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草枕

夏目漱石の草枕の一節、知に働けば角が立つ、情に棹させば流されるとありますが、自分は今それをなんとなく実感してます。 知恵を使って損をしないようただ賢く生きようとすれば情がないと言われ、人に同情すれば利用されたり足下をすくわれることもある、と解釈しています。 100年以上も前の小説ですが、この考えは現代にも通じると思いますか? 屁理屈のようにも感じてしまいます。

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  • e-toshi54
  • ベストアンサー率22% (728/3265)
回答No.2

文の構成的に「うまいなぁ」と思います。例をいくつか挙げて、最後に結論(「兎角この世は住みにくい」)と帰納法で持っていく手法です。読み手は「ふむふむ」と納得せざるを得ないような文章構成になっています。 理屈を言って反論されたり、お金を貸して返してくれない話はドラマや伝聞でよく聞くので納得してしまいますが、実体験では少ないものです。 知恵を働かして物事を理詰めに解決しても、必ずしも角が立つわけではありませんし、同情しながらも自分の立場をしっかり保ち解決策を提案することは充分に可能です。(このサイトでも例は幾つもあるでしょう) 「兎角このは住み難い」から逆算してありそうな事例を挙げているというレトリックがうまいなあと思ってしまいます。 ・・・と「知に働いて」、回答してみましたが、角は立ちましたか? それが答えの一部です。

tmhya1225
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 なるほど、この世は住み難いを納得させるための誘導があるのですね。 言われてみるとそう感じます。 全然角立ってないです。そんなことも知らないのかと言われれば角が立つのかもしれません笑 回答者さまが実体験では少ないとおっしゃられるのは、角を立てないでスマートに解決する方法を身につけておられるからではないかと感じました。 漱石は日本を代表する文豪ですが、教え子の自殺、自身のノイローゼ、家庭内不和と、生き方は器用ではなかったのかもしれないと思いました。

その他の回答 (1)

noname#212854
noname#212854
回答No.1

読んだのは最近ではありませんが、強い説得力を感じました。 つまり、現代にも通じています。しかし、これらは理屈に過ぎません。 自分はそれにつづく「とかくに人の世は住み難い」のほうに実感があります。

tmhya1225
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 住み難い… 100年以上前に生きていた人も同じことを思うんですね。 どの時代に生まれても苦悩がない人なんていないんですかね。

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