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機械式時計の針ズレ
最近、10万円台の自動巻機械式時計を買いました。 長、短、秒の針を12時位置に合わせ、秒針が1周すると長針は12時1分を指すのが普通ですが、実際には少しズレて12時00分57秒くらいの位置にいます。 数時間放置し、再度見ると今度は3秒分ほど超えています。 ゼンマイは十分巻いて、時間合わせのときに、戻し合わせをすれば良いと聞いたので、やってみましたが、ダメでした。 これは機械式時計では普通なのでしょうか? もしくは私の買ったものはハズレだったのでしょうか? はたまた、もっと高い(50万円以上)機械式なら、このような現象は起きないのでしょうか? ちなみにもう1つ持っている海外クォーツ(20万円台)は、そのような現象は起きません。 ただ単にこのクォーツモデルはアタリだったのでしょうか? 皆さまがお使いの機械式時計は如何でしょうか? ご回答宜しくお願い致します。
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- マレンヌ(@Marennes)
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初めまして。拙い知見と経験ですがよろしくお願いします。 >秒針が1周すると長針は12時1分を指すのが普通ですが、実際には少しズレて12時00分57秒くらい >数時間放置し、再度見ると今度は3秒分ほど超えています >時間合わせのときに、戻し合わせをすれば良いと聞いたので、やってみましたが、ダメでした。 ★結論から ・時間合わせの手法がその時計(ムーブメント)の構造や作動傾向にあっているか? ・個体差によるものか? です。時計のタイプ(メーカーやムーブメント、3針やクロノグラフ)、新品か中古か、メンテの有無や使用歴(生産歴)にもよります。 ”戻し合わせ”→(少し分針を進め戻して正規の12:00:00)に合わせての結果と理解しましたが相違ないでしょうか? ★一つ、即申し上げられるのは、分針の調整として”戻し合わせが全てではない”事です。 メーカーによって構造から”戻し合わせ無しのオンタイム”、”先送り”(実際分針が動くのに○秒のラグが生じるので見越して分針を進ませ設定)と、ムーブメントのタイプで様々です(オメガ、SEIKO、ブライトリング他実際取説やモデルに対しての意見をメーカに確認もしました)。 アンティーク時代のムーブメントの傾向、新旧問わず構造等でモデルやコンディションにもよりますが戻し合わせ、オンタイムの経験が主ですが、一方構造によって違う場合もあります。 余談ですが分針合わせ方の話で海外の時計メーカーは案外アバウトなところもあります。戻し合わせをするも何も指定がない場合もあります(実際某日本代理店アフター問い合わせ経由ですがメーカー質問しても明確な回答にならない例も過去あったそうです(そこまで細かくないらしく・・・日本人らしい疑問?と解説より))。 貴方の時計メーカー・ムーブメントとその構造で扱いが変わります。 ★”戻し合わせ”のタイプ(構造)ではないとしてみた場合も含めた確認として一例で (1)時計を平置き、仮に”ゼロ時ゼロ分”でオンタイムの時間調整(戻し合わせ無し) ・1分後~数分~1~数時間後の、文字盤のインデックスと分針の位置の違い具合(誤差)を見ます。 (2)これで分針が仮にある一定の誤差がある(”遅れる”)場合 分針が調整後タイムラグで後から動く構造のタイプ (ランニングを続けて、例えばいつもずれが57秒近傍の分針の位置になってる) (3)これで分針が仮に”ほぼ変わらない”場合 分針をオンタイムで設定するタイプ ここで(2)の場合、貴方の試された”戻し合わせ”ではない”先送り”で同期させる調整タイプの構造と考えられます。 >はたまた、もっと高い(50万円以上)機械式なら、このような現象は起きないのでしょうか? 前記の様にムーブメント次第なので、価格とは別の場合もあります。ただし後述しますが、ムーブメントの分針の歯車の精度的な問題か(1)で確認し他の分で狂いが一定でない場合、文字盤の製作精度の問題もあります。より精度や構造が緻密なムーブメントや文字盤のインデックス・プリントの精度が高い場合その誤差が少なくなる傾向と存じますが・・・。 >海外クォーツ(20万円台)は、そのような現象は起きません。 クオーツも実際は水晶発振子の振動数を元に秒単位の時間を制御し動力(ステップモーター)を制御し歯車を駆動し時を表示します。 駆動方法は違えど、そのモデルによりますが、一般的には機械式同様に歯車・歯車系統(輪列)の精度や構造、調整によって針の動きが出ますし、文字盤の表示精度とともに、それなりかと思います(あまり海外クオーツ(特にお手持ちの高級な価格帯)は経験がないのと、周囲だけですがオメガ・ロンジン等のスイスクオーツ式時計で使用歴10年以上のモノでも目に余る程の違和がなかったため)。 クオーツ式の方が一般論ですが構造上”戻し合わせ”のパターンが多いと存じます。 ♪ーーーーー♯ーーーーー♭ーーーーー♪ 拙い解説ですが私的部分含みますが以下・・・ 時間調整時に誤差が出るのは歯車の組み合わせ(輪列)のそれぞれのかみ合わせの余裕(名称:あがき、またはバックラッシュ)によるものです。構造によって分針を動かす歯車の構造が直接的な輪列と別の輪列を追加したタイプがあります(メーカーやムーブメントによる)。これで分針の歯車と関連する歯車のバックラッシュ→針のスタートからの動きの程度が変わります。 上記で(2)は構造上”戻し合わせ”でバックラッシュをとるタイプと、分針を”先送り”するタイプがあります。これは分針部分の構造によるもので、”先送り”のタイプ(構造)の場合、分針をジャストに”戻し合わせ”しても分針の作動する時間に微細な誤差が出ます。ごく一例ですが実際自分の時計(クロノグラフ含む)、またブライトリング等も確認した際、そうした傾向・調整法でした。 参考解説例 http://www.studiobreitling.com/mechanism/ajast/example1.html (ブライトリングの解説例ですが最後の”分針を合わせるコツ”を参照ください) https://www.seiko-watch.co.jp/support/function/operation01.php (オンタイム調整の参考事例) よって貴方の時計の分針を ・オンタイムで調整 ・分針が動き出すタイムラグ(○秒)を予め考慮し分針をその位置に”先送り”しておく調整 のどれか?と先ず考えます(戻り合わせの調整がうまくいかないので)。 もし記載された調整内容が”オンタイム””戻り合わせ”両方の結果で、最初分が遅れている場合・・・”先送り”タイプの方法と推定しました(ブライトリングのような調整方法)。 ちなみに、このタイプで”戻し合わせ”しても実際分針の動きはその後も微妙にずれる事があります。 (モデルやムーブメントの構造によりますが・・・このタイプの手持ち他で何度も試したけど同様ですが、ごく狭義・個体差もあるのですが) そして仮に、分針の誤差が一定の時間で経過(1時間ごと等)で相違(明らかなばらつき・分単位の誤差)が出る場合は元々の分針を動かす歯車・軸周りの精度・調整も考えます。 (この事例の確証性はメーカーやプロの時計師に伺う、ムーブメントを診てもらうしかないと思います) 長文愚答ですが参考になれれば幸いです m(__)m
- kia1and2
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自動巻き機械式愛用ですが、秒針が常に動いていて、正確な時間合わせなどできないですよ。そもそも、秒単位にこだわらない悠々自適な人が愛用するもので、月に2~3分くらい狂っても平気って気持の持ち方。高価でも、昔の精密な機械式をこよなく愛している人向きです。 クオーツなら1万円のもでも50万円のものでも、同じような正確さです。それでも、安いのは、文字盤の印刷で正確さはなしで、長針をよく見ると、秒針が12時位置でも、かなりずれているのが多いですね。
- yuyuyunn
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こんばんは 歯車の遊びがありますので 説明書に注意事項が書いていなければ 針を進めて少し戻して見てください 誤差が少なくなると思います あとは文字盤(時間の数字が書いてあるところ) と機械、針は別々に作って組み立てますので 印刷のずれなどもあることがあります
- cutustia
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10万円台の時計はいわゆる高級時計ではないですね。その辺のクラスではあまり制度がよくない物がありますね ちなみにどこの時計ですか?