吸水する事でハリスが太くなって影響が出そうなのは、まず結び目及び引っ張り強度の低下。
乾燥時においてはナイロンはフロロより引っ張り強度・結束強度は優れてるとされてます。
メーカー実験で20℃の真水に24時間漬けておくと2%弱ほど水を吸い込みよりしなやかになるという傾向があるようです。
10時間真水に漬けていた場合は5%ほど強力が低下するという結果も出ています。
耐光性もフロロより劣っています。
紫外線を連続10時間照射すると強力が50%程度低下するらしく、欠点克服の為にUVコートされたナイロンラインなどが多くあるのは納得ですね。
吸水する事により水中での屈折率にも変化が起こると思います。
その欠点を改善したのがフッ素加工されたナイロンライン、水を弾き滑りが良い事からガイド摩擦が少なく飛距離も出ます。
ハリスは餌に近い部分で魚に違和感を感じさせるものなのでグレやチヌ釣りの人は神経質になるのだと思います。
フロロは優れた特性を持つ素材ですがそれだけで全てを賄うのは難しいです。
しなやかなフロロを作ろうとすれば初期伸度が低下したりしますしね。
ナイロンラインも進化していますがハリスなどの細糸ではやはり伸びと言う部分が欠点となり、一匹釣ったらヨレヨレになったりする事もあるでしょう。
安価と引き換えに手間も増えると言う事です。
それぞれのラインを特性を理解した上で適材適所に使う事が釣糸全体の知識を上げ、釣りそのものを楽しむ事にも繋がると思います。
お礼
回答ありがとうございます。 アタリがとりやすく、径が太くならないんですね。太くなるとハリスが太くなり釣果に影響するということでしょうか?