに伴い、背景や無生物もよく描かれ、状況もひと目でわかります。 ドタバタした全身の動きが描かれます。 こうした変化は、どういう理由で起きているのでしょうか? 若者がマンガに求めるものが変わっているのでしょうか。 そういえば「のらくろ三等兵」は単純四コマでしたが、 それに「コマ割り」の概念をもたらしたのは手塚治虫でしたが・・・ また、技術的な観点からいくと、デジタル漫画ソフトが発展し、 3Dなどをトレースすることで、アシスタントを雇わなくても 比較的簡単に背景やアクセサリを描くことができるようになったようです。 そのため漫画家は一人で作業することが多くなり、面倒な背景は 自然と省略されるようになった(背景のプロアシが減った)のでしょうか? いずれにしても、90年代まであった、凄い書き込みの自然風景を 見開きで描く、みたいな漫画が減ったように思います。 逆に、映画やテレビでは画面がフルHD、4Kなど高解像度化になって 一枚絵での情報量は増えていますよね。なぜ、漫画だけがそうした流れに逆光し、 キャラの表情やキャラ同士の交流のみフォーカスされるようになったのでしょうか? 私見で結構ですので、お気軽にご意見頂けましたら幸いです。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.2

女子高生って漫画知ってます? 大島永遠さんが書いたのですが、彼女のお父さんは構図の天才と呼ばれてました。 転換点はここあたりだと思います。女子高生の構図と、バツアンドテリーあたりの構図と比較するも面白いかと。 うる星やつらまでは、1ページにいくつのギャグを詰め込むかを編集者が問っていました。なので、大ごまを使うのは限られていました。 漫画を誌面に詰め込むのは、戦中、戦後の紙不足、本の高価さの名残りです。また、安くて薄くて丈夫な紙が作れず、雑誌のページ数に限りがあったことも原因かと。 ラノベの誌面の白さを見てもこの辺の事情は分かります。 文庫本、単行本も、バブル期が終わる頃に、各社の誌面改定が進んで、文字がおおきくなり、1ページの文字数が減りました。それまでは少しでも詰め込まないと売れないと出版社は信じていたんです。新聞もその頃に似たような改定がされています。これ、教科書もです。 漫画家の表現の進化と出版社の商売の都合の両方かと。背景には、読者がお得感より読見やすさを重視した、言い換えると、部数が増えるに連れて、熱心に読む層から読みにくいと離れていく層に対象を広げてきたということかと。

mangafan2020
質問者

お礼

ベストアンサーありがとうございます。 他の方もためになるご回答とご教授を頂きましてありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • catpow
  • ベストアンサー率24% (620/2527)
回答No.1

>>それに伴い背景や、全体の動作が描かれることが少なくなったと感じます。 質問者さんが想像されるように、コマ内のキャラを小さくして、背景をきっちりと書き込めば、書き込むほど、1コマ仕上げる手間と時間がかかります。 そして、「うる星やつら」もそうですし、新谷かおる氏の「ファントム無頼」とか、、大和和紀さんの「あさきゆめみし」、手塚治虫氏の「W3(ワンダースリー)」、もっと古い作品では、1956年の「少女クラブ」で連載された水野英子さんの「銀の花びら」なども、しっかりと背景や無生物などが書き込まれていますね。 >>こうした変化は、どういう理由で起きているのでしょうか? 漫画家さんが、自分の作品をどういう位置づけとして作っているか?読者が何を求めているか?という動機の違いが大きいのではないでしょうか? マンガではなく、文書を書く場合でも、「自分のブログにアップする文章を書く」というのと「有名雑誌から依頼された1ページを埋めるために文章を書く」、あるいは、「長年の自分の知識・経験を元に小説を書く」という場合では、意気込みとか、事前調査、かける時間などが変りますよね? 自分のブログなら、たいした調査もしないで、気楽に数時間程度で書き上げるでしょうけど、雑誌の連載文章とか、小説となれば、しっかりした調査をして間違いがないか調べ、数週間から数ヶ月、小説なら数年くらいの期間を想定して書くでしょう。 たとえば、歴史ものが多い、大和和紀さんであれば、仕事場は多数の文献などの資料が山のようにあるでしょうが、質問者さんが例にあげた「温泉街のメデューサ」を描いている著者は、そんな膨大な資料を用意するなんて考えてないでしょうし、当然、マンガの調査・資料にかかるお金も時間も、あまり大きなものとは考えてないでしょうね。 「公衆便所の壁に書く落書き」程度と思ってマンガを描くのか、後世にまで読み継がれる芸術作品と思ってマンガを描くのか、その意気込みの差ではないかと思います。 同時に、読者としても、マンガを読むのに、「単なる時間潰し作品」なのか「すばらしい芸術作品」と思うかによる差もあるでしょう。 柴田昌弘氏は、「この作品の続編を求める声も多いけど、緻密な帆船が描けるアシさんがもういないから、続編は描けない」なんてことを文庫版のあとがきに書かれていました。 でも、背景を気にしない作家さんであれば、問題なく続編が描けるでしょうね・・・。 >>漫画だけがそうした流れに逆光し、キャラの表情やキャラ同士の交流のみフォーカスされるようになったのでしょうか? 時代の流れでしょうか?たとえば、昔の、大田区産業会館とか晴海で開催されていたころのコミケであれば、「私の作品を見てください!」という雰囲気がサークルに溢れていたものです。 でも、現在のビッグサイトで開催されるようになったコミケでは、「グッズはどうですか!」っていう商業主義、効率主義、金儲け主義が強くなった気がして、足が遠のきました。(まあ、年齢とともに、コミケに行くパワーが無くなったともいえますが・・・) ちなみに、最近のアニメ作品は、本編はどうでもよくて、グッズとか、キャラで遊ぶネタになれば良いという考え方もあるそうですが、そうなれば、キャラの絵さえよければ、本編のストーリなんてどうでもいい話になりますからね。 作品の大きな方向性は雑誌の編集長や担当さんが決めるものだと思いますし、漫画家さんは、彼らの求めるような作品を描くしかないでしょう。 「背景が少ない白いコマ」といえば、紡木さんの「ホットロード」が思い浮かびますが、あの作品がヒットしたことで、担当さんが「あんな作画でもいい」って流れができてしまったのかな?なんて思えてきます。

関連するQ&A

  • 漫画を描くとき

    僕は将来プロの漫画家を目指しています。 ネームを描いてりるとコマ割りは普通だと思うんですが そのコマが人物に顔のアップばかりしか描けなくて 背景を具体的に入れることができないので困っています。 なにか良きアドバイスをよろしくお願いします。

  • 漫画の練習方について

    漫画の練習方について 漫画の絵を一度も描いたことがない初心者にすら及ばない者です。 漫画を描くにあたって最初に行う練習方がいくつかあると思うのですが、やり方が千差万別でどれから手をつければ良いのでしょうか? 正解探しばかりをしてしまいます。 私なりにまとめて見ますと キャラクターの描き方 コマ割りのやり方 セリフ枠の描き方 文字の大きさ 入れ方 擬音の描き方 背景、効果線の描き方 漫符号の描き方 上記を1から勉強する 今キャラクターの描き方を学ぼうと思っているのですが、この時点で複数の選択肢があり、迷ってしまいます。 ・コマは描かず、キャラを全てのパーツを一括で同時書きで練習する(頭や体を全て描く) ・まずは顔だけ、体と分けて勉強して描く。 ・漫画のページをコマ含めてそのまま模写

  • 漫画家になりたいのですが、、。

    わたしは漫画家をめざす中学生です。 小2のころからいろいろ描いているのですが、毎回あまり納得がいく作品ができません。話ももちろん絵もぜんぜん上手くなくて、、。 特に、コマ割り、背景、効果などに苦戦しています。 どのようなものでもよいので、マンガを描くコツみたいなものがあれば 教えて下さい。アドバイスのようなものでもいいです。 描きたいものは少女マンガなのですが、マンガを描くためのコツなら何でもいいです。教えて下さい。

  • アメコミとマンガの違い

    スパイダーマンとか有名どころの作品しか知らないのですが、アメコミを読んでいると、どうも日本の漫画とニュアンスが違うような気がします。昔のアメコミだとコマ割りとかカメラワークが単純で、マンガとの違いがすごくわかりやすいのですが、最近のアメコミはコマ割りもマンガに似ていて違いがよくわかりません(これってアメコミがマンガの影響を受けたということですか?) でも何か違うんですよね なぜかキャラに感情移入できない。作品世界がどこか遠い世界のことのようで、いまいち入り込めない。 まあ外国のやつだから、その辺はあたりまえなのかもしれませんが。 (でもマンガって日本人が描いているのに、世界中で受けてますよね。きっとキャラとか世界観とかへの感情移入を外国人たちはマンガにしているんですよね。) 具体的に、アメコミとマンガはどこが異なっているのでしょうか???

  • 「無表情系」のキャラを教えてください。

    「無表情系」のキャラを教えてください。 涼宮ハルヒの、長門の説明で、「無表情系」という表現が出てきます。 「系」ということは、他にもこのようなキャラはたくさんいるのだろうと思いますが、アニメに詳しくないので、全然わかりません。 エヴァの綾波レイは、無表情系に当てはまりますよね? 他のキャラも、教えていただきたいです。 アニメ・マンガに詳しくないので、キャラ名と、作品名も同時に書いてもらえるとありがたいです。

  • 僕好みのおすすめ漫画おせぇて

    アニメ化する漫画は8割がたが萌えやハーレム系のおそまつな作品ばかり AKB商法と同じく、アニメの中の萌えキャラやショタ子に貢ぐのが現在のアニメ業界の現状です そんなアニメは原作でも手抜きばかり 本当にいい漫画が評価されていない 中身、絵(キャラ)、この2つのどれか1つでも優れていればそれなりに人気が出ると思う たとえば ○中身だけの作品= ワンピ(中身だけを見れば漫画界史上屈指の内容だが、絵がすごく下手で手抜きコマも多々) 花田少年史(中身はすばらしいが、絵が落書き?並み) カイジ(↑に同じ) ○絵・キャラだけの作品= ARIA(正直何がおもしろいのかまったくわからないが、キャラが綺麗・手抜きコマ多数) ブリーチ(護衛隊(?)とかいう12番隊が出るまでアンケート最下位で打ち切りの危機に瀕していた・ 絵がすごく下手・手抜きコマ多・女性キャラが男みたいでかわいくない) 青のエクソシスト(Dグレの焼き直し・中身スカスカ) らきすたけいおん・・・他量産系萌え系 本当にいい漫画とは 僕は先にあげた2つの要素を高いレベルで満たしている作品だと思います 僕のおすすめ漫画は以下 ベルセルク(アニメ化しているが知名度は高くない・絵がとてつもなくうまい 全てのコマに対し一切の手抜きがない・内容もワンピに匹敵すると思う) 龍眼(知名度はほぼない、絵がうまく手抜きコマがまったくない 内容もよい) 無限の住人(絵がめちゃくちゃうまく・手抜きが一切ない 内容は上記2品に比べたら少し劣るか) ヨルムンガンド(知名度低・絵はうまいとはいいがたいが、手抜きがない 内容もそこそこ) といったところでしょうか 僕個人としては「絵・内容を兼ね備え」かつ、「手抜きがまったくない」漫画が好きです というか、絵が下手な人は漫画書くなと強くいいたい 下手でも連載したいなら手抜きをするな!と強くいいたい 長々書きましたが そこらへんの僕の好みを踏まえて教えていただきたい

  • 漫画を書いているのですが…

    漫画を書いているのですが… 漫画家さんなどいたらお聞きしたいです。 私は今漫画を書いているのですが、集中力がなく 続かない状態です。 そして自分の絵を見てすごく嫌になります。 どうしたらあのような綺麗な線、表情、背景が描けるのでしょう? みなさん努力しているのに自分はすごく甘ったるい考えだと分かっています そう思うとなんだか最近絵が描けなくなり 今スランプ状態です。 綺麗な絵とかをみると書きたくなるのですがほんの一瞬です。 描きたくなる→描いてみる→嫌になって破るっと この繰り返しです…自分が情けないです ストーリーも最後がうまくまとまらず、 コマ割りとかもとても見にくいです。 もう諦めようと思うのですが、本心ではすごく書きたいです… 何かアドバイスをくれませんか?

  •  ω この口のマンガのキャラ。

     土曜の午後、どうお過ごしですか?にゃは♪ マンガは、自分で探して今は飽和状態です。 で、局地戦として、 ω この口になるキャラが可愛いと思うのですが、どんな作品がありますか? 数字の3を横にしたというか、 ω も、もっとなだらかな方が可愛いので希望です。 キャラは男でも、女でもOKで、多用していると嬉しいですが、一コマでもOKです。 あとあと、どんなキャラか説明してくれると嬉しいです。 できれば、何巻の大体のページがあると、すっごーく嬉しい♪ ただし、 ω の下に一本線があって、口になっているのは違います。 一筆で、なだらかにカーブしている簡略された口です。 マンガの知識をいっぱい、いっぱい持っている方、お願いします♪^3^ちゅっ

  • マンガのコマ割について不可解な点があります。

    マンガを読んでいると、時折、人物を巨大に描いてあるところで、普通なら大ゴマにすると思われるところで、あえてコマを割ってつけているところがあります。 これでは、コマ割りの線が、「単なる障害物」でしかなく、まるで窓のサン(漢字ど忘れ)越しに向こうの画をみているようで読みにくくなっていることがあります。 ああいった不可解に思えるコマ割は一体何のためにあるのでしょうか? 参考画像は池田理代子作 ベルサイユのばらより。下半分の枠は二人を強調するために必要、としても、この縦の二本のコマ線ってどうしても必要でしょうか? べつに池田先生にケチ付けるわけではありませんが... それともこの線は窓のサン? 鉄格子? 何のための線でしょうか? たぶんコマ割りの線だとは思いますが・・・ 詳しい方、お願いします。

  • 漫画家が共感できるキャラを生み出せれる理由

    漫画の主人公や他キャラの言動に共感できるキャラが読者から見て魅力を感じるキャラになるとよく言われてますが、その理論でいくと漫画家は読者がどんな言動に共感するのかを理解しておく必要があります。つまり、いつの間にか自然と嫌われてしまうような「誰かから共感される言動」が分からない人は漫画家ないしクリエイター全般向いてないということでしょうか? しかし、大変失礼ながら漫画家の方々は社会不適合者の方が多いと感じます。実際、暗○教室の作者やダンダタンの作者等は普通に就職出来なかったから漫画家を目指したと公言しています。また、こちらも大変失礼ながらチェーンソーマンの作者の方は一般的な感性では無い(良い意味でも悪い意味でも狂ってる)と作品を読んで感じます。でも、その一般的な感性では無いからこそ見た事ないような心の奥底が爆発するような作品が作れると思うのです。 では、この方々はどうして人から共感されるような、人から愛されるようなキャラを生み出す事ができるのでしょうか?